本コーナーでは前回、580ミリ相当の望遠域で撮影した月の動画を紹介しました。
今回は、その動画に使用したカメラとレンズのセットを動画で紹介します。
おととい(2月6日)の明け方の時間に満月を撮影するのに使った機材については、前回の更新で書いていますが、ここにもう一度、機材を書いておきます。
使ったカメラは、ペンタックスのミラーレス一眼レフカメラ(ミラーレス)、PENTAX Qです。このミラーレスは、撮像素子のサイズが、コンパクト・デジタルカメラ(コンデジ)クラス(?)の1/2.3型です。
このサイズが、かつて私が趣味として楽しんだ8ミリ映画用フィルムの1コマと極めて近いため、レンズ交換が唯一できた富士フイルムの8ミリカメラ、フジカZC1000のレンズが使えそうだ、とこのQを2016年1月半ばに手に入れています。
その後、Qを使わずに来ましたが、今、気まぐれに使い始めています。
8ミリカメラのZC1000のレンズマウントはCマウントです。8ミリ映画を楽しんだ当時、ニコンのレンズを使うため、マウントアダプタを手に入れて持っていました。
それを使って、おとといの明け方、ニコンの105ミリのレンズを使って月の望遠撮影をしたわけです。
1/2.3型の撮像素子を持つQマウントに35ミリフルサイズ用のレンズを装着すると、5.53倍の焦点距離のレンズをつけたときと同じ画角になります。
ということで、105ミリのレンズを580ミリ程度の望遠レンズとして使って撮ったのと同じことになります。
![](https://indy-muti.com/wp-content/uploads/2023/02/0e07ad299cfd5e0c7cd85b7d9810ec73-1024x768.jpg)
この撮影に使ったPENTAX Qとニコンの105ミリのレンズ、マウントアダプタ2個を実際に使っている様子を動画にしました。
動画を作るにあたっては、これまでの私のやり方で、ビデオカメラを長回し、自分の声で説明しながら動画にするつもりでした。その場合は、20分近い動画になったでしょう。
しかし、今回は、別のやり方で動画を作ってみました。
動画の撮影に使ったカメラは、使い慣れた、キヤノンのビデオカメラ、iVIS HF M41です。
このカメラを使い、適当にカメラやレンズ、マウントアダプタを手に取る様子を撮影しました。しゃべらずに画だけを次々に撮り、すぐに、動画編集ソフトのDaVinci Resolve Studioに読み込みました。
あとは、そのソフトのカット編集で、コマ切れのカットをつないでいきました。いらない部分をどんどん削り、最終的には1分53秒の長さに12カットだけ残しました。
撮影時の音だけで、ほかには、ナレーションや音楽を入れないことにしました。
自分でこのような「編集」をしたことで、自分なりに得るものがありました。この「編集」のやりかたはなかなかおもしろいです。長回しして撮影した素材を分割して、必要な箇所だけを使ったりしています。
同じようなやり方で、別の「作品」を作ってみたい気が起こりました。
編集した動画を書き出すと、918.97MBのファイルになりました。そこで、「動画編集ソフトのプロ」という圧縮ソフトを使い、93.22%圧縮した62.27MBに圧縮し、ネットにアップロードしています。