本日の朝日新聞は、1面の一部と2面のすべてを使い、ある感染症のためとされた薬剤の被害について取りあげています。
こんな風に書くと、新コロ騒動のために作られたことにされているワクチン(似非ワクチン)の被害をマスメディアがやっと取りあげたのかと早とちりする人が出てしまうかもしれません。
残念ながら、別の薬剤についてです。しかも、今から80年以上も前の話です。
その薬剤が用いられたのは、かつては「らい病」と呼ばれた「ハンセン病」です。
この病名を聞いたことはありますが、具体的なことは知りません。そこで、ネットの事典ウィキペディアでこの病について書かれた記述にざっと目を通しました。
一応は感染症とされていますが、「感染力は非常に低い」とあります。また、感染は小児に多く、成人は感染も発病も希とあります。にも拘わらず、日本でもかつて非常に恐れられたというのがよくわかりません。
世界的に見ると、紀元前5世紀から紀元前4世紀頃には発病者があるらしいですが、それが本当にハンセン病なのかは確かめようがありません。
1世紀ほど前、スペインかぜが大流行し、世界中で多数の死者が出たとされました。私も少し前まではそうした感染症が猛威を振るったのだろうと信じていました。しかし、最近になり、それが嘘であることを知りました。
スペインかぜとされた症状は、ウイルスによって起きたのではなく、米国のロックフェラー医学研究所(ロックフェラー大学)が作ったさまざまなワクチンを接種した人に起きた様々な症状をスペインかぜにしたというのが騒動の真相です。
まだわかりませんが、ハンセン病も、ハンセン菌という菌が感染することで発病すると信じられていますが、これも、注意深く見る必要がありそうです。
病名として残るノルウェーのアルマウェル・ハンセンはハンセン氏(1841~1912)が顕微鏡で細菌によく似た物体を発見し、それがハンセン菌だとされていますが、その物体がハンセン菌であるかどうかはわかりません。
いい方を変えれば、ハンセン菌という菌が本当にあり、それが感染して起こる病気であるかどうかも不確かです。
新コロウイルスとされたウイルスにしても、存在はしていません。本騒動が始まると、いかにも恐ろしげに着色されたウイルスのような画像がそれを伝える記事に添えられました。
それを見た人は、恐ろしい感染症だと思ったことでしょう。
しかし、さまざまに使われたウイルスらしき画像は、結局のところ、恐ろしい感染症を起こすウイルスでもなんでもありません。「分解した細胞の死骸」をウイルスとしているだけの話です。
同じような意味合いで、ハンセン菌とされているものも、菌でもなんでもない可能性がないでもありません。
ともあれ、よくわからないまま、ハンセン病を発病したとされた人は家族から離れざるを得なくなり、放浪して暮らすような実に悲惨な運命を辿っています。
松本清張(1909~1992)の『砂の器』(1961)にハンセン病とされた患者が登場するのはよく知られています。
そんな人々を、ほかの人々から隔離するため、全国に5カ所、国が運営する療養所が作られました。そのひとつが、本日、朝日新聞で取りあげられた国立療養所「菊池恵楓園」(元は九州療養所)です。
本療養所で、先の大戦中から戦後にかけ、効果がほとんどないにも拘わらず、入所者に有無をいわせず治療薬剤と称して「虹波(こうは)」という薬剤が投与され、多くの薬害被害を出していたことの調査が行われ、昨日(24日)、その報告書が公表されたことで、本日の朝日が取りあげるところとなりました。
朝日の記事から、「虹波」というのが、感光色素を成分とした薬剤であるらしいことがわかります。元々は、旧陸軍が、寒冷地へ派遣した兵士の間で起きた凍傷ややけどの治療に使えそうだということで注目された薬剤のようです。
その後、この薬剤を投与した結核患者にも、症状を回復した例があったとして、ハンセン病の治療にも期待を持たれ、恵楓園の入所者に実際に投与されるところとなったようです。
この薬剤の試験を受けたのは、少なくとも472人で、その中には6歳の子供も含まれていたそうです。
投与方法は実にさまざまといった印象です。朝日の記事には次のように記述されています。
内服や皮下注射、皮膚に塗るだけでなく、脊髄、肛門や膣への注入など様々な方法が試され(た)
このほかに、眼球に塗られたケースもあったようです。こうなりますと、人体実験以外の何物でもないように思えます。
その結果ですが、その薬剤の有効率は【2.8%】で、副作用発現率が【22.2%】です。
入所者はこの薬剤投与に強い疑念を抱いたものの、戦時中ということもあり、臨床試験の中止を訴えることなどできない状態にあったことが想像できます。
投与者の多くが苦痛を味わい、投与中に9人が命を落としています。
今回の調査にある投与者の発言記録には、「モルモット代わりに研究された」との悲痛な訴えが残っているそうです。
新コロ騒動が起きたあと、西側諸国に居住する人々を中心に、似非ワクチンが無差別的に投与されました。その結果、それらの国々では、かつてないほど超過死亡率が上昇しました。
それだけの人々が死亡することが起きているのに、該当する国の政府はそれを無視し、マスメディアもまったく取りあげないという異常事態が続いています。
日本の明治政府は「らい病」の恐ろしさを国民に植え付け、それが人々の間に強い差別を生みました。同じことが新コロ騒動で繰り返されています。
マスメディアは連日新コロ騒動を大々的に報道し、それがいかに恐ろしい感染症であるかを人々の心に植え付けました。それを防ぐためだといって外出を控えさせ、マスクをしないで出歩く人を非難するように仕向けることまでしました。
何度でも書きますが、新コロウイルスというウイルスは存在しません。存在しないのですから、存在しないものに「感染」することはありません。
また、存在しないウイルスのために似非ワクチンが作られ、それを信じて接種した人の命を奪い、多くの被害者を生んでいます。仕事ができなくなった人もいるでしょう。
闇の歴史は何度でも繰り返されるということでしょう。その被害に遭いたくなければ、個々人が、真実を見抜く眼を養うことです。
ハンセン病の「正体」もそのうちに知ることになる(?)かもしれません。