「災難は忘れた頃にやって来る」です。
本日の早朝も、自転車で家の周りを走りました。まだ、ほとんどの人が寝ているであろう午前4時半頃から30分ほど、自転車で走るのが習慣となりました。
その時刻、健康のためか、歩いている人もいます。私も運動を兼ねて、歩く代わりに自転車で走っています。
私は胸ポケットにカメラを入れ、時折、カメラを出して写真や動画を撮ることをします。私がそのために利用しているのはソニーのコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)、WX50です。

これがとても小さく、その割に、よく写ります。
災難は、それを構えて自転車を走らせているときに起きました。
その時は、前方の道ばたにカラスが何羽かいたので、それを動画で撮ろうと考え、撮り始めました。私の自転車が近づけば飛んで逃げていくだろうから、それを含めて動画に撮ろうと考えたのです。
想像通り、私の自転車が近づくとカラスたちは飛び立って逃げていきました。その様子を、カメラの背面液晶を見ながら撮っているとき、手が滑って、カメラを道路に落下させてしまいました。
慌てて自転車を停め、落としたカメラを拾いました。カメラの底面のカバーが開いていました。WX50は、スイッチを切ると飛び出していたレンズが収納されるようにできているのですが、飛び出したままになっていました。

ともあれ、カメラを胸ポケットに入れ、「朝から、やっちゃったよ」と思いながら家に戻りました。
家に着いてからカメラを点検しました。スイッチを入れようと思ってもスイッチが入りません。
落としたときに開いていた底面のカバーを開くと、電池がなくなっていました。落としたときにカバーが開き、電池が転がり落ちてしまったことに、そのときになって初めて気がつきました。
もう一度自転車に乗り、カメラを落とした地点に戻りました。
自転車をゆっくり走らせて探しましたが、電池は落ちていません。すぐに諦めるわけにもいかず、自転車を道ばたに停め、辺りを探しました。
道路から一段低くなった草むらに電池が落ちているのを見つけました。草と土が湿っていて、電池に泥がついていました。
それを持って帰って綺麗に拭き、カメラに入れてスイッチを入れました。

スイッチは入るものの、内部から小さな動作音が二度あり、そのあとに、背面の液晶に「電池を入れなおしてください」と表示されます。
電池を入れ直してスイッチを入れても、結果は同じです。
便利に使えて気に入っていたWX50が使えなくなってしまいました。
電池に問題があるのなら、新しく電池を購入することを考えてもいいのですが、新しい電池でも同じような状態なのであれば、電池を新しく購入する分だけ余計な出費になってしまいます。
朝から少々頭が痛いです。
カメラ店に持って行ったら、修理が可能でしょうか。気に入っていただけに残念です。
元はといえば、自転車に乗りながらカメラで動画を撮ろうとした私がこの災難を引き起こした原因です。今後は、写真や動画を撮るときは、必ず自転車を停め、カメラをしっかり構えて撮ることにします。
もっとも、自転車で移動中の動画を撮りたいときは、自転車に乗りながらでなければ撮れませんが、その場合も、カメラを自転車に固定する道具を使えばいいということです。
考えようによっては「不幸中の幸い」であったかもしれません。カメラを持って動画を撮っているとき、自転車が転倒して、自分が怪我をすることだってあり得たからです。
どちらにしても、不安定な恰好で自転車に乗るのはいいことがないので、今後は十分気をつけて乗ることにします。