男女の性事情あれこれ

今回は、いくつかの事例を見ながら、男女の性事情について自分なりの見方を書いてみます。

きっかけは、23日の産経新聞で見つけた記事です。同紙には「人生相談 あすへのヒント」というコーナーがあり、各界の著名人が、読者から寄せられた人生相談に答えます。

今回の相談者は、40代の女性で、相談に対応するのは漫画家の柴門ふみ氏です。

相談者の女性は主婦で、結婚して20年になると書いています。今は婚期が遅れ、30代になっても未婚の男女が少なくありません。相談する女性は10代後半に子供を産んでいるそうですから、その点では、昨今の結婚事情の中で異色の存在といえましょうか。

この女性の相談は、夫とのセックスがないことです。

相談文を見ますと、子供が生まれると、夫とのセックスする気が薄れ、夫に求められても拒否する態度を採ったそうです。

夫は今も好きだそうですが、異性と意識することはなく、「もう一度一緒に寝ることは考えられません」と書いています。

家庭生活に問題はないものの、この先も今の状態を続けることに不安を感じ、「セックスレスのまま一生を過ごすのは夫婦として欠落しているのか」と自分の中の不安を投げかけています。

この相談について、回答者の柴門氏は、割と常識に答えています。

夫婦の数だけ異なった事情があるものであり、相談者の夫がどのような気持ちでいるかわからないものの、家庭に波風が立たず、平穏が保たれているのであれば、今のままでも良いのではないか、という考えをはじめに書いています。

未婚の私ではありますが、私も同じような考えを持っています。

考えてみますと、男女のセックスというのは、極めて猛々しい行為です。セックスを性交に限りますと、少なくとも男女は下半身の衣服を脱ぎ、男性は男性器を勃起させ、相手の女性の女性器に出し入れします。

その行為だけを見ますと、普段は知的な仕事をし、その分野で認められるような人であっても、していることは、動物の交尾と変わりません。

この行為を人間も手放さないのは、自分の子孫を残す考えが根本にあるといえます。逆に考えますと、すでに二人の間に子供がいるのであれば、生殖のための交尾はしなくてもよくなります。

女性といっても十人十色でしょうが、一般的に、母性本能の強い女性ほど、自分に子供が生まれれば、夫よりも子供に愛情を注ぐようになるでしょう。

動物の世界も十人十色といいますか、“十匹十色”(?)で、個体ごとに考えも行動も違うでしょうが、性交と子育ての行動は似たようなものかもしれません。

もっとも、動物の場合は、生涯に一匹や二匹の子供が授かったらそれで終わりというのではなく、その子供が成長すれば、同じオスか別のオスとまた生殖活動をし、子供を育てるというようなことを繰り返したりするのでしょう。

人間の世界にもそうした人間がいることはいますが、標準的な男女であれば、生涯にわたってそうしたことを繰り返す人は稀でしょう。

であるとすれば、すでに子供のいる夫婦が、生殖のためのセックスが減るというのは自然の摂理のように思わなくもありません。

欧米の男女も人それぞれでしょうが、漏れ聞くところでは、あちらでは年齢を重ねても夫婦は交わることを続けるカップルも少なくないようです。

今回相談した女性は、世の中の夫婦の夫婦生活を想像し、それに比べて自分たちがどうなのか心配になっているのかもしれません。しかし、こればかりは、他の夫婦と比べても仕方がないように思います。

仮にそれを知ったとして、それに倣う必要もないでしょう。

性欲というのは、人によって大きく変わるものだと感じさせる記事を見ました。それは、テレビ東京の人気アナウンサーという 鷲見玲奈氏(29)についてのものです。

今日見た記事には、少し衝撃を受けました。といいますのも、同局の先輩アナウンサーとカラオケでいちゃつき、ついには一線を越えたと書かれていたからです。

これは、昨日発売になった『週刊文春』で報じられたことだそうです。

記事を読みますと、2年前のある日、鷲見氏は、同局の先輩アナだった増田和也氏(37)ほか、後輩の女子アナを含む社員数人で、会食をしたそうです。それが都内のカラオケボックスだったようです。

私はカラオケボックスというのは利用したことがありませんが、そこで“会食”というのが、貧乏くさいように感じてしまいます。これは私の意識がずれているだけで、当たり前のことなのでしょうか。

それはともかく、お酒が入ったことで、ボルテージが上がっていったのでしょう。カラオケボックスですから、代わる代わる歌を披露したりしたのでしょう。

昨今の若手は宴会に誘われても平気で断り、年末に付き物とされた忘年会への参加率が昔に比べて圧倒的に下がっている、と昨日の朝日新聞も報じていました。

その一方で、気心が知れた友達同士の集まりは盛んだそうで、その場がカラオケボックスだったりするのでしょうか。

それはいいとして、問題はそのあとです。先輩の増田氏は既婚者で、子供が二人いるそうです。ちなみに、増田氏の妻は、NHKでアナウンサーをする廣瀬智美氏(38)です。

廣瀨氏といえば、ロンドン五輪の開会式で中継をしたように記憶しています。私は五輪嫌いで、開会式も見ていませんが、この開会式ではアクシデントが起こり、ネットの動画共有サイトのYouTubeで該当する動画を見ました。

