岡本綺堂の『半七捕物帳』に『雷獣と蛇』という短編小説があります。
現代の日本で、「雷獣(らいじゅう)」が存在すると信じる人はいないでしょう。しかし、江戸時代は、庶民ばかりでなく、知識層もそれを大真面目に信じていたらしいです。
そのあたりについてGoogleのAI Geminiに訊き、次のように教えてもらいました。
1. 「雷と一緒に空から落ちてくる」と信じられていた
当時の人々は、激しい雷雨のあとに山林や木の下で変わった動物(ハクビシン、テン、イタチ、あるいは奇形の家畜など)が見つかると、それを「空から雷と一緒に落ちてきた雷獣だ」と考えました。
「雷が鳴っている間は激しく暴れ回り、落雷の衝撃で気絶して地上に落ちてくる」という具体的な生態(?)まで信じられていたのです。
2. 幕府の役人や学者も大真面目に記録していた
庶民の噂話だけでなく、当時の知識層や役人も記録を残しています。
- 公式な目撃・捕獲記録: 江戸時代の随筆(エッセイ)や地方の記録には、「〇年〇月〇日、どこどこの村に雷獣が落ちて生け捕りにされた」という記述が大量に残っています。
- 見世物小屋での大人気: 実際に「捕獲された雷獣」と称する動物が、江戸の街で見世物(みせもの)として公開され、庶民がこぞって見に行きました。中には高額で取引されたケースもあります。
- 医学書や博物学書への掲載: 当時の最先端の科学・博物学の書物(『和漢三才図会』など)にも、ニホンザルやカワウソなどと並んで「雷獣」が普通の動物として分類・紹介されていました。
3. なぜそこまで信じられたのか?
理由は主に2つあります。
- 「ハクビシン」などの誤認: 当時、日本にはまだ珍しかったハクビシンなどの外来種、あるいはテンやタヌキが、激しい雷雨に驚いて木から落ちたり、落雷のショックで死んでいたりしたのを、人々が見慣れない獣=雷獣と結びつけた。
- 電気という概念がなかった: 「なぜ空から凄まじい光と音が鳴り響き、木が裂けるのか」という理由を、当時の科学では説明できませんでした。そのため、「目に見えない強力な獣が空を飛び回って暴れているからだ」と考える方が、当時の人々にとっては自然で納得のいく解釈だったのです。
私は、綺堂の『雷獣と蛇』を読み、それらしいモノが登場するトコちゃんの動画を考えました。そして、作ってみました。
私自身、雷獣がどんなものか、思い浮かべることができません。ですので、生成された動画に映っているのを、一応、雷獣ということにさせてもらいます。
舞台を江戸時代にしたので、トコちゃんが和服姿で登場します。髪型はいつものお団子ヘアです。江戸時代にこんな髪型をしていたら、ほかの人からどんなふうに見られたでしょう。
AIは例によって、いろいろとおかしな動画にしています。雷獣が登場するクリップには、舞台だ江戸時代なのに、電柱と電線があります。
それもひっくるめて、「トコちゃんが見た夢」として、大目に見てください。
台風6号が、九州から本州の南岸を通過する予報です。関東は、明日、その影響を受けそうです。台風の進路によっては、雨風が強まるでしょう。
その時間、雷も予想されています。雷獣でなくても、落雷による被害が少ないことを望みます。
