2001/12/02 雅子さまご出産

昨日(1日午後2時34分)、皇太子妃雅子さまが、皇居内の宮内庁病院で女の赤ちゃんを出産されましたね。

マスメディアの伝えるところによりますと、赤ちゃんは身長が49.6センチ、体重3102グラムで母子共に健康な状態にあるそうです。

まずは、おめでたいお話だと思いますぅ(^-^)

昨日は、朝のテレビや新聞で、出産を控えて病院に入られたことを知ってはいたのですが、すぐすぐには出産されないような様子だったため、遅ればせながら夕方(17:00)になって初めてニュースでそれを知ったときには不意をつかれた思いがしました。

で、いつものことで私は関係ないことに目が行ってしまうのですが、そのNHKのニュース特番を見ていましたら、雅子さまのご友人の女性が出演されていました。小学校から高校途中まで、田園調布雙葉(田園調布雙葉中学校・高等学校)で雅子さまとご一緒されたという土川純代さんという女性です。

この女性がまた、思わず「100点満点!」といってしまいたくなるほどで、気品といい受け答えの仕方といい非の打ち所がないとはああいう人を指していうのでしょうね。しみじみ、私とは住む世界が違うなぁ、と痛感した瞬間でした。

それにしても大変ですよね。

何がって、皇室は日本の国民が全て注目しているわけで、その期待に応えていかなければならないことが。いかなるときも、日本のあるべき理想の夫婦像を演じていかなければならないわけで、これは並大抵のことではない、と凡人の私は思ってしまったりします。

それはともかく、気がかりなことが一つあります。それは、出産をされた雅子さまの年齢です。

報道によりますと、37歳ということですが、お誕生日は間もなくのはずでしたから、実質38歳での初産ということになります。

ただでさえ出産が母胎に与える影響は大変なところへ持ってきて、高齢での初出産ということで、身体への影響は全くないのでしょうか。

皇室の慶事からいきなりプライベートな話に飛んでしまって申し訳ありませんが、私の母の場合は初産ではありませんでしたが、私を産んだのは今回の雅子さまと同じ37歳の時です。ちなみに、父はそのとき40歳でした。

私には姉が一人いて、年は8歳離れています。実はその間にもう一人姉がいたはずなのですが、彼女は死産でした。ですので、私の家の墓には、死産だった姉のお地蔵さんが立っていたりします。

母は若い頃は健康そのもので、元気に看護婦の仕事などをしていたそうですが、高齢で私を産んでから一気に病気がちの身体になりました。私が乳離れするのを待たずに入院生活に入り、私は父に添い寝をされて母の退院を待ちました。

その後も、母は“病気のデパート”のごとく、ことあるごとに病気を患っては入退院を繰り返しました。これは私が物心つく頃からずっとで、学校が休みの日、他の友だちが遊びに行くときも、私は姉と病院へ行ったりしていました。

中でも一番の大病は目の病です。私が小学校の頃に片目を摘出する状態に至り(母の話によると、その手術の際眼球に麻酔注射をされたときの痛さは大変なものだったそうです)、残ったもう片方の目も次第に光を失い、私が中学生の時に完全に失明しました。

その母も10年ほど前に他界しましたが、最後まで病気がちであったような印象があります。それもこれも、結局は母が高齢で私を出産したことが原因となったのではないか、という思いが私の中にはあり、つい雅子さまの高齢出産も気になってしまったりしたのでした。

ま、現代は医学が格段に進歩していますからね、いらぬ心配だとは思います、、、が。

と、これを書きながら、今ふとある新聞記事が頭に浮かびました。それは、落語家でタレントのヨネスケさんについて書かれた記事です。彼のお父さんについての思い出がインタビュー形式で記された記事ですが、その中に彼の本名を巡るエピソードが載っています。

彼の姓は「小野」(私がいつも聴いていますNHK-FMのリクエスト番組「サンセットパーク」月曜日の「週刊 音発見」のコーナーを担当されている小野恭子さんと同じ姓ですね)と特別ではありませんが、名前は「五六」というそうです。

読みは「ごろく」、、、ではなく「ごろう」です。しかし、子供の頃は誰からも本当の読み方で呼ばれず、大抵は「ごろく」と呼ばれていたそうです。中には、「五」と「六」をかけ算して「三十(さんじゅう)」なんて呼ぶヤツもいたとか(^_^;

さらに、その名前の由来がこれまた印象的でした。

嘘のような本当の話ですが、彼のお父さんが56歳の時に彼が生まれたので「五六」と名付けたのだとか。また、ヨネスケさんの母親は今でいう“シングルマザー”だったのでしょうか、彼は父親の顔を一度も見ることなく成長したそうです。そうした生い立ちが彼の場合は芸風に生き、独特の味を醸し出す結果につながっているのかもしれませんね。

雅子さまの無事のご出産に始まって、あちこちと話が飛んでしまいましたが、10人いたら10人なりの人生があるような気が改めてします。

私の場合、その父も母も姉も皆すでにこの世になく、身内と呼べる者は綺麗さっぱり一人もいなくなってしまいました。「なんでこ~なるの┓(´_`;)┏」といった感じですね。

あと、残された選択肢は、自分で自分の家族を作ることぐらい、ですか? しかし、それも気乗り薄だったりするわけで、、、やれやれといったところですかね(^O^)(←笑っている場合かぁ?)

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