真面目に本当の話をしても、頭からウソと決めつけ、「ウソつけ! ウソつけ! お前の母ちゃん出ベソー!」と言い返されたらどんな気持ちになるでしょう(´・ω・`)?
いい大人になって、これと同じような反応をしている人たちがいます。
あれは去年の夏、あるいはもっと前でしたか。季節はずれの台風が日本列島を襲いました。すると、彼らはすかさず、「これは“敵”が“気象兵器”で日本を攻撃しているに違いない!」「そうだ!」「そうに決まっている!」「“敵”をやっつけろー!」と大騒ぎしていました。
「richardkoshimizu’s blog:ヘンな台風が続きますが、『人工』の要素を考えるべきなのか?」
少しは冷静に考えることができないものか、と私は彼らの書き込みを見ながら心底呆れました。相手は自然なのですから、台風が早く発生することもあるでしょう。それがなぜ、一足飛びに“気象兵器”に結びついてしまうのでしょう。被害妄想に似た症状が強すぎるのではないでしょうか?
今度彼らが「ウソつけー!」と聞く耳持たない状態となっていますのは、今月3日の夜に緊急逮捕されたオウム真理教の元幹部、菊地直子容疑者についてです。
手配写真と実際に逮捕された菊地容疑者の顔が違って見えたことに、多くの人が驚いたでしょう。私もまったく別人のように思いました。しかし、普通の人であれば、17年の逃亡生活の間に、随分と容貌が変わってしまうものだなぁ、と年輪が刻まれた自分の顔を鏡で見ながら、容貌を変えてしまう年月に恐怖を抱くぐらいが関の山でしょう。
しかし、疑い深い彼らは、普通の人の思考を軽々と飛び越え、「あれは菊地容疑者ではない!?」と決めつけてしまいます。どうしてこういう話になってしまうのでしょうか。子供だって、まず、そんな飛躍はしないですよ。
たしかに、手配写真に写る顔と逮捕後に撮影された写真は別人のように見えます。しかし、よくよく見比べれば、本人に間違いないことがわかります。
彼らは、鼻の形が違うといいますが、違いません。同じです。また、卵形だったのに、逮捕された容疑者はエラが張っているから別人だといいますが、手配写真の顔をよく見てください。手配写真は肉付きはいいのでわかりにくいかもしれませんが、骨格からエラが張っているのがわかるでしょう。
私は人の顔を描くことをよくしていまして、他の人よりも顔を注意深く観察する傾向が強いと思いますが、本人以外には見えません。間違いなく、逮捕されたのは本人です。
こんな風に書きますと、彼らは、自分たちと意見の合わない人間は“敵”にみなしますので、私も彼らの“敵”にされてしまうでしょう。素直な感想を述べただけで、こちらとしては彼らを“敵”と考えているわけではまったくないのですが。
聞く耳を一切持とうとしない彼らとは、少し前に本コーナーで取り上げたことのある、ネットを中心に活動をするリチャード・コシミズさんと、取り巻きの“独立党”(「リチャード・コシミズ後援会 独立党」)および、コシミズさんに同調する非“独立党”員です。
「richardkoshimizu’s blog:へぇーこれが同一人物なんですか?」
コシミズさんは、以前の講演会で、オウム真理教はサリンなど製造していない、と発言していました。しかし、NHKが2夜連続で放送した「NHKスペシャル」「未解決事件 File.02 オム真理教」(5月26日・27日|「NHKオンライン>NHKオンデマンド:NHKスペシャル 未解決事件 File.02 オム真理教」)の中で、約300万人分の致死量に相当する量のサリンが製造された、と伝えていました。
彼らは、自分たちの都合が悪くなると、「NHKがウソ報道をしている!」と決めつけますが、彼らが自分たちの考えに固執し、真実を素直に認められない状況に追いつめられているだけです。
疑り深いコシミズさんと彼らが“絶対神”のように仰ぐのは、民主党の元代表の小沢一郎さんです。どうしてそこまで小沢さんを信じられるのか? と不思議に思えるほど彼らは小沢さんを信じています。
「richardkoshimizu’s blog:小沢先生、無罪!」
その反動で、小沢さんの障害になる政治家も彼らにはすべて“敵”に映ってしまうようです。
私は、小沢さんを排除しようとする旧支配体制は問題視していますが、手放しで小沢さんを支持することはありません。昨春の原発事故のあと、東北の岩手が選挙区である小沢さんは、表立っては何も行動を起こしませんでした。それを見て、私は心底ガッカリしました。
また、何かというと、大きなマスクで顔を隠そうとするのも気に入りません。顔を隠したがる人間は、他人に見られたくない別の顔を持っている証拠です。私は一般人でも、マスクをしている人は信用しないことにしています。
リチャード・コシミズさん一派は、地震が起これば“人工地震”。台風が来れば“気象兵器”。全部が“敵”からの“攻撃”と妄想を拡大してしまいます。挙げ句の果てに、菊地容疑者が逮捕されても、「あれはニセモノだ」「替え玉が捕まっただけだ」と決めつけです。
「richardkoshimizu’s blog:『リチャードさんの言う事は、全部調べないと信用できないですね!』」
少しは、自分の目が曇っているのかもしれない? と疑いを持つことをお勧めします。
また、コシミズさんを“大将”といって持ち上げている取り巻きの人たちも、少しは頭を冷やして、冷静に物事を見つめてみませんか。
断っておきますが、私はあなたたちがすぐに決めつける“敵”側の人間などではまったくありません。私は誰かとつるむことを何より苦手とします。ですから、組織的なものとはつながりをまったく持ちません。
こんな風に本当のことを書いても、彼らのことですから、「ウソつけ! “敵”側の人間に違いない!」と反応するのが目に見えるようですが┐(-。ー;)┌
残念ながら、私の亡き母は“出ベソ”ではありませんでした。それでは、ま、せいぜい、お体を大切にm(_ _)m