朝早く庭に出ると、ウグイスの鳴き声が聴こえました。
ウグイスは、毎日、毎時間鳴いているわけではないようです。鳴く時間は、私が認識する限り、早朝の時間が多いように感じます。
また、鳴くことが多いのは、晴れた日であることが多いように思います。
このふたつの条件が今朝は揃いました。「今朝」ですから時間帯は朝です。しかも、私がウグイスの声を聴いたのは早朝です。関東南部の当地は朝から快晴です。
そのとき私が庭に出たのは、ウグイスの声を聴くためではなく、我が家の愛猫・にゃんこおチビちゃんファミリーの”妹ちゃん”こと赤トラちゃん(=^ω^=)の写真を撮るためでした。
しかし、外へ出てみるとウグイスの声が聴こえたため、家の中に戻り、録音機を持ち出しました。
私が使う録音機は、昨春に手に入れたZOOMという日本のメーカーのフィールドレコーダー、F2です。このレコーダーについては、本コーナーで何度か取り上げました。
私がこのレコーダーの購入を決めたのは、それまでの同種のレコーダーにはなかった(?)技術が搭載されていることを知ったからです。
その技術についても本コーナーで書きましたが、それは「32bit float(単精度浮動小数点数)」で録音できることです。詳細な仕組みはよくわかりませんが、素人の私は、どんな小さな音でも録音でき、録音したあとに、ゲインを上げて大きな音にしても、通常の録音素材と違って、ノイズまで一緒に大きくなることがない、と理解しています。
極端な例えをすると、ノミの足音というものがあるとしたら、それを録音して、ゲインを上げて大きな音で聴くことが可能、というのがこの技術における基本的な考え方(?)です。
ウグイスの声を録音しても、録音レベルの針が大きく振れるほどの大きさで録れることはまずありません。通常のレコーダーで録ったウグイスの声は、小さな声でしかないでしょう。
そのウグイスの声を、ZOOMのレコーダー、F2で録り、録ったあとにゲインを調整するだけで、ノイズレスでいくらでも大きなウグイスの声にすることができます。
私は、audio-technicaの”AT9912”という極小のマイクをつけて録音しました。

今日の早朝、このレコーディング機材で録音したウグイスの声を下に埋め込んでおきます。
「聞き耳頭巾」という昔話があります。鳥も理由があって囀(さえず)っているのでしょう。「鳥の言葉」がわかったら、人間には想像できないことをしゃべっている(?)かもしれません。
「あそこで僕の声を録音している人(←私のこと)がいる。そんなことをして何が楽しいのかなぁ?」