動画制作で手抜きをしてはならないこと

ネットの動画共有サイトYouTubeである動画を見て感じたことをこれからメモ的に書いておきます。Twitterなどをしているのであれば、それで済むような話ですが、私はそのサービスを利用していないため、本コーナーで取り上げます。

きっかけは次の動画を見たことです。この動画を、これから書く理由で、途中で見るのを止めました。

本日の豆告知
本ページで紹介した動画は削除されました。

これはお勧め動画のひとつとして表示されたものです。世の中が5Gへ向かう中、敢えて5Gに物申す人がいるらしい。ならば、その理由を聞いてみようと考え、見始めました。

要は、ガラケーといわれる3Gで事足りるものを、わざわざ5Gにしてみたところで、過剰になるだけでないのか、というのがこの動画で話されている船瀬俊介氏のお考えのようです。

で、問題なのが、この動画の再生を私が途中で停止せざるを得なかった理由です。

それは、音声が悪すぎるからです。

カメラは三脚に固定されているため安定しており、照明も当てられおり、映像画質は悪くありません。それだから、音声の悪いことは残念です。

良い話をしているかもしれないのですが、おふたりの会話を聞き取りにくく、途中で見ることを断念しました。

私は本サイトを手書きのHTMLで始めたのは1999年10月17日です。私は昔から映像に強い興味を持っていたため、それからそれほど経たないうちに、自分で作った動画を紹介することを始めています。

20年近い前の話ですから、YouTubeのようなものありません。その当時、個人で動画作って紹介する人は稀であったように記憶しています。

時代が進み、今ではスマートフォン(スマホ)で撮影やライヴ配信ができてしまいます。これにより、誰でも手軽に動画を配信できるようになりました。

ただ、「手軽」と「気軽」を混同してしまう動画配信者が少なくありません。

端的な例が、今回取り上げている音声の収録です。カメラやスマホに内蔵されたマイクで収録してしまったのかわかりませんが、おふたりの声を私は聞き取りにくく感じました。

次に、別の動画を紹介します。こちらもふたりの対話になっていますが、こちらは聞き取りにくいことはありません。

これは、超常現象を積極的に扱うことで知られる『ムー』という月刊雑誌のYouTube版といえるものでしょうか。私は詳しいことは知りませんが、動画に関しましては、照明もしっかり当てられ、肝心の音声も、おふたりの前にダイナミックマイクを据えているため、聞き取りやすい音声です。

これがもし、カメラに内蔵されたマイクによる聞き取りにくい音声と、照明がなく、肌の色がくすんでいたりする画面であれば、興味深い話が展開されていたとしても、私は途中で見るのを断念してしまうでしょう。

ですから、手軽だからといって気楽に撮らず、それなりに気を遣って動画づくりをしましょうということです。

とはいっても、素人もプロと同レベルの動画にしろといいたいわけではありません。私も、動画が好きとはいえ、そんな動画は作れません。

話を聞いてもらうことが主眼の動画であれば、少なくとも、聞き取りやすい音声になるような工夫をしませんか? という程度のことです。

マイクを正しく使えばそれが実現できるのですから、試す価値があります。


〔棒線より下の部分は、翌日に追加で書きました〕

YouTubeでトーク配信されている次の配信者おふたりには、話される内容とは関係なく、音質の点で共通点があります。

おふたりとも、カメラに向かって話されるスタイルです。撮影環境はわかりませんが、もしかしたらスマホに付属のレンズとカメラ機能を使っているのでしょうか。

おふたりの動画の声は、低音が強調された音質で、残響音も感じられます。そのことで、こもった音になり、言語が明瞭に聞き取れないという共通点がある、と私は感じます。

本日の豆追記
上で紹介するおひとりは古是三春氏ですが、本名は篠原常一郎というジャーナリストだそうです。最近、ほかの人のチャンネルにゲスト出演された動画を見て、篠原氏に興味を持ちました。

その後、ご本人のチャンネルの動画をいくつか見ましたが、視聴者にプレゼントされたという酒やチーズなどを飲み食いしながら配信しているのを見て、嫌な気分になりました。

過去に、暗号資産(仮想通貨)のコンサルタントを自称する中野裕二氏の動画を見ましたが、彼も同じように、飲み食いしながらの配信でした。

これは行儀が悪いです。いい歳をした大人がすることではありません。腹が減っているのであれば、腹ごしらえしてから、配信すべきです。

古是三春こと篠原氏のチャンネルを登録しましたが、一週間足らずでチャンネルの解除をしました。

撮影されたものに手を加えず、そのままYouTubeにアップロードされているのかもしれません。聞き取りやすい音質にするのであれば、動画編集ソフトを使い、音質をよくすることができます。

イコライザーを使い、低音を抑え気味にし、高音部分を少し持ち上げるだけで、耳にすんなり入るような音に変わると思うのですが。

おふたりに似た配信スタイルを採る配信者に勝間和代氏がいます。

勝間氏は、私が以前見た動画で、スマホをカメラ代わりに使っていると話されていました。であるのに、勝間氏の動画では、言葉が明瞭に聞こえます。

その理由は、外部マイクを使っているからです。たしか、コンデンサーマイクを使っている、と話されていました。

撮影後にひと手間かけるのを面倒に感じる人ほど、明瞭な音声を拾うためにマイクを使うなど、撮影のときに手間をかけることをお勧めします。

録音環境が整っているのに声がこもる場合は、地声の改善が必要になりますので、次のような動画を参考にして、聞き取りやすい声が出せるように訓練しましょう。

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