
梅雨時のジメジメや蒸し暑さを電子音が奏でる音楽で吹き飛ばす「電子音楽」で募集するパート宛てです。お気に召しましたら番組で紹介してください。▼さて、マイク・オールドフィールドですけれども、名前を聞いても、「誰? それ
(‘・c_・`)?」という人がいるかもしれません。そんな人には、「悪魔払いを描いたオカルト映画の『エクソシスト』の音楽を作った人だよ」といえば、「ああ! あの音楽の人かあぁ!」と合点してもらえるでしょう。そうです。マイク・オールドフィールドは、あの映画に音楽を使われたことで一躍世界的に有名になりました。▼しかし、彼は特別な感性を持つ人物らしく、自分が有名になったことよりも、自分の音楽の不本意な使われ方(?)に不満を抱いたようです。これは芸術家特有の態度といえましょうか。『エクソシスト』に使われることになった音楽は彼が20歳になった直後にリリースされたものです。彼は様々な楽器の演奏に長(た)け、ひとりで楽器を演奏してはテープレコーダーに録音し、そうした録音トラックを幾層にも重ね合わせることで、自分が望む音楽世界を構築していったのでした。その創作過程に魅了された彼は、没我の境地で、子供のように目を輝かせていたことでしょう。