ほとんど自分の趣味で動画を撮影しては、それを動画編集ソフトのDaVinci Resolve Studioで編集することを愉しんでいます。
今回の動画は、動画の編集も色の編集もほとんどせず、撮ったままに近いです。Logで撮影していますので、明度の調節だけは最低限しています。
今回の動画の重点は、前回、本コーナーで紹介した動画と同じで、私がする「実況音声」の確認に置いています。
素材は、本コーナーで取り上げたばかりの庭の外灯に生じるフリッカーです。
外灯がついている朝の早い時間、今回は外灯を正面から捉えるところに三脚を立て、10倍ズームの高倍率側にして撮影しています。
レンズにはND64のNDフィルターをつけています。
撮影が終わってから気がつきましたが、画面の右寄り上方に黒い点のようなものが写っています。ゴミが、撮像素子かフィルターについたまま撮影したのでしょう。
前回同じ「検証」をしたので、結果はわかっています。今の蛍光灯の多くはインバーターがついているため、かつていわれたような、蛍光灯があるところで撮影した動画にフリッカーが生じることは減り、多くの場合は無視しても良いことになっている(?)ようです。
私の部屋の天井についている蛍光灯にカメラを向け、動画をどの車多―速度で撮影しても、フリッカーが生じないことを確認しています。
であるのに、庭についている外灯がフリッカーを生じるため、気になって動画をこれで二度(偶然写ったのを含めれば三度)作りました。もっとも、今回の動画は、自分の「実況音声」が私の一番の関心事となっています。
次の設定で撮影をしています。
- ISO感度:ISO1600(これが、私が使うソニーのミラーレス一眼カメラ α7 IIでS Log2撮影するときの最低ISO感度です)
- シャッター速度:1/50秒~1/500秒
- レンズの絞りはシャッター速度の変化に応じ、変えています。
「実況音声」は、前回に引き続き、ZOOM社の小型フィールドレコーダーのf2と付属のピンマイクで録音しています。
動画と音声は、「同期」というほど大げさなものではなく、カメラとレコーダーのスイッチを同時に入れ、編集時に動画と音声のファイルを入れて合体させているだけです。
前回は、F2で撮った声がモノラルであったため、左チャンネルからしか音が出ず、少し戸惑いました。DaVinci Resolve Studioで一度”Stereo Fixer”の設定を一度済ませたからなのか、今回は、自分の声が入ったオーディオファイルを入れただけで、何もしなくても、左右のチャンネルからモノラルの音声が再生されました。
今回の「検証」でわかったのは、外で、自分の声を同時録音するには、私の場合は、ZOOMのF2が一倍良さそうなことです。
私はネットの動画共有サイトで活動するYouTuberのように、大きな声を出したりしません。その場合、F2であれば、32bit floatで録音できるため、小声であってもあとで音量を上げることができます。
これは、私にとってはとても便利に感じます。
特に今は、私の声の調子が悪く、こもった声しか出せません。こんな声でも拾ってくれるF2には「感謝」です。
録ったままの声は小さいため、スタインバーグ社のオーディオ編集ソフト“WaveLab Cast”で音量の調節をしています。調節といっても、「ラウドネス」で”Apple Podcast”を適用しただけです。
いくつかのラウドネスを試し、この設定が良さそうに思え、選んでいます。
今回の「収穫」は、F2の便利さを再確認できたことになりましょう。