優勝校へのメダル授与で違和感

選抜高校野球大会は、昨日、山梨学院の優勝で幕を閉じました。

私はよく確認もせず、新聞のテレビ欄をざっと見て、NHK総合が午後1時50分から放送を開始すると勘違いし、試合開始を午後2時と誤った認識を持ってしまいました。

そのため、ずいぶん中途半端な時間に試合が始まると考えたりもしました。

実際には、NHK総合が午後0時30分に放送を開始、そのあと、NHKEテレで放送する時間を挟み、そのあとにNHK総合で午後1時50分から放送したのでした。試合開始は午後1時だったのでしょう。

ともあれ、勘違いしたままの私は午後2時までの時間、他のことをして時間を過ごし、その時刻が近づいた頃になって初めてテレビのスイッチを入れました。すると、試合は後半に入っており、点差が開いていることに遅ればせながら気づくという結果となりました。

結局はそのまま、閉会式まで見ていました。結果的には、昨日までは勢いがあった報徳学園が追い付けないまま、試合が終了しました。

閉会式では、新コロ騒動の頃は、優勝校と準優勝校へのメダルの授与が特別な方法で行われました。化学的にはなんの意味もないと思わざるを得ませんが、それまでは大会会長の毎日新聞社社長が、選手ひとりひとりの首にメダルをかけていたのが、その期間だけは、変則的に、選手が自分でメダルを取り、自分で自分の首にかけていました。

正直な話、私はそれをテレビの中継で見ることはなく、そのようなやり方でメダルの授与をしたことを新聞の記事で知りました。

昨日の閉会式では、これまでの方法に戻り、会長が直接、選手の首にメダルをかけました。

優勝した山梨学院の選手へのメダル授与を見ていて違和感を持ちました。私が持った違和感について、朝日新聞の朝刊ではまるで触れていません。

Yahoo!ニュースに上がっている記事にしても、私が気がついた範囲では、それを指摘した記事を見つけることはできませんでした。

私が持った違和感は、メダルを授与される山梨学院の選手が全員、帽子をかぶったままであったことです。

もしかしたら、はじめに授与される主将が帽子をかぶったままだったため、途中で、帽子をとった方がいいのではと考えた選手がいても、帽子をとるのを躊躇ってしまった(?)のかもしれません。

その違和感は、準優勝の報徳学園の選手への準優勝メダルの授与が始まった時、確信へと変わりました。報徳の選手は、帽子をとってメダルを授与してもらっていました。

優勝した山梨学院の吉田洸二監督(1969~)が優勝インタビューを受けましたが、監督が帽子をかぶったままということはありませんでした。それに続いて、山梨の林謙吾投手も、帽子をとってインタビューを受けました。

2022夏決勝[表彰式・メダル授与]仙台育英vs下関国際

もしかしたら、メダル授与の様子をベンチの前で見ていた吉田監督は、内心ハラハラしていた(?)かもしれません。閉会式のあと、監督は選手たちに、そのことを話したでしょうか。

メダル授与のときは帽子をとるよう指示されなかったために山梨の選手だけが帽子をとらないことが起きたのかもしれません。しかし、誰にいわれなくても、その場にあった行動を採れることが望ましいです。

どこでもこのことが話題になっていないかもしれない(?)と考え、本ページで取り上げました。

ついでながら、帽子つながりでは思い浮かぶ人がいます。大阪市立大学で名誉教授をされている「ハイエナ爺」こと(?)井上正康氏(1945~)です。

井上氏は、どんな考えをお持ちなのか、いつでも愛用の黒い帽子をかぶっています。井上氏に人並みの常識があるのであれば、人前で講演をするときは帽子をとるのが当たり前と考えることができるはずです。

しかし、井上氏は、講演のときも、記者会見のときも帽子をかぶったままです。

人の振り見て我が振り直せではありませんが、山梨学院の選手の振りを見て、それに違和感を持つことができるのであれば、ご自身の振りも直されてはいかがですか?

今のままでは、いい大人なのに、と氏に違和感を持つ人がいるでしょう。

気になる投稿はありますか?

  • 自転車のサドルの高さ自転車のサドルの高さ 日常的に自転車に乗る人はどのくらいいるでしょうか。 私は本コーナーで書いているように、今年の6月中頃からは、雨が降ったり強風が吹いたりしない限り、毎日自転車に乗って走っています。理由は、夜明け頃に、自転車で30分程度走ることが習慣になっているからです。 昨日の本コーナーで書いたように、昨日、関東南部の当地は濃霧となりました。私はその様子を写真に撮りたいと思い、カ […]
  • 腰痛に悩まされて腰痛に悩まされて 私に取り柄らしい取り柄があるとすれば健康であることぐらいでしょうか。これまで大病をしたことがありません。眼鏡は必要としません。 そんな私ではありますが、昨日から大変な状況にあります。といっても何らかの病気になったというわけではありません。昨日から腰の状態がとても悪くなったのです。原因は今のところわかりません。 この三連休の土日は、地方球場へ行って高校野球の試合を […]
  • 緩い球でも打ち取れる緩い球でも打ち取れる 甲子園球場で行われてきた夏の高校野球は本日が決勝戦です。 今年は、東東京代表の関東第一と京都国際が優勝を目指して争います。どちらが勝っても初優勝だそうですね。 試合の行方を占う上で注目するのは、何といっても互いの投手の出来がどうなるかです。 昔に比べ、今は高校生であっても速い球を投げる投手が増えています。昔であれば、140キロを超える球速の投手は限 […]
  • 一死満塁でスクイズバントがフライ これでも得点できる?一死満塁でスクイズバントがフライ これでも得点できる? 野球というゲームは、基本的にはシンプルです。 https://youtu.be/HGlc_EMjM4A 達人同士が真剣に対談するとこうなる 打者がフライを打ち上げ、相手の守備についている選手がそれを捕球したらアウトがカウントされます。 それでは、1アウト満塁の場面で、攻撃側がスクイズをしかけ、その打球がフライとなり、一塁手がそれを捕球したとします。そのあ […]
  • 万感の笑顔万感の笑顔 昨日(11日)でパリ五輪が終了したようですね。 以前の本コーナーで書いたように、私はテレビの五輪中継はまったくといっていいほど見ませんでした。まったく見なかったと書かないのは、マラソンの中継は見たからです。 男子マラソンが大会の最終日に行われるのかと思っていたら、男子は最終日の前日で、女子マラソンが最終日に行われました。 どちらも上位入賞は厳しいのではと思 […]