2012/10/11 芸術的な操作性を持つ「iPod classic」再購入

5月の大型連休明けぐらいの時期に突然調子が悪くなったデジタルオーディオプレーヤー(DAP)iPod classicが、ちょうど5カ月ぶりに復活しました。

といいますか、復活したのはiPod classicを使って音楽や動画、写真を楽しめる環境で、5カ月前に機嫌を悪くしたiPodは未だに使えない状態が続いています。

ということなので、このたび、新しいiPod classicを購入する判断をしたのです。

未だに調子が悪いままの旧iPod classicは、調子が悪くなる前日までは普通に使えてしました。が、5カ月前のある日突然、途端に使えなくなってしまったのです。原因は未だにわかりません。

機械そのものは故障していないと思いますが、iPodに音楽や動画などを登録・管理するためPCに入れてあるソフトのiTunesとの同期に失敗するようになってしまったのです。

その後、ネットで対策を探り、いろいろと試してみたものの、改善はされませんでした。その過程で、iPodに登録してあった音楽や動画をすべて削除する初期化をしてしまい、同期はできないものの、既に登録してある音楽や動画は楽しめた環境も失い、その後、旧iPodは使い物にならない状態が5カ月ほど続きました。

それでも、私は外出したときにiPodを使うことがないため、「それだったらなくても別に困らないか」と自分で自分を納得させていました。

しかし、また、iPodで音楽や動画を楽しみたい気持ちが起きました。それで、ソニー「WALKMANを含めて検討しました。

しかし、結局は、この種のMP3プレーヤーとしては最も古いタイプになるiPod classicに再び落ち着きました。

これまで使ってきたiPodの容量は80GBでしたが、新しいiPodは160GBですから、ちょうど2倍の容量に増えたことになります。

最終的にこのタイプに決めたのは、まず容量です。

私は、特別音質へのこだわりがないため、iPodでは、基本のビットレートである125bpsに設定し、今日現在、13078曲登録してあります。これだけで容量が54.63GBです。

また、ムービーは425本で14.30GBです。音楽は全曲をiPod classicで聴けるようにしてありますが、ムービーは400数十本すべては登録せず、その中から選んだムービーだけを登録しています。

このように登録する音楽や動画の容量が大きいため、記憶媒体にフラッシュメモリを使ったものなどのように、今現在最大の容量を持つものでも【64GB】で、どうしても容量不足になってしまうのです。

もうひとつ、iPodシリーズの中でも「古典」と思われるiPod classicにしたのは、iPod classicだけが唯一持つ芸術的な操作性です。

私がiPodの実機に触れたのは6年前の2006年3月です。私の姪が使っていたものを手に取らせてもらいました。iPodは、1年ほど前に亡くなったスティーブ・ジョブズ19552011)がこの世に遺したモノの中で最高に魅力的なモノのひとつだと思います。

それまで興味がなかった私が、手に取ってクイックホイールを操作した瞬間、iPodに完全にノックアウトされまし。

その精神は、iPodの最新型であるタッチパネル型には受け継がれていません。唯一受け継ぐのがiPod classicです。

音楽や動画を楽しむために操作するのは、液晶画面の下にあるドーナツ型のホイールだけです。上部にイヤホンを差し込むためのジャックとホールド・スイッチがついているほかは、ひたすらフラットな造りです。モノとしての魅力に溢れています。

その後もこのiPodが気になり続け、2007年11月になってようやく自分の所有物となりました。

このiPod classicが使えない状態が5カ月続きましたが、今、その環境が回復し、ホッとしています。

Appleの今後の戦略はわかりませんが、クイックホイールだけで操作するiPod classic型はもう新型が出ることはないのでしょうか。であれば、このたび再び手に入れたiPod classicをこの先、壊れるまで使い続けることになります。

今回、容量がこれまでの倍に増えたこともあり、登録する写真の枚数を一気に増やしました。前回のiPod classicを手に入れたあと、デジタルで本格的に写真を楽しむようになり、撮り終えた写真の枚数が増大しています。それらをiPod classicに登録してしまおうと考えてです。

写真は実サイズでも登録できますが、私は自動で適当なサイズに変換される方法で登録しました。今日現在、iPod classicに登録した写真のキャッシュは14GBほどです。この写真は、同期を繰り返す事に増えていくことになります。

なお、世間ではiPod classicの音質の評判が芳しくありません。

しかし、DAPで音楽を楽しむときの出口であるイヤホンを付属のものから別のものに換えるだけで見違える、といいますか、音楽ですから「聴き違える」の方がいいでしょうか、まったく違う次元の音質で音楽を楽しめるようになります。

私自身、イヤホンを換えるまでは、付属のイヤホンで楽しんでいました。iPodに付属するイヤホンは、外で楽しむことを考え、外界音も聞こえる「インナーイヤーといわれるタイプです。この場合、迫力のある音で楽しむのは難しくなります。

本日の豆訂正
iPod classicに付属で付いてくる、インナーイヤー型のイヤホンはとても良いです。それに私が気がつかないで本ページのようなことを書いています。私が音が良くないと思ったイヤホンは、1台目に購入したのが中古品で、そのイヤホンをそのまま使っていたからです。そのあと、新品で購入したボディに付属していたイヤホンで聴いたら、まったく別物で、非常に良い音でした。

私がそのあとに買い求め、今も使っているのは「カナル型」といわれているもので、こちらは耳の穴に深く押し込んで使うタイプで、外界音を遮断する密閉型になります。

Kossのカナル型イヤホンとiPod classic

これから先も、私は外出先でiPodを使って音楽を楽しむことはないと思いますが、家の中にいても、iPodさえあれば、音楽を聴きたいときにコンパクトディスク(CD)を探さずにすぐに聴くことができ、とても便利です。

ということで、新しいiPod classicを手に入れてからは、ほかの作業をしながらも含め、音楽を聴く時間が増えました。

季節は秋です。食欲の秋にスポーツの秋、行楽の秋に芸術の秋。今秋の私には、これらに「iPodで音楽を楽しむ秋」が加わることになりました。

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