本コーナーで前回の更新をする際、話に出てくるビタミンD錠が入った容器3個を写真に撮り、添付しました。
添付した画像を下に貼り、どのような設定で撮影したかを書いておきます。

今回は、このところの本コーナーで書いた、ストロボを使った撮影をしてみようと考え、実践しました。使ったカメラは、キヤノンのミラーレス一眼カメラのEOS RPです。
レンズは、キヤノン純正の”RF28mm F2.8 STM”という焦点距離が28ミリの35ミリフルサイズ用の広角単焦点レンズです。

撮影時に、クロップによって、APS-Cサイズにして使っています。
こうすることで、レンズの焦点距離は28ミリのままですが、画角が、キヤノンの場合は1.6倍(ニコンなどは1.5倍)で44.8ミリレンズ相当となり、標準レンズの50ミリに近づきます。
今回の物撮りの肝は、ライティングです。これを試すことが今回の目的です。
ライティングに使ったのは、フィルムの一眼レフを使っていた昔に購入したナショナル(パナソニックグループ)の”PE-320S”というクリップオンタイプのストロボです。

このストロボをライティングスタンドに取り付け、カメラから離した位置から被写体に当てています。ストロボ光を直接当てると、光の質が硬くなるので、ストロボ用のアンブレラにバウンスさせ、柔らかくなった光を被写体にあてています。
表現によって硬い光のほうがいい場合は、直接あてることもします。
ストロボの発光はマニュアルで、発光量は、このストロボで最も少ない1/16です。フル発光より4段分光量が少ないことになります。
ストロボとカメラ、露出計をコードで接続し、露出計を計って得たISO感度とシャッター速度、F値を設定し、撮影しました。各設定は次のとおりです。
ISO感度 | 200 |
シャッター速度 | 1/60th |
F値 | f/4.0 |
照明は、被写体の左手前から斜め右下方向に向けています。カメラは三脚に固定せず、手持ちで撮影しました。
ストロボを使って撮影するときは、やはり、露出計を使うのが間違いないことが自分で実際にやってみて実感できました。露出を計らずに撮影し、撮れた画像を確認して露出を変更したりしたら、それだけ撮影回数が増し、結果も良くなかった可能性があります。
ピクチャースタイルはオーソドックスな「スタンダード」で、ホワイトバランスは、このところそれだけで撮影している、フィルムのデイライトにあたる色温度5500K(ケルビン)固定です。ほぼ実物に近い発色になっていると思います。
やや広めに撮れた画像を、最終的にトリミングし、被写体が画面に適切に収まった画像にしました。
ストロボ撮影に興味を持ったことで、ワイヤレスで発光させることができるオフストロボとして設計されたモノブロックストロボに関心が向かっています。
しかし、それを手に入れることがあっても、私が撮る被写体に変化がなさそうですから、「猫に小判」、あるいは「豚に真珠」となりそうなことが目に浮かびます。
ともあれ、どんなストロボを使うにしろ、オフストロボの撮影は、私が撮った写真の出来はともあれ、おもしろいです。