それを確認したことで、その大会の開会式を武田真一アナウンサーと廣瀨氏が担当していたことを知りました。

そんな廣瀨氏を妻に持つ増田氏が、酒で気が緩んだのでしょうか。後輩アナの鷲見氏が増田氏にいちゃつき始めたそうです。これが、どの程度のいちゃつきなのか、記事だけではわかりません。

それで済んだらまだよかったでしょうが、このあとに、信じられない展開が待っていたのでした。

一緒に会食した同僚が「数人」とあるだけですから、正確な人数はわかりません。また、それに参加している男女比もわかりません。鷲見氏の後輩の女子アナが含まれていることはわかります。

また、「社員」には若手の男性社員がいたのかも、記事では確認できません。

ともあれ、そんな状況の中、記事には次のように書かれています。

ついには“一線”を越えた

男女が「一線を越える」と書かれれば、性交をしたことを意味します。それにしても、にわかには信じられないことです。

しかも、その様子をほかのメンバーが目撃し、動画が撮影されたという「不穏な情報」があることです。

もしも本当に動画に残されたすれば、それを誰が撮影したのかです。一線を越えた二人が、行為をしながら撮影したこともなくはないでしょうが、普通に考えますと、「目撃」したほかの「社員」でしょう。

その「社員」は男性でしょうか。それとも女性でしょうか。また、その動画を、ほかの「社員」は一般人に「公開」することはなかったでしょうか。いろいろな憶測を呼びます。

本日の豆懸念
カラオケボックスを利用するときは用心したほうがよさそうです。といいますのも、それとわからずに、隠しカメラがつけられている可能性が拭いきれないからです。おなじような懸念は、ラブホテルにもあります。利用するのであれば、そのあたりの可能性を知った上で利用する、しないの判断が迫られます。

鷲見氏がそうだったとは考えませんが、今の若者は、あるいは昔からもそうなのかもしれませんが、大学時代には結構遊んでいる人が少なくないようです。

性的な問題では、別のショッキングな記事も目にしました。次の記事です。

この記事によりますと、現在45歳になる男性が、3年ほど前から、自宅で自分の娘に性的な行為を繰り返したと伝えられています。今その娘は17歳ですから、高校に入学した頃からその性的な虐待が始まったといえそうです。

まさか、子供が高校生になっても、夫婦の間に子供を寝かせて、川の字になって眠るようなことはないだろうと思いますが、その男は、酒が入ると、隣で妻が眠っているのに、娘と性交したしたそうです。

気持ちの悪い行為です。不思議なのは、3年ほど前から繰り返されたその行為に、男の妻が気づいていないといっているらしいことです。男の妻がよほど鈍感なのか、家族を守る本能で嘘をついているのだろうと私は想像しました。

この記事のYahoo!コメントを見ていたら、大学時代のことを書いたものがありました。それによりますと、月1回あったサークルの合宿で男女が雑魚寝すると、セックスする学生がいた、ということです。

セックスへのハードルが下がったまま大学を卒業した男女は、社会人になっても、その延長線上の人生を送ってしまうものでしょうか。

私は鷲見氏は知りませんでしたが、ルックスが良いことで、学生の頃も男性からの誘いが少なくはなかったでしょう。それをどのようにあしらったのかは知りませんが。

結婚相手を見た目で選ぶような人であれば、鷲見氏のような彼女ができますと、勢い込んで結婚の申し込みをしてしまうでしょう。

結婚相手となる男性の側もセックスを好む人であれば、夫婦生活の面では良いカップルとなるかもしれません。しかし、若い頃からその方面に盛んな人は、婚姻関係を結んだあとも、婚姻外セックスにを止めることは難しいはずです。

それを事前に互いに認め、家庭外の行為を束縛しない夫婦もあるでしょう。個人的には、こういう夫婦を幸せな夫婦とは思えません。

人は、持って生まれた性格と、育った環境で、家庭のあり方についての考えも異なるだろうと思います。

私は、父が40歳で母が37歳のときに生まれた遅れっ子です。家族はほかに、8歳年上の姉がいました。3人ともすでにこの世にはありませんが、性的な面では、極めて古風な家柄といえましょう。

家族の中で、男女の性にまつわるような問題が内在することもなく、いってみれば健康的に育ちました。

それだからか、鷲見氏の問題や、娘と性交をしたという父親の事件を知ったりしますと、汚らわしく感じてしまいます。

ここで、冒頭に書きました夫婦生活に関する不安を寄せた40代の女性が、健康的に思われます。

どんなことでも、過激になるのは感心できません。夫婦の性生活は当人の勝手ですから、好きにすればいいと思いますが、片方がそれを望まないのであれば、夫婦であってもそれは尊重されるべきです。

私が今後、もしも結婚するようなことがあっても、性生活は淡泊でありたいと考えています。

大人の男女が素っ裸になり、男が男性器を勃起させ、女性器に挿入する図は、どう考えても、獣の行為に思えるのですが、いかがでしょうか(´・ω・`)?

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