五輪マラソン会場変更騒動に見る旧態依然のマスメディア

世界中を見渡して、日本国民ほどマスメディアの煽りに無抵抗の国民はいないかもしれません。

個人的には確認できていませんが、漏れ聞く話によりますと、欧米では日本ほどノーベル賞受賞に大騒ぎすることはないそうです。それに比べて日本ときたら、受賞する前から、たとえばノーベル文学賞を受賞するのではないかと村上春樹氏に注目することを何年も繰り返しています。

そしてもしも村上氏が受賞するようなことになれば、国を挙げて大騒ぎするつもりでしょう。このあおりを仕掛けるのは日本の出版界であり、マスメディアであり、大手広告会社の電通であり、受賞を我が手柄のように利用したい安倍政権であったりするのでしょう。

この秋に行われたラグビーワールドカップの騒動を見ても、いかに日本国民の多くがミーハーであるかわかります。それまでラグビーに関心がなく、ルールも知らなかったような人までが、自国の勝利に固唾を飲んだりしています。

私はこの手の馬鹿騒ぎが大嫌いです。煽り連中の術中にはまり、彼らの掌の上で騒いでいる人たちがバカらしく見えて仕方がありません。

こんな日本国民が大好きなフェスティバルが五輪です。これもまた、世界で最も日本国民がこの馬鹿騒ぎが好きとされています。そろそろ浅はかさに気がつきませんか?