COVID-19空気中に最大3時間

新型コロナウイルスCOVID-19)について、18日、世界保健機関(WHO)テドロス・アダノム事務局長が、「全ての人が感染する可能性があると考えて準備してほしい」と警告を発しました。

今は欧米で感染が拡大しています。今はまだ、南米アフリカからは目立った感染報告がありません。もしかしたら感染が確認されていないだけかもしれません。

WHOのテドロス事務局長の警告を聴けば、南米やアフリカでも流行すると見ていることになります。

これらの地域は、欧米などに比べて、感染を予防する観点では危うさを持つような気がします。これらの地域で爆発的に感染が広がった場合、人類にどんな未来が待つでしょう。

家でとっている本日の地方紙に、COVID-19の感染に関する情報が出ています。

これは既に見聞きしたものでしたが、ウイルスがエアロゾルの状態になることで、感染のリスクが広がる可能性を伝える研究結果を報じたものです。同じ内容のニュースがNHKのサイトにもあります。

米国国立衛生研究所(NIH)などのチームが、18日までに発表した研究結果です。

これまでは、接触感染への注意が喚起され、それだから日本などでも、手洗いの必要性が訴えられてきました。

今回発表されたのはエアロゾルによる感染リスクです。

新聞の記事によれば、感染者がせきやくしゃみをすると、ウイルスが飛沫によって空気中に排出されるのだそうです。このときのウイルスは、直径が0.005ミリほどで、1~2メートルほど飛びますが、ウイルス自体の重さによって、短時間で落下するそうです。

一方、ウイルスが、エアロゾルと呼ばれる微粒子状になると軽いため、空気中に漂う時間が長くなるということです。最大で3時間後に検出される場合もあり、感染能力を保持することが確認できたそうです。

せきやくしゃみによって吐き出される飛沫が0.005ミリ程度の大きさで、エアロゾルはさらに微粒子になるということですが、新聞の記事には、微粒子の大きさがどの程度かは書いていません。

こういう研究結果を見ますと、今更ながらにマスクの有効性を信じる人がいるかもしれません。しかし、微粒子ということですから、おそらくは、市販のマスクでは、繊維が粗すぎるため、鼻や口への侵入を防ぐことがほぼ難しいように考えられます。

医療現場で使われるサージカルマスクであれば効果が期待できるのかもしれませんが、一般の個人には入手が難しいかもしれません。また、手に入れられても、繊維の目が詰まっているでしょうから、息苦しさを感じ、長い時間使うのは難しく感じられます。

新聞の記事には、何かに付着したウイルスが、想像以上に長く感染能力を保持することも伝えています。記事では、以下の4つの素材について書いてあります。

  • プラスチック【72時間】
  • ステンレス【48時間】
  • 銅【4時間】
  • 段ボール【24時間】

いずれも身近なものです。台所の流し台やドアのノブはステンレスで出来ているものが多いでしょう。電車やバスの手すりもステンレスであろうと思います。

これらの研究結果を知りますと、WHOのテドロス事務局長の「全ての人が感染する可能性があると考えて準備してほしい」という注意喚起は頷けます。

ただ、感染のリスクは誰にでもあるから準備しろといわれても、公共の場のありとあらゆるところにウイルスが付着している可能性があります。また、空気中にもエアロゾル上のウイルスが漂っている可能性もあります。ですので、正直な話、防ぎようなないように思えます。

多くの場合で、若い世代は軽症で済みそうですが、高齢で、持病のある人は、外へ出るのが恐ろしく感じている人もいるかもしれません。

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