クリスマス当日の本日も、思いつきの独り語り「気まぐれトーク」の形式にて本コーナーの更新をしています。なお、トークは前日、クリスマス・イヴの夜に行っています。
本日分の内容につきましては、音声ファイルでご確認下さい。そして、そうされない場合は、下にトークを要約して書き起こしていますので、それをご覧になってトークのだいたいの流れを想像してみてください。
なお、音声ファイルはmp3方式にて紹介しています。再生箇所は前後に自由に移動させることができる、と思いますので、下の書き起こしで見当をつけ、聴いてみたい部分だけを“つまみ聴き”するようなこともできます。ご自由にお楽しみ下さい(^ー^)ノ
トークを要約した書き起こし
今回のトークも、夜の時間に始めている。今回はクリスマス・イヴの夜で、気の利いた人であれば、どこかへ出かけてそれなりに有意義な時間の過ごし方をしているのだろう。私はそんなことは別世界の出来事のように、いつもの日と何ひとつ変わることなく、独り、部屋でマイクに向かっている。
また、夜の時間にトークを始めるにしても、私の場合はほとんど同じような時刻に始めるケースが多い。私の生活自体が、同じような時刻に同じようなことをする傾向があり、それは朝起きる時刻も毎日同じ、というような話を始める。
私は起床時刻を【午前4時19分】と決めている。なぜ【20分】ではなく【19分】なのか? 別に大した意味があるわけでもないが、多少なりともそこには自分なりの心理が作用し、たったの【1分】でも早く起き出して朝の活動を始めることで、余裕を持っていろいろなことをこなせそう、という気持ちが働いているのだろう。
トークの中では話していないが、作家の松本清張(1909~1992)は、書斎に掛けてある時計の針を20分だったか1時間だったか、進めてあったそうだ。何本も連載を抱えていた売れっ子の作家だったため、時間に追いかけられるように生活するのではなく、積極的に自分の方から時間を追いかけるような気持ちを持ってのことだったかもしれない。
数日前に珍しく寝過ごしたという話の中で「春眠暁を覚えず」から自分が勝手に考えついた「冬眠暁を寝過ごす」というような話をしている。
この「春眠暁を覚えず」の意味を広辞苑で引くと「春の夜は寝心地がよいので、夜明けになってもなかなか目が覚めない」とある。「暁(あかつき)」というのは「夜を3つに分けた第3番目。宵・夜中に続く。現在では、やや明るくなってからを指すが、古くは、暗いうち、夜が明けようとする時。よあけ。明け方」と広辞苑にある。意味が不確かなまましゃべったあと、辞典で引いてみた。
2、3日前の朝、私も冬眠をする熊のように、暖かい布団の「ねぐら」で寝過ごしてしまった。目覚めると起床する時刻から30分も過ぎていた。慌てて起きたが、一日が何かバタバタとしてしまった感じがする。「早起きは三文の得」はたしかなことか。
トークからは少し離れるが、『レインマン』(1988)という映画がある。
その中でダスティン・ホフマン(1937~)が演じる主人公は、いつもきまった時刻に始まるテレビの番組を見ないと途端に気持ちが不安定になる。それは時刻というものにある種のこだわりを持っていることを表している。同じような傾向が私にもある、ということなのかなぁ。
夜は夜で毎日決まってすることがあり、そのひとつは「天気コーナー」(現在このコーナーはありません)を更新するために午後7時前の気象情報をチェックし、そのあとにサイトのコーナーを更新すること。そしてもうひとつは、NHK-FMのリクエスト番組「サンセットパーク」を、「聴き忘れちゃならない!」ということでエアチェックしつつ聴くこと。
クリスマス・イヴの今日(24日)は、映画音楽をかける木曜日。担当は山本由布子(ゆうこ)さん。今回はクリスマス・イヴということもあって募集テーマは「クリスマス映画」。クリスマスが題材の作品に限らず、クリスマスの時期に似合うような作品であればOK! ということで私も番組宛てにリクエストをした。
昨年の同時期にも同じような募集テーマで、昨年は『恋におちて』(1984)からデイヴ・グルーシン(1934~)の音楽をリクエストして番組で流れている。
今日(24日)の放送は、始まって2分経つかどうかぐらいから生で聴き始めた。放送は、頭から聴けるときもあれば、始まって20分ぐらい過ぎたところから聴き始めることもある。そして、その時刻に聴き始めることを担当の山本さんが知っているわけはないが、聴き始めたばかりの私にクリスマス・プレゼントをしてくれるように、聴き始めてすぐに流れてきたのが私のリクエスト曲だった。
クリスマスになると、宗教的には関わりの薄い日本でも「メリー・クリスマス!」などといってみたりする。ただ、世界的には宗教に厳格さを求める国や地域があり、それがもとで対立し、挙げ句の果てには紛争や戦争へと発展してしまうこともある。
そんなことを考えると、「メリー・クリスマス!」と笑って挨拶しても別におかしくない日本という国は、ある意味平和なのかもしれない。
で、肝心のリクエストだが、「メリー・クリスマス」の「メリー」つながりで、『メリー・ポピンズ』(1964)の挿入歌『チム・チム・チェリー』をリクエストしている。私はサッチモことルイ・アームストロング(1901~1971)の、味があり、ユーモアも感じられるヴォーカルでこの曲を聴き、リクエストしているが、番組ではオリジナルのヴァージョンが紹介された。
で、この『メリー・ポピンズ』というお話は、いつもは雲の上に住んでいるメリー・ポピンズ(ジュリー・アンドリュース 〔1935~〕)が、人間の住む地上へ降り、縁あってある家庭の子供の相手をすることになる。
この、子守りの女の人ということで、これはまったくの偶然だが、昨日の本コーナーで昔の白黒写真をしたときに紹介した女の人も、私が子供の頃に子守りをしてくれた人だった、という奇妙な偶然を生んでいる。「クリスマスの奇跡」ということにしておこう。