いつの時代も、世界は「陰謀」に満ちています。国際政治は陰謀といい換えていいほどです。
新コロ騒動の茶番さを発信すると、マスメディアはすかさず発信者に「陰謀論者」のレッテルを貼ります。私がいっているのは、権力を持つ者は常に「陰謀」を働くということです。
ドナルド・トランプ氏(1946~)が、今、次期米大統領に返り咲かなければならないと、必死の選挙戦を展開しています。
そのあたりのことを理解しない人は、対立候補のカマラ・ハリス氏(1964~)が大統領になろうが、トランプ氏が大統領に返り咲こうが何も変わらないといったいい方をします。
それはあまりにも暢気すぎます。ハリス氏が大統領になろうものなら、大変な未来が待っています。トランプ氏にどうしても大統領に返り咲いてもらわなければならないのです。
トランプ氏が選挙戦に勝利するのを何より恐れるのが、米国をも操る勢力です。新コロ騒動とそれに続けて始まった、存在しない新コロウイウルスのために作られたことにされているワクチン(似非ワクチン)接種を計画して実行したのがその勢力です。
ハリス氏が大統領になったら、彼女は彼らのいいなりになり、彼らに好き放題のことをさせます。米国と、おそらくは米国の上に立つ英国が、世界を、自分たちの思うがままに従わせます。
これは陰謀論ではなく、彼らの「陰謀」です。
それを実行するのに最大の障害となるのがトランプ氏です。だから彼らは、あらゆる手段を使ってトランプ氏の活動を止めようとします。
トランプ氏が起こしてもいないスキャンダルをでっちあげ、それを裁判にして、トランプ氏への国民のイメージを下げます。
彼らになびくマスメディアは、自分たちの役目を放棄し、ひたすら、反トランプの報道を垂れ流しています。
米大統領選期間中の今月10日、待たれていたトランプ氏とハリス氏の討論会がありました。
それが行われるまで、ハリス氏はマスメディアの取材をまったくといっていいほど受けていません。それを受けたら、彼女が大統領に相応しくない人物であることが一遍でばれてしまうほど、彼女には何の能力もないからです。
そんなハリス氏が討論会に登場したらどんなことになるか、私も関心を持ってその日を待ちました。
結果には失望しました。
その討論会の放映権を得たのは、強力なハリス推しで、反トランプ色が極めて強いABCニュースです。
日本のマスメディアは、朝日新聞の報道に代表されるように、討論会の軍配をハリス氏に挙げています。どんな酷い内容であろうと、討論会の前から、そのように報道することが決まっていたのでしょう。
これでは、報道でもなんでもありませんね。
マスメディアは客観的に物事を見ません。常に、ハリス氏有利で見て、トランプ氏をこき下ろすことしかしません。
その討論会の裏側を考察するネットの動画共有サイトYouTubeで見つけました。下に埋め込んだのがその動画です。
私が感じたのと同じようなことが冷静に語られています。
討論会は、ABCニュースのスタジオで行われました。トランプ氏が向かって左、ハリス氏が右に座り、ふたりの前に、ABCニュースでキャスターをするのであろう男性のデイビッド・ミュアー氏(1973~)と女性が向かい合って座り、ふたりの候補者に質問をしています。
本ページに埋め込んだ動画で語られているように、ハリス氏には事前に、どのような質問をするか知らされていました。トランプ氏にはそれがありません。
これだけでも公平とはいえません。
公平でないのはこれだけではありません。
ハリス氏は質問には直接答えず、自分が中産階級に育ったというような話を、繰り返し、壊れたスピーカーのように話すだけでした。おそらくは、何に対しても答える能力を持たない彼女が、その場を繕うため、中産階級云々の話だけを暗記し、それをしゃべり続けたのでしょう。
質問者が、米国の今の状況をどう考えるか訊いているのに、またしても、中産階級云々の話ばかりです。普通であれば、そんなハリス氏に対し、質問者は質問にしっかり答えるように迫るところです。
しかし、同じことを繰り返して話すだけのハリス氏は、一度も窘(たしな)められていません。本動画によれば、ハリス氏は虚偽の話を連発したのに、すべて見逃されたそうです。
討論会で質問をしたABCニュースのミュアー氏の上司は、たしか、ハリス氏やハリス氏の夫と近い関係にあるというような話だったと思います。
その一方で、トランプ氏が少しでも彼らの意にそわないような発言をすると、すぐにそれを厳しく問い質(ただ)すことをしています。本動画の配信者によれば、その回数は20回以上もあったといいます。
まだどちらに投票するか決めていない人が、この日の討論会をテレビで見たでしょう。そうなのであれば、討論会を設けたABCニュースは、誰からも文句がつかないほど公平であるべきでした。
それなのに、ここまで書いたように、ABCニュースは、トランプ氏が不利に見えるようにすることだけを考えています。
本動画の配信者は、ここまで来ると偏向の範疇を遥かに超え、明らかな「選挙介入」だと述べています。私もそのように考えます。
ABCニュースが設けた討論会に疑問を持った人はトランプ氏支持者だけではありません。
