新コロ騒動によって国の対応のデタラメさに気づいた人が多いでしょう。しかし、国のデタラメさは今に始まったことではありません。
それを教えてくれる本を読みました。
医学博士で、国の公衆衛生にも関わられた母里啓子(もり・ひろこ)氏(1934~2021)が書かれた『改訂版 もうワクチンはやめなさい 予防接種を打つ前に知っておきたい33の真実』です。
同名の本は2014年に発刊され、それから3年間に起きたことなどを書き添えた改訂版が2017年に発刊されています。私は改訂版をAmazonの電子書籍版で読みました。
母里氏のことは、この本より前に、ネットの動画共有サイトの「ニコニコ動画」に出演されている動画で知りました。
国で仕事をされたこともあり、感染症を巡る国の対応のダメさを、母里氏は身をもって感じてこられたことが本から強く伝わってきます。
そのことを常にもどかしいと思いながら、それが社会で共有されないことに危機感を持たれていたでしょう。
国民の多くは、国やマスメディアが伝えることを疑わずに受け取ってしまっています。これは、新コロ騒動で明らかになりました。この騒動を経ても、ほとんどの国民は、新コロ騒動を疑う声に耳を傾けず、騒動を疑問視する人たちを、未だに陰謀論のように考えています。
母里氏は、「ワクチンで防げる病気のほとんどが自然に治る病気」と述べています。具体的には、風疹や水ぼうそう、おたふくかぜ、はしか、インフルエンザなどは怖い病気ではないと書いています。
そして、「ワクチンの宣伝のために、怖い、重症化すると思わされているだけ」で書いています。
母里氏が本書を書かれたのは、今から10年前の2014年です。その後に始まった騒動を母里氏はどのように考えられたでしょうか。
母里氏は、騒動が始まった翌年の2021年10月、突然亡くなられたそうです。時期が時期ですから、自然死ではなく、「暗殺」と考える人もいます。
本書の巻末近くで、母里氏と対談された近藤誠氏(1948~2022)も、翌年2022年8月に亡くなられています。これは偶然でしょうか?
今、子育て中の人も、ぜひ本書をお読みになってください。真実を知らずに、我が子に大変な負担をかけている現実があるからです。
私は子供がいないのでわかりませんが、本書が書かれた2014年時点で、0歳児へのワクチンが複数のワクチンを同時に接種するようになっているようですね。
国は子供たちを救うためだといって、高価なワクチンを貧しい人も打てるよう、公費で打てるようにしました。それをいい出したのが「ある政党」と本書にあります。
自民党と連立を組む公明党であろうことがすぐに想像できます。公明党は、あの大変な被害を出した子宮頸がんワクチン接種でも、党を挙げて公費による接種を自民党に迫りました。
公明党が自民党と連立を組んで以降、この国は一挙に悪い方向へ傾きました。安倍一強とされたときも、自民党は公明党と手を切りませんでした。
後世、どのような歴史の審判を下されるでしょう。
世界中で消費される抗生物質の7割が日本で消費されていると書かれています。どうしてそんなことになっているのでしょうか? 国や日本の医療界を少しは疑ってください。これらの問題を取り上げないマスメディアもグルになっています。
本書にはさまざまな指摘があります。ときどきに、それらを少しずつ取り上げられたらと考えています。