またまた恋しちゃったおじいちゃん

本コーナーで前回は、72歳の老人が主人公の小説について書きました。

松本清張1964年に発表した『筆写』という短編です。今から56年も昔の作品ですから、当時と今では老人の定義も異なるでしょう。

今は少子化によって若年層が減り、人口のピラミッドがアンバランスになっています。そのことで年金制度を維持するのが難しくなりました。それもあって、政府は70歳を過ぎても働くことを推奨しています。ですから今は、70歳過ぎた人でも老人扱いが許されない環境です。

それは別にして、清張の作品で、また、老人が登場する作品に出合いました。『生けるパスカル』という中編集を、Aamzonの電子書籍、Kindle Unlimitedの利用で読みました。

この中編集には、『生けるパスカル』のほかに『六畳の生涯』が収録されています。1冊を2作品で分け合う体裁で、老人が主人公の小説は『六畳の生涯』です。

2002/04/07 らんぼうさん母への想い

来月の「母の日」(5月の第2日曜日。今年は5月12日)まではまだ間がありますが、昨日の日経新聞に、シンガーソングライターのみなみらんぼう氏(1944年12月13日宮城県栗原郡志波姫町出身。法政大学卒業後、ラジオ台本作家を経て1971年『酔いどれ女の流れ唄』で作詞・作曲家デビュー。1973年には『ウイスキーの小瓶』で歌手デビューも果たす。作詞作曲した『山口さんちのツトム君』はミリオンセラーとなる)が母への想いを綴った一文が載っていました。

https://youtu.be/tihHNnVkZwk

「青春の道標・母の死 悲しみの夏」と題された文章がソレです。

2009/04/28 正直な人だった手塚治虫

手塚治虫と聞いて、どのようなイメージと共に手塚さんを思い出すでしょう。今や、手塚治虫といえば、“漫画の神様”と祭り上げられ、下へも置かぬ扱いです。

たしかにそれだけの価値がある人物で、私も手塚治虫は、作品世界以上にあの人物像が好きだったりします。あれだけの人物はそうそういないであろうと考えることもあります。

その一方で、世間に流布する一面的すぎる手塚治虫像に居心地の悪いものを感じたりするのもまた事実です。しかし、テレビで手塚さんの特集が組まれますと、誉め上げるだけで、居心地の悪さの理由について語られることは多くありません。

その点、先週、NHK衛星第2で放送された「週刊・手塚治虫」は見もの、聞きものでありました。

この番組では、毎週ゲストをひとりお迎えし、手塚治虫と作品について語ってもらっています。その日(24日)ゲストにお招きしたのは、映画監督の大林宣彦さんです。

2008/7/17 創価学会の理論的支柱だった原島嵩

「原島嵩(はらしま・たかし)」という名前を見聞きし、創価学会の関係者ならいざ知らず、一般の人で「ああ、あの原島さんか」とすぐにわかる人はごく少ないのではないでしょうか。

一般人のひとりであるσ(^_^)私もまったく存じ上げていませんでした。その死亡記事を載せた記事(『週刊新潮』2008年7月24日号)を目にするまで。

「創価学会の理論的支柱」(元創価学会広報部副部長・小川頼宣氏の証言)的人物であるのなら、その訃報を主要新聞が取り上げて然るべきと考えますが、なぜか、どの新聞にも死亡記事は載っていないそうです。その原島さんがこの6日お亡くなりになっています。享年69歳だそうです。その関連で調べていましたら、父親の宏治氏は55歳で亡くなっています。しかもウィキペディアには「急死」とあり、何か引っかかるものを感じます。なお、この宏治氏は、公明党の初代委員長を務めているそうです。

私はまったく知識を持ち合わせていませんでしたが、そもそも創価学会という新興宗教団体は、日蓮正宗(にちれんしょうしゅう)の信徒団体なのだそうですね。

2001/11/26 デジ紀信

スポーツ新聞(スポーツニッポン←たまにスポーツ新聞をサービスで置いていってくれるのです(^-^))をパラパラとめくっていると、女性のヌード写真が目に入りました。

そのヌードの女性は、上半身裸で顔にはサングラスをかけ、下半身は共に黒いレザーのショーツとブーツだけを身にまとっています。

問題は撮影場所ですが、この寒空の中、都心上空のヘリコプターの中です。しかも、サイドのドアは全開にされ、モデルは肢体を半身外に乗り出した形で写真に収まっています。よく見たら、寒さと恐さで鳥肌が立っていたりして(^_^;

それでそれで、この写真を撮った写真家は誰かといえば、、、「やはり、そうでしたか」。篠山紀信(しのやま・きしん)でした。

2015/08/11 横尾忠則の「美しい」を形にした大阪万博パビリオン

時代を象徴するようなことがありますと、何年経ってもそれを繰り返し振り返ります。先の大戦がその象徴ですが、戦争が終わって今年が70年目にあたります。

それがあって今年で45年経つものがありますが、何が思いつかれるでしょう。当然のように、45歳以下の人には遠い昔の出来事に感じられるでしょうが、今から45年前の1970年といえば、「大阪万博(日本万国博覧会)」があった年として多くの人に記憶されています。期間は、同年3月14日から9月13日までの183日間です。来場者数が【6421万8770人】だったことから、どれほどの熱狂に包まれたか想像できるであろうと思います。

万博の会場に選ばれたのは、大阪の吹田などに広がっていた千里丘陵です。ここに、100を超えるパビリオンが立ち並び、その周囲をモノレールが走り、さながら“未来都市”が出現したかのように見えたでしょうか。

本日は、その万博会場でひときわ目を引いたであろうパビリオンをデザインした人の話を書くことにします。日経新聞には日曜日の紙面で2ページを使った美術コーナー「美の美」があります。このところは「戦後70年」と題した連載をしていまして、9日分は第6回にあたります。

見出しは「若者たちの大阪万博」です。

恋するおじいちゃん

相変わらず松本清張の世界に浸っています。

私はAmazonの電子書籍で本を読むことが主となりました。年初の3日から6日だったと記憶する期間、Amazonの電子書籍を2冊購入で10%、3冊であれば15%、5冊以上で20%分のポイントが還元されるサービスが提供されていることを知りました。

それを早速利用し、上下2巻の『砂の器』を手に入れました。これだけで10%のポイントですが、ついでだからともう1冊購入しました。それは、短編集の『張込み』です。

結局この3冊で終わりましたので、15%のポイント還元になります。3週間ほどでポイントの獲得ができるようです。

この3冊とは別に、Kindle Unlimitedを利用して1冊追加しました。

このKindle Unlimitedとは、月額980円で対象の本を追加料なしで読むことができるサービスです。過去に何度か利用したことがありますが、対象の本が多くなく、利用を止めていました。

それが昨年12月、月額99円で3カ月(だったかな?)のキャンペーンがあり、申し込みました。ということで、3月はじめまでは、このサービスが利用できます。

『砂の器』を読み終えたときだと思いますが、AmazonのKindleのページへ行くと、Unlimitedを利用して清張のある本が読めると紹介がありました。それは、『内海の輪』という本でした。