本日も思いつきで、少しばかり書いてみようかな、などと考えたりしています。で、今回、「思いつきの種」が転がっていたのは、NHKで今年度から始まった音楽番組「SONGS」(水曜/23:00~23:29)です。
この番組に絡んでは、先日(11日)の本コーナーで書いたばかりです。その時に取り上げたアーティストは、既に解散してしまったフォークグループ、チューリップでした。
今回取り上げるのは、この16日に放送になった回で、3組のアーティストが招待されました。いずれも往年のアーティスト、五つの赤い風船、山本潤子、南こうせつです。
この回も、しっかりPC録画し、今日、自作DVDに仕上げました。

それぞれのアーティストについて語れるほど、私は知識を持っていないわけですがf(^_^)、番組を見ることで得た知識を交え、少しだけ書き留めておくことにしましょう。
この3組の中でどうしても押さえておかなければならないのは、“長老格”の五つの赤い風船です。なぜか、私はこのグループの代表曲『遠い世界に』は知っていまして、私はこの曲をNHK-FMのリクエスト番組「サンセットパーク」にリクエストしようかな、と考えたこともありました。
ここでいきなりローカルチックな話になってしまいますが、関東甲信越(東京・ 神奈川・ 千葉・ 埼玉・ 茨城・栃木・ 群馬・ 山梨・ 長野・ 新潟)向けのこのリクエスト番組・金曜日(月曜から金曜までの午後6時から50分間の生放送)には、名物の「しりとりリクエスト」というコーナーが設けられています。
コーナーの内容は、このコーナー名からご想像いただけると思いますが、曲名でしりとりをしてしまうコーナーです。
私がリクエストを狙っていたのがこのコーナーで、私はひとり密かに「『遠い世界に』の『と』の回が早く来ないかな」なんて待ち望んでいました。が、現実とは厳しいもので、その回が「しりとり」コーナーに訪れる前に、他の曜日(火曜日)の一般リクエストコーナーでさっさとかかってしまったのでした。この瞬間、私の「企み」はもろくも崩れ去ったのであります。
そんな思い出の楽曲を代表曲に持つ五つの赤い風船というグループですが、1967年に結成されるや、当時の若者から絶大なる支持を集めた、らしいです。その若者たちというのは、今でいうところの団塊の世代に当たるのでしょう。
この団塊の世代ということでいえば、先月29日に放送になった「ETV特集」、「ホワッツ テラヤマ? 再考・団塊の青春」でも題材として取り上げていました。「団塊の世代」の騎手であった寺山修司については、いずれまた、機会があれば書いてみたいと思っています。

例によってまた話が脱線してしまいました。私が本日ここで書きたいのは五つの赤い風船、もいいのですが、彼らに影響を受けてシンガーになった山本潤子さんなのです。
山本さんは、お生まれが1949年ということですので、今年の誕生日が来ると58歳になられるわけで、その山本さんをつかまえて「可愛い」というのは失礼にもほどがありますね。
そういえば、チューリップの財津和夫さんが1948年生まれ。また、オフコースの小田和正さんが1947年生まれですので、名を残す活躍をされた方々がこの年代に集中していることになります。
オフコースといえば、山本潤子さんがはじめに参加したグループ赤い鳥は、グループ結成年の1969年(1969年結成-1974年9月解散)、出場したアマチュア・バンドのコンテスト「ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト」第3回大会で、そのオフコースを押さえて優勝したんだそうですね(オフコースは2位)。
当時の山本さんの面影を伝える画像があります。

やっぱり「可愛い」というよりほかないんじゃないでしょうか。当時の映像を見ても、今のアーティストのように、ヴィジュアルに凝って驚かせることもなく、髪はストレートのまま。衣装にしても、いたってシンプルです。それでいて、しっかり歌声を聴かせ、また、聴く者のハートを掴んでいます。長く伸びた髪のように、まっすぐ育った女性という感じです。
その彼女が、今回「SONGS」に登場したわけですが、その録画ビデオから取り出したのが下の画像です。

本当は、こちら(カメラ)に視線を向ける瞬間を待っていたのですが、この時はあいにく視線がこちらを向くことなく、残念です。でも、彼女が持つ素直な人間性がそのまま宿り、人生を重ねてきたように感じます。素敵ではありませんか?
彼女は、赤い鳥から一緒で、のちに結成したハイ・ファイ・セットでも一緒に活動を続けた山本俊彦さんと結婚し、ふたりの娘さんのお母さんでもあるようです。