Gymnopedie No.1(トゥーツ・シールマンス)

リクエストカード(296-1)
リクエストカード(296-2)

山本さん、こんにちは。今回は「クラシック♪JAZZ」で募集する回宛てでお願いします。▼6月といえば梅雨の季節ですが、今年はまだその気配がありません(←こんなことを書いたあと、放送がある日までに梅雨入りしていたりして(^_^;)。雨の日、家にひとりでいると、降ってくる雨をぼんやりと眺め、物思いに耽ったりします。そんなとき、人は“ひとときの詩人”になったりします(?)。▼物思いのお供にこんな曲はいかがでしょう? と、サティの『ジムノペディ 第1番』を選んでみました。以前(※2010年2月6日)、『ぴあのピア』(NHK総合)でサティの曲が取り上げられましたが、その時の解説によれば、サティは古今東西の作曲家の中で一番の変わり者だそうです。彼が好きなのはご馳走と冗談。そして大嫌いなことは、権威と堅苦しい話だったそうです。個人的には、変人は嫌いではありません(^m^) ▼演奏をしているのは、同じヨーロッパはベルギー出身のハーモニカ奏者、トゥーツ・シールマンスです。ちなみに「トゥーツ」というのはニックネームだそうですね。(リクエスト・カード2に続く)


【メッセージ2】:(→リクエスト・カード1の続き)  サティのこの曲はもともとはピアノ曲です。それで、ピアノの音色で始まります。雨を表すのにはピアノという楽器がよく似合いますね。そのピアノを伴奏に、ハーモニカによる主旋律が登場してきます。▼楽器が演奏できない人でも、ハーモニカなら親しみが持てるかもしれません。私も楽器は何ひとつ演奏できませんが、ハーモニカだったらなんとか音ぐらいは出せそうです。でも、トゥーツ・シールマンスの手にかかると、同じ楽器とは思えないほど、多彩な音色を持つ楽器へと変身してしまいます。▼ハーモニカで奏でられるメロディに耳を澄ませていると、主人公の心や体の動きが見て取れるようです。ピアノは雨。主人公はハーモニカ。はじめは窓から眺めるだけだった雨の街へ飛び出していきます。空を見上げ、落ちてくる雨粒を全身で受けます。くるくると回り、雨粒が飛び散ります。雨粒が光を受け、光ります。水溜まりをわざと踏んづけ、盛大な水しぶきを作ったりもします。ひとしきり遊んだあと、主人公は家路を辿ります。以上、私の勝手な妄想でした(^m^)

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