民主党の候補者として米大統領となったビル・クリントン氏(1946~)の下で顧問をしたマーク・ペン氏(1954~)が、ABCニュースには説明責任があると声を挙げています。
通常であれば、民主党の候補者であるハリス氏には不利に働くため、このようなことを感じても、それを表明したりしないでしょう。
しかし、そうであっても、声を挙げずにはいられないほどABCニュースの選挙介入的行為は見過ごすことができないということです。
ペン氏は、どうしてこのようなことになったのか、公式に調査することを求めています。
ハリス氏はトランプ氏との討論会をまた行いたいとしています。それを取り上げた朝日の記事では、ハリス氏の要求を飲まないトランプ氏を批判的に報じています。
トランプ氏としても、公平な討論会であれば何度でもそれに応じるでしょう。しかし、ここまで書いたように、反ランプ陣営がトランプ氏の印象を悪くすることを目的に、実質的には討論会でも何でもないものにしてしまうことを知っているため、二度と、その手には乗らないとしているのです。
トランプ氏は、トランプ氏寄りのFOXニュースでの討論会をハリス氏に持ちかけました。しかし、その討論会をハリス氏は拒否しています。
この際、絶対にどちらにも公平であることを絶対的な条件として、討論会を開き、それを全米に生中継したらいいです。それでこそ、有権者が、正しい判断が下せるからです。
私は討論会というからには、両候補者が、互いの候補者に質問し、それに応えるような形式になるのかと思っていました。実際にはそれとは違い、ABCニュースのミュアーキャスターや女性のキャスターが、ハリス氏が有利になるような場所を提供しただけでした。
ハリス氏には事前にどのような質問をするか伝え、そのとおりの質問だけをしました。であるにも拘らず、答えるだけの能力がないハリス氏は、中産階級で育った云々の話を繰り返して時間をつぶしただけでした。
ABCニュースのキャスターは、ハリス氏が質問とは関係ないことを話してもまったく咎(とが)めることをしていません。
その一方で、トランプ氏には気に障るような問いかけをし、トランプ氏が冷静さを失わせる方向へ誘導しました。
もしも互いが互いに質疑応答するような形にすれば、ハリス氏は何も答えられずに終わったでしょう。
経済政策ひとつとっても、ハリスは具体的にどんなことをするのがいいか、まったく理解していません。よくそれで、次期米大統領になろうとするものだと思います。
トランプ氏とハリス氏の討論会がこれだけ問題になり、ほかでもない、ビル・クリントン元大統領の顧問をしたマーク・ペン氏が声を挙げ、討論会の裏側について公式に調査すべきとしています。
その声を受け、実際にそれが行われ、ハリス陣営の不正は厳しく問われるべきです。
本動画の配信者も、今のままでは、公正な選挙はできないと危機感を募らせています。
本来であれば、それはマスメディアが厳しく問うべきことです。しかし、そのマスメディアがハリス氏の強力な応援団になって、あのデタラメな討論会もどきにおけるハリス氏の応答を褒めちぎっています。
ハリス氏のあの中身がまるでない応答をどうしてそこまで褒めることができるのか、まったく理解できません。
今回のデタラメな討論会の名を借りたハリス氏のためのイメージアップ作戦を放送したABCニュースは、それでなくても低下していたであろう信用度が失墜しました。
ハリス氏を擁護する報道をするマスメディアが、人々から同じように思われていることを自覚すべきです。
そうでなければ、ハリス氏推しをしている間にも、マスメディアへの信頼が絶望的に下落してしまいます。国民からの信頼を取り戻すのは、まず無理と考えるべき段階です。
そんな状況に置かれているのに、ハリス氏推しなんてしている余裕がありますか?
ここまで書いたほかに、動画で伝えられていることで興味深いと思ったのは、米大統領候補を降りたジョー・バイデン大統領(1942~)の奇妙な振る舞いです。
バイデン氏は、ペンシルベニア州でトランプ氏支持者と交流し、「トランプ2024」の帽子までかぶって見せたそうです。それも、嬉しそうな笑顔を浮かべて。
対応に窮したホワイトハウスは、バイデン氏の行為は「超党派の団結の意思表示」の表れと取り繕ったそうです。
動画の配信者は、バイデン氏がハリス氏とバラク・オバマ元大統領(1961~)に憤慨しているのではと推測する人がいると語っています。
私の推測も同じようなものです。おそらく、バイデン氏は大統領選挙に臨み、再選されることを望んでいたでしょう。しかし、オバマ氏が主導する形で、バイデン氏を引きずり降ろし、ハリス氏を代わりの候補者に仕立てました。
これをバイデン氏は一種のクーデターと受け止め、ふたりを許せない気持ちを持つのではないでしょうか。一度権力を得た者が、その座を奪われると、奪った相手は絶対に許しはしないだろうと思います。
バイデン氏の行為が、今後の選挙戦にどのような影響を良くも悪くも与えるのか、推移を見守ることにします。
本選挙戦においては、今後、バイデン氏の動きにも注目する必要があるかもしれません。