ブルース・スプリングスティーン(1949~)と聞いて私が思い浮かぶのは村上春樹(1949~)です。
村上の作品は、これまで、長編と短編集、エッセイ集に紀行文、対談まで、Amazonの電子書籍版で40冊読みました。
村上の作品に接していて独特だと感じるのは、どの作品を読んでも、主人公が村上自身の分身のように感じられることです。
それだからか、主人公を間違っていると書くことができません。いつも、主人公は正しいことをしていると肯定的に書きます。
村上作品で弱いところがあるとすれば、自分というものを完全に離れた主人公による世界を描けないということです。
ともあれ、そのような傾向が強いため、村上は主人公に、村上j自身の趣味嗜好を反映させます。
どんな話の展開であっても、主人公の、それはすなわち村上自身の、自慢話が登場します。
そんな自慢話のひとつに音楽の趣味嗜好があります。
村上は創作活動を離れても、ブルース・スプリングスティーンの音楽を愛しているのでしょう。そして、スプリングスティーンの「良さ」がわかる自分を自慢げに書きます。
私は昔から音楽を聴くのを趣味としてきましたが、村上とは音楽の好みが違うようで、これまで、スプリングスティーンの音楽を進んで聴いたことは一度もありません。
もしかしたら、ラジオの音楽番組でスプリングスティーンの音楽が流れ、それを聴いたことはあるかもしれません。しかし、それを聴いたからといって、印象に強く残ったことはありません。
今回、自分では関心のないブルース・スプリングスティーンを取り上げたのは、本日、ネットの動画共有サイトYouTubeで次の動画を見たからです。
本動画で伝えられたことによると、次期米大統領選挙に民主党の大統候補として立候補しているカマラ・ハリス氏(1964~)が24日、激戦州のひとつであるジョージア州で開かれた応援集会にスプリングスティーンがかけつけ、歌声を披露したのでしょう。
スプリングスティーンは、どうして、ハリス候補の応援などできるのか、私には不思議で仕方がありません。
スプリングスティーンは、ハリス氏の何に期待しているのでしょうか。本コーナーで何度も書くように、「彼女」は能力がゼロです。質問者の質問に、自分の頭で答えるだけの能力も持ちません。
スプリングスティーンは、ステージで「トランプは独裁者になるために立候補した」「俺が人生の中で見た候補者の中でトランプは最も危険な男だ」と意味不明な話をしたそうです。
誰が誰を嫌っても構いません。だからといって、能力をまったく持たないハリス氏を次期大統領として推薦するというのは無責任ではありませんか?
ハリス氏にできることは、台本を読み上げることと、馬鹿笑いをすることだけです。こんな「彼女」に今後4年間の米国の舵取りを任せて本当に大丈夫だと考えているのですか?
知能指数が少しでもあれば、「彼女」にはそれが無理だということぐらいわかります。
結局のところ、スプリングスティーンというアーティストは、権力に従うだけの男だということです。
彼は大統領選挙があるたびに民主党から誘われているようで、バラク・オバマ前大統領(1961~)やジョー・バイデン大統領(1942~)の選挙のときも、「客寄せパンダ」となり、結果的に、米国民には悪い選択をさせることに協力してしまっています。
米国民にアンケートを採った結果があります。
「今の米国は悪い方向へいっていると思うか?」との質問に対し、79%がYES、21%がNOと答えています。これがバイデン・ハリス政権に対する米国民の回答です。
この不人気の政権で副大統領を務めたのがハリス氏です。これでもなお、スプリングスティーンがハリス氏を胸を張って支援できるのでしょうか?
スプリングスティーンで思い出すことがもうひとつあります。
彼は、存在しない新コロウイルスのために作られたことにされているワクチン(似非ワクチン)の接種の広告等の役目を果たしています。
似非ワクチンは、接種した人々の命を奪い、重篤な障害を与えるため、米国国防総省国防高等研究計画局(DARPA)のプロジェクトによって生まれt化学兵器です。
この似非ワクチンを接種したことで、これまでに、世界中で1700万人もの命が奪われています。今なお、この接種によって日々、無数の人が、接種との関係を疑わずに死んでいます。今後亡くなる人も合わせたら、被害者の数がどれほどになるか、予想もつきません。
こんな恐ろしい化学兵器による、人類史上最大のジェノサイドにスプリングスティーンは協力したということです。
そういえば、有名なYouTuberの誰々かは、日本で似非ワクチン接種を推進したK野T郎とにこやかに対談する動画を作り、国から感謝のための大金を手に入れたそうですね。
同じことをスプリングスティーンもしたということです。これは恥ずべきことです。自分の脚でたつべきアーティストがしていいことではありません。
彼は、自分の考えとちうものを持たないのでしょう。権力にすり寄られたら、権力に従うことしかできないと思うよりほかありません。
私は彼の音楽性はわかりませんが、仮にその音楽性は称賛するものであったとしても、人間的にはまったく尊敬できません。
お金さえ受け取れれば、相手が「悪魔」だろうと、にこやかに握手できるのがブルース・スプリングスティーンという人間だということです。私には軽蔑の対象にしかなりません。
こんなスプリングスティーンの「正体」も見抜けず、村上は自作で彼を神のように崇めてきました。彼の音楽性を理解できない者は「馬鹿」だというように。
私は、彼の「正体」を見抜けない村上の方が、「馬鹿」とはいいませんが、「それ」に近いと感じてしまいます。