一カ月ほど前の本コーナーで、米国という国が非常に卑怯であることを書きました。
そのことは、百年以上前の「スペインかぜ」の騒動でも証明できます。
実際のところ、スペインかぜとやらを発症させるウイルスのようなものは存在しません。当時、米国内で研究していたワクチンによって死んだり体調を崩す人が米国内で続出してしまうことが起きました。それを隠すため、スペインかぜを発症させるウイルスという「幻想」を作り出し、その「幻想」によって人々の眼が「ワクチン事故」へ向かわないようしたのが真相といっていいでしょう。
しかも、米国はスペインへ派兵していなかったにも拘わらず、スペインへ行ったことにして、そこで「幻想」のウイルスに「感染」したとして、スペインにとっては迷惑この上ない「スペインかぜ」という感染症名を流布させ、それが歴史に残ることをして平気でいます。
1980年代の後天性免疫不全症候群(エイズ)騒動も同じ構造です。
その当時、サンフランシスコに住んでいた同性愛者の男性グループが、毒性の強い違法ドラッグを盛んに愛用していました。そのことで健康を著しく悪化させ、医院へ行った男性らが、医院で誤った治療をされたことで、症状がさらに悪化し、グループの男性全員が死亡する事故が起きています。
それを隠ぺいするために持ち出されたのが、存在しないヒト免疫不全ウイルス(HIV)です。存在しないのですから、それに「感染」することなどはありません。
しかし、それが存在することにして、エイズの恐怖という「幻想」を米国は世界にばら撒いたのです。
このように、米国というのは昔から卑怯な国柄であることを、一カ月ほど前の本コーナーでも書きました。
その投稿で、米国は、新コロ騒動でも、存在しない新コロウイルスが、中国の武漢ウイルス研究所から、事故によってか、あるいは故意にか、流出し、世界にまん延したとの「幻想」を作り出し、そのことを米国下院の特別小委員会が支持したとの報道を取り上げました。
この米国の卑怯な行動がまたしても明らかになりました。
本日の産経新聞に次の記事があります。
今度は、過去から現在に至るまで、世界中のあらゆる陰謀を画策してきた、そして、今も画策する米中央情報局(CIA)が、存在しない新コロウイルスの起源が、武漢ウイルス研究所である可能性を表明しました。
28日付のワシントン・ポストがそれを報じたということです。トランプ政権下で、CIAの新長官として承認されたばかりのジョン・ラトクリフ氏(1965~)が、実態解明に意欲を見せているそうで、そのことで、トランプ政権が中国と対立する可能性を匂わせています。
これほどわかりやすい構図もありませんね。
CIAは、トランプ大統領を煽り、米国と中国を対立させたいのです。そして、その中国がロシアと組んで米国に対抗すれば、第三次世界大戦へも持って行けると睨んでいるのでしょう。
正直な話、トランプ大統領は、新コロ騒動では認識不足が否めません。産経の記事の締めの部分には次のように書かれています。
第一次トランプ政権は、新型コロナを「中国ウイルス」と呼んで批判し、研究所流出説を否定する中国と激しく対立した。
第二次トランプ政権においては、同じ過ちを繰り返さないよう、新コロ騒動の正しい知識を助言できる人がトランプ大統領の周りにいてくれることを願うばかりです。
本コーナーで何度も書いているように、新コロウイルスに限らず、それまで信じ込まされていたインフルエンザウイルスも含め、存在していません。
それを踏まえて考えれば、今回、CIAが持ち出してきた説も、はじめから成り立たないことに気づかれるでしょう。
CIAのラトクリフ新長官は、武漢ウイルス研究所から流出したとの可能性をいっていますが、一体、何が流出したのですか? ということです。それが新コロウイルスなのだとしたら、そんなウイルスは存在しないのですから、武漢ウイルス研究所であれどこであれ、流出するものが存在しないのですから、流出のしようがないことがわかります。
長官は一体何をいいたいのだろうということです。
新コロ騒動では、世界で1700万人規模の死者が発生しています。問題のウイルスが存在しないのですから、死因は存在しないウイルスのせいではありません。
それでは、何が、信じられないほどの人々を死にいたらしめたのかといえば、存在しない新コロウイルスのために作られたことにされているワクチン(似非ワクチン)、および、「感染」するはずのないのに「感染」したとインチキなPCR検査によって、新コロに「感染」したと偽装された人々に行われた、レムデシビル(商品品名:ベクルリー)などを使った「医療殺人」の結果というのが現実です。
日本よりも米国が、病院で亡くなった人の数が桁違いに多かったのは、「医療殺人」に「協力」する医院や医師が多かったということです。逆にいえば、日本は米国に比べて、医師の倫理が総じて高いといえましょう。
インチキなPCR検査で陽性になった人が、存在しない新コロウイルスに「感染」し、新コロウイルスによって死亡したことにされました。
このようなケースも、新コロウイルスによって死亡した人とされています。交通事故で死亡した人にもPCR検査をし、陽性であれば、事故よって死亡したのに、新コロウイルスのせいにするといった無茶苦茶なことがあったと聞きました。
似非ワクチンは、米国国防総省国防高等研究計画局(DARPA)が主導して開発した殺傷兵器であることは、ほぼ結論が出ています。その開発過程で、中国の研究所にも協力させたことがあったかもしれませんが、主体は紛れもなく米国です。
このとんでもない「陰謀」が世界に知れ渡ることを心底恐れる卑怯者の米国が、存在しないウイルスを、中国の研究所が作り、そこから流出したという「幻想」を作り、自分たちへの批判を必死にかわそうとしていると見るのが正しいです。
今、中国は、米国の悪役として重宝です。もしも、日本が今も経済大国で、米国と経済戦争をする状態であったら、中国の代わりに日本がその標的とされたことでしょう。
このように、米国は、昔も今も、非常に卑怯な国です。
日本の親米保守は、「親米ポチ」と揶揄されるように、どれだけ卑怯であっても、米国に絶対服従です。そしてまた、彼らは反共精神で凝り固まっており、ロシアと中国を目の敵にしています。
ですから、CIAが別の意図で新コロウイルス中国流出説を唱えたら、一も二もなくそれに乗っかって、中国批判を展開しまくるでしょう。
こうやって、卑怯な米国の責任は追及されず、日本が米国に担がれて、中国と敵対する構造がまた作られるのかと思うと、溜息しか出てきません。
心配なのはトランプ大統領です。またしても、第一次のときと同じで、新コロウイルスが存在しないことに気がつかず、存在しないウイルスが中国から世界にまん延したという「幻想」で、中国憎しの感情を持たれないことを願うばかりです。
トランプ政権で国務長官として議会の承認を得たマルコ・ルビオ氏(1971~)にしても、対中国では強硬派と聞きます。これも懸念材料です。
反トランプのマスメディアは、CIAの画策が成功し、米中関係が緊張することを望むでしょう。
しかし、トランプ大統領は、「ケネディ大統領暗殺事件」(1963)の調査報告書を公表するとしています。
そのことで、もしもCIAの関与が明らかになるようなことがあれば、トランプ大統領とCIAの関係がどうなるかは想像できるでしょう。
その場合、マスメディアはどのような報道姿勢を採るのか興味があります。
ともあれ、米国の中枢が伝統的に持つ卑怯な態度により、真実が捻じ曲げられないことを望みます。