世の中は24時間眠らずに動いています。
平均的な生活時間で生活する人は、夜になったら眠り、朝に起きます。24時間世の中を眠らせないため、平均的な人とは違った時間軸で生活をする人がいるということです。
私は世の中を廻すために今のような時間軸で生活をしているわけではありませんが、起きるのは毎日午前2時半頃です。そして、午後6時頃には眠ります。
この生活時間も、世の中の平均からはズレているでしょう。
時間はズレていても、私の生活リズムは毎日同じです。
起きたあとはネットの動画共有サイトYouTubeで、気になる動画を見つけ、紹介したい動画があれば、本サイトで紹介します。
午前3時頃になると朝食の準備を始め、午前3時半頃から朝食を摂ります。
こんな風にして朝の早い時間といいますか、多くの人にとっては「夜中」の時間を過ごしたりしています。
そして、私の日課になった自転車での散歩は、夜明けの時間に始めます。本日の日の出時刻は、東京が午前5時41分です。30分ぐらい家の周囲を走り、今は、家に戻ってくると午前6時10分ぐらいになります。
その時間に自転車で走ると、多くの人が眠っている間にも、いろいろな人が働いていることに気がつきます。
その時間帯に見かけるのは大型トラックです。それらのトラックは、自分のために好き勝手に走ることはまずないでしょう。そのほとんどすべては、どこかへ何かを運ぶために走っています。
私が走るコースにはコンビニエンスストアやスーパーマーケットがあります。コンビニは昼夜休みなしで店を開けています。スーパーも、午前6時頃には開店に向けた準備が始まっています。
店の前には、その日に店内に並べるための商材を運んできた大型トラックが停まっています。店内の照明がつき、早出をした職員が、商材を運んだり、棚に並べたりしているのでしょう。
夜間、熟睡できない人に向けた薬品や商品の広告が新聞によく載ります。高齢になるほど、夜中によく目が覚めたり、トイレに行ったりする人が多くなるようです。
私は夜中に目が覚めることがありますが、回数は多くありません。トイレなどに立ち、布団に戻ったら、割りとすぐに眠れます。
以前は、夜中に目が覚めたときは、時計で時間を確認し、あと何時間眠れると考えたりしました。今は途中で目が覚めても、時計は見ないようにしました。
前は、起床する時刻が近づくと自然に目が覚め、布団から起き出すまで布団の中にいたりしました。今は、枕元の目覚ましがなるまで目が覚めることがないよう心がけています。
不思議なもので、心がけると、そのようなことができるようになります。
私が使う目覚まし時計は昔に買ったものです。駆動させるのに単三電池を一本を使いますが、アナログの針が動く、アナログ方式に近い造りの時計です。

日付が替わる直前の昨夜午後11時50数分頃、枕元の目覚まし時計が、目覚ましのためのベルを鳴らしました。
私は起床時間になったと思い、目覚ましのベルを止めました。そのあとに時刻を確認すると、まだ午前0時前だったため、わけがわからなくなりました。
アラームをセットした位置を確認すると、ベルが鳴った午前0時前だったため、余計にわからなくなりました。
自分でアラームをその時刻にセットすることはあり得ません。また、時計に触ったぐらいで、アラームのセットが2時間以上ズレることも考えにくいです。
時計の時刻が狂っていたわけでもありません。
私は狐につままれた気分になりました。
私は今、アーサー・コナン・ドイル(1859~1930)のシャーロック・ホームズシリーズをAmazonの電子書籍版で読んでいます。
私は今、該当する電子書籍であれば、追加料金なしに読めるKindle Unlimitedが通常は月額980円かかるところ、無料で利用できる権利を得ています。その権利が間もなく切れるため、そのサービスを使って読めるホームズ物を集中的に読んでいるのです。
ホームズには特異な才能があります。それは、すぐには解決できそうにない難問を抱えているときは、それを一旦脇へ置き、たとえばバイオリンに親しむ時間を持つなど、まったく異なることに自分の意識を集中させることができます。そのことで自分を愉しませると同時に、自分の心身に休息を与えることがホームズにはできるのです。
私に起きた「目覚まし時計の怪」をホームズに持ち込んだら、どんなふうに、私の疑問を解き明かしてくれるでしょう。
私には、合理的な理由は見つけられません。わからないならわからないで、これ以上それについて考え、自分で自分を疲れさせるのはやめることにしましょう。
ホームズでさえ、わからないことがあれば、しばらくは別のことをして自分を解放したのです。
あるとき、「目覚まし時計の怪」の原因が解決されることがあるかもしれません。あるいは、永遠にないかもしれません。
私にできることは、眠る前に、目覚まし時計を手に持ち、アラームが起床する時刻にセットされているかと、時刻が狂っていないかをチェックすることです。
それが確認できたら、起きる時間は時計に任せ、時計を信頼してぐっすり眠ることにしましょう。