ある時期から使えなくなり、もう使うことができないと一度は諦めていたものが、再び使えるようになるのは嬉しいことです。私も過去に、何度かそういう経験をしました。
本日、そんな嬉しいことが私に起きました。それを私にもたらしてくれたのは、音声編集ソフトです。
私は主に、ZOOMのレコーダーで収録した音を編集するのにそのソフトを使っています。私が通常使うのは、iZotopeのRX10 Standardです。
本ソフトの最新バージョンは11ですが、私は10で不自由していないので、今のところはバージョンアップする予定はありません。
こんなふうに、音声ファイルを編集するときはRX10 Standardを使えばいいわけですが、私には気になっていることがありました。それは、以前は使えながら、あるときを境に使えなくなってしまったソフトのことです。
その音声編集ソフトは、Steinbergの“WaveLab Cast”です。本ソフトを入手したのは、私がZOOMのレコーダーを初めて手に入れた2022年4月です。
その時期、私は32bit floatで録音できるレコーダーに強い興味を持ち、片手に収まるほど小型のF2というレコーダーを購入しました。

そして、F2を購入したとき、SteinbergのWaveLab Castという音声編集ソフトが無料で手に入る特典がついていたのです。もしかしたら、ZOOMとSteinbergがタイアップの関係にあった(?)のかもしれません。
Steinbergには、プロがマスタリングに使う”WaveLab Pro”という定番のソフトがあります。
WaveLab Castはその廉価版という位置づけでしょうか。
ともあれ、iZotopeの編集ソフトとともに、WaveLab Castも使っていたりしました。それが、一年ぐらい前でしょうか。
iZotopeのRX10かRX9にプラグインを追加したあと、SteinbergのWaveLab Castにちょっとした不具合のようなものを感じたからでしたか、WaveLab Castを一度、アンインストールしました。
そののち、再びインストールすることで、私が感じた不具合のようなものが改称されるかもしれないと考えたのです。
ところが、同ソフトを再インストールしようとしたところ、それができなくなりました。
ネット経由でダウンロードしたインストールファイルは、メーカーから提供されるアクティベーションコードを入力することで使えるようにできています。
そのコードを、初めてインストールしたときのように入力すると、「一度使用したコードは使えない」というように標示され、以来、使えなくなってしまったのです。
そのあと、いろいろと試しましたが、うまくいかず、諦めるよりほかなくなりました。そのあとも、思い出しては、試すことをしましたが、結局はダメでした。
今回また試そうと思ったのは、昨日、新しいソフトをインストールしたことがきっかけでした。容量を食うソフトだったため、使わないソフトがあれば、それを削除し、空き容量を増やそうと思ったのです。
その過程で、使えない状態になっていた本ソフトに立ち止まりました。
前にやったときと同じように、コードを入力し、起動できるか試しました。やはり今回もダメでした。
そのあと、同社のアクティベーションマネージャーか何かを操作するうち、”WaveLab Cast 2 OEM”であれば使えることがわかり、起動するためのアクティベーションコードを入力したところ、無事、起動に成功したというわけです。
しばらく本ソフトを使ってみて、WaveLabシリーズの最新バージョンを使ってみたくなったら、今回入れたソフトから、バージョンアップ版を購入することになるかもしれません。
私が使うのなら、Proでは当然なく、”WaveLab Elements 12”になりましょうか。いずれにしろ、私の用途では、上位版が必要であるわけではありませんけれど。
ともあれ、しばらく使えなかったWaveLab Castに代わって、WaveLab Cast 2 OEMが使えるようになったのは、私にとっては嬉しいできごとでした。