外を出歩く人は空模様が気になるでしょう。しかし、自分が住むところから離れた地域の天気は、台風が発生したとき以外は、気にかけることが少ないのではありませんか?
Yahoo!には、さまざまな地域の記事も取り上げ、それがトップページに載ることもあります。
午後にそれに目を通したら、次の記事が目に入りました。
いつの頃からか、気象情報の伝え方が過激になっています。すぐに「警報級」や「過去最大」といった表現を使います。
本記事も「警報級の大雨」と書いています。
私が気になったのは、本記事を配信したのが関東甲信にあるテレビ局ではないことです。記事には「チューリップテレビ」とあります。
馴染がなかったので、どこにある局か調べました。富山県で放送する局です。しかし、どうしてここまで、関東甲信の気象が気になるのか、理解に苦しみます。
東京にあるキー局なら、全国展開しているので、地方の天気を扱っても不思議ではありません。しかし、地方の局が、ここまでほかの地方の天気が気になるものでしょうか。
記事を読むと、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水への警戒を呼び掛けています。たしかに、短時間で降水量が増えればばそうなることも否定はできません。
しかし、天気が急変するときというのは、どこでそのようなことが起こるかわかりません。また、起こるにしても、地域を指定する歯難しいでしょう。
それを前もって予想し、降水量まで予想するのは難しいことのように思われます。
念のために、日本気象協会のサイト“tenki.jp”で、今後の雨雲の動きをシミュレーションした動画で確認しました。今のところの予想では、午後7時頃に、東京上空に発達した雨雲が架かる予想になっています。
しかし、それも特別発達したものではなく、午後8時には雨雲が弱まる予想です。
これを見る限り、警報級の雨になり、土砂災害や河川の増水が起こるようには個人的には思えません。今後、予報が悪い方に変わる可能性は否定しませんけれど。
関東南部の当地は今のところ晴れの天気です。気温も特別高くはなく、部屋にいても暑くないので、エアコンは使っていません。
それにしても、他の地方の天気まではそれほど気にする必要はないのではありませんか?