カメラメーカーや、同じカメラであっても世代によって内部の設定が異なります。
例えば、ホワイトバランス(WB)に違いを感じます。
私が今、写真を撮るのに使うのはソニーのミラーレス一眼α7 IIとキヤノンのデジタル一眼レフカメラEOS 30D、ペンタックスの小型ミラーレス一眼カメラPENTAX Qの三台です。
それぞれに性格が異なることから、用途に合わせて使い分けるようなことをしています。
α7 IIを使った撮影では、少し前からF値だけを自分で設定する絞り優先AEで撮影しています。
主に使うレンズが、フィルム時代のヤシカ・コンタックス用カール・ツァイス プラナー50ミリ F1.4のため、F値は自分で設定する必要があることもあってです。

α7 IIは、WBをマニュアルで変更すると、好ましくない結果になることがあります。今日の早朝もそれを経験しました。
日陰に入った愛猫を撮るとき、色温度を自分で設定して撮りました。電子ビューファインダー(EVF)を見ながら、ちょうど良さそうな色温度にして撮ったつもりでしたが、RAW画像を「現像」するときに確認したら、あまり美しくありませんでした。
そのため、次に撮るときからは、オートホワイトバランス(AWB)にしました。α7 IIは、多くの場合、AWBで満足が得られる結果になることが多いです。
ただ、昨日の夕方、AWBで陽射しが強くあたっている庭の木々を撮ったら、ヘンな色になりました。そこで、「現像」段階で〔太陽光〕にすると、見た目に近い色になりました。
それだったら、撮影するときから〔太陽光〕に設定しておけばよさそうに感じるかもしれません。しかし、色温度が微妙な状態の時は、AWBのほうが好結果になることを実感しています。
もっとも、RAWで撮っておけば、ホワイトバランスがどの設定であっても、「現像」段階で変更できるので、どの設定で撮っても同じ結果は得られますけれど。
ともあれ、α7 IIを使うときは、基本的にはAWBにしておけば、まずまず満足できる色の表現になると感じています。
キヤノンのEOS 30Dは、〔太陽光〕にして撮ると結果が良いように感じます。ソニーとキヤノンで、〔太陽光〕のプリセットに違いがあるのでしょう。
もっとも、私が使うα7 IIはずいぶん前の機種ですので、その後に出た新しい機種は、α7 IIとは違うのかもしれません。こればかりは、自分で実際に使ってみないとわかりません。
EOS 30Dは、α7 IIとは逆で、逆光の被写体をAWBで撮ると、好ましくない色になることがあります。例えば、逆光状態の葉などがそうです。

「現像」段階で〔太陽光〕に変更すると、たちまち、葉の緑色が戻ります。
EOS 30Dで便利なのは、内蔵のストロボが優れていることです。ストロボが必要なときはこのカメラを使うだけで、ほぼ満足できる結果になります。
PENTAX Qは、背面の液晶を見ながら撮影することになるため、晴れた日の屋外では、液晶が役に立たないことが多くなります。そんなこともあり、このカメラは基本的にプログラム(P)モードで撮影しています。
WBも、AWBでほぼ満足が得られる結果になります。

PENTAX Qで私が使っているの単焦点レンズで、被写体に寄ってもフォーカスが合うのがありがたいです。また、このカメラにもストロボがついており、必要に応じて便利に使えます。
手軽に撮りたいときはこのカメラの出番となります。