誰でもそうだと思いますが、自分の興味の対象がその時の気まぐれでくるくると変わります。
私が数日前から急に興味を持ち出したのは音に関する興味です。きっかけは、本コーナーの前回の更新で取り上げましたが、ウグイスの鳴き声を録音したことです。
録音に使ったのは、一年前に購入して使い出した、ZOOMのフィールドレコーダーのF2です。これが画期的なレコーダーであることも本コーナーで何度も書いています。
通常のレコーダーは、録音を始める前に入力レベルを調節するか、機械任せの入力レベルオートにして録音します。ただ、オートであっても、極端に小さな音をオートで録り、あとで音が小さいからとゲインを上げると、ノイズまみれの音になってしまいます。
ZOOMのレコーダーのF2は、入力調節をせずに録音を始められます。どんな大きさの音で録音されても、あとでいかようにも音量を調節でき、しかも、ノイズとは無縁の音にすることができるからです。
これを実現するのが、F2にも搭載されている「32bit float(単精度浮動小数点数)」という技術です。
【永久保存版】32bit Float録音はなぜ音割れしないのか。徹底解説!ZOOM F3 【ギュイーントクガワの動チェクアカデミー】
前回本コーナーで紹介したウグイスの鳴き声にしても、耳では聴こえても、それを通常のレコーダーで録音したのでは、大きな音で、しかもノイズを乗せずに再現することはできません。
それが、F2の32bit floatであれば、それが自由に実現できるのです。
ウグイスの声の録音をし、それを聴きやすい大きさの音にしたことで、今再び、音に関する興味が高まりました。
ということで、芥川龍之介(1892~1927)が自ら命を絶った年に発表した『河童』(1927)の冒頭部分を朗読もどき、それをF2で録音した音声ファイルを作ってみました。
F2には専用のラベリアマイクがついていますが、今回は、ウグイスの鳴き声を録音するのにも使ったaudio-technicaの小型マイク“AT9912”を取り付けたF2を手に持って、口から20センチ程度話して朗読もどきしています。
audio-technica-AT9912
F2で録音した自分の声を大きくするためにゲインを上げるなどの編集には、iZotopeの”RX 9 Standard というオーディオ編集ソフトを使っています。このソフトは最新版の”RX 10”が出ており、機会があればバージョンアップしたいと考えています。
iZotope RX 10新機能紹介
音に興味を持ち始めたということで、この機会にバージョンアップすることになる(?)かもしれません。
気になる投稿はありますか?
新たなEQを導入
少し間が空きましたが、また、自分の声を収録して確認することをしました。
声の収録に使用したのは、ZOOMのフィールドレコーダー、F2と付属のラベリアマイク(ピンマイク)です。マイクの位置は、胸の中央付近にしました。
ZOOM F2と付属のラベリアマイク
声を収録するのなら、この組み合わせが最も手軽で気に入っています。F2は32bit […]
動画撮影に色再現の探求
昨日から、あることに興味を持って、自分なりにいろいろと探求しています。それは、動画の撮影における色の表現です。
本コーナーで前回書いた中で「色の三原色」についても書きました。
https://indy-muti.com/47562/
色の三原色は、専門的には「減法混合」というらしいです。ともあれ、これにおける三色は次の色です。
赤青黄
PC […]
M3で録った自分の声
なおも、自分の声の収録と、録った声の適正化を自分なりに「研究」しています。
いろいろ試したことで、自分の声を収録するのであれば、ZOOMのM3 MicTrakを適切に使うのが最も良い結果になりそうなことがわかりました。
このM3というのは、デュアルADコンバータ―回路を持つ32bit […]
プチ改修
それまで普通に使えていたものが、あるとき突然不具合を起こすことがあります。
私の場合は、PCが今年の7月末に調子が悪くなったことがあります。私が使うPCは、パーツを自分で組んだ自作PCです。
https://indy-muti.com/19693/
市販のPCであれば、具合が悪くなったときは、専門の業者に修理を依頼することになりましょうか? 自作PCも […]
リスニング環境が異なれば・・・
結果的に、私は自分の声を収録して、声の聴こえ方を確認することを集中的にしています。
これをしたことにより、声の扱いを変えることで、音が違って聴こえるのがわかります。これは当たり前といえば当たり前です。そのために、音の処理を変えているのですから。
それとは別に、同じ音源であっても、音を聴くリスニング環境の違いのほうが、音の加工以上に違って聴こえることが確認できまし […]