マスメディアで働く人間は、取材して得られたことに、疑いを持つことが必須です。取材に応じた人が、真実だけを述べる保証がないからです。
たとえば、人を殺した人間に、その人間がまだ警察に捕まっていないとき、記者が接触てきたとしましょう。
その人間は、警察に捕まりたくないでしょうから、記者が当然投げかけるであろう質問に、「いや、自分はそんなことはしていない」というに決まっています。
そのいい分を信じて記者が記事を書いたら、真実を伝えない記事になります。
昨日の朝日新聞に「BA.5ワクチン モデルナ製承認へ」と見出しがついた記事が載っています。
新型コロナウイルスに対応するとされているワクチン(以下「似非ワクチン」)を製造する米国の製薬会社モデルナ社が開発した新コロウイルスの変異体オミクロンのBA.5に対応できるとされている似非ワクチンを、この10月31日、厚生労働省の専門家部会が、使用の特例承認を了承したことを伝える記事です。
記事を書いた朝日新聞のI野記者は、専門家部会のいい分を疑わず、いわれたままを記事にしています。
記事に目を通すと、つっこみどころ満載です。
今回承認された似非ワクチンについて、記事は次のように書いています。
承認されたワクチンは、従来のワクチンと同じ武漢株のmRNAと、オミクロン株のBA.4とBA.5の両方に共通するmRNAを含む「2価ワクチン」。
そもそも論で恐縮ですが、似非ワクチンは何のために必要とされているのですか。記者はそのことにまず疑問を持たなければなりません。
恐ろしい感染症が蔓延り、日本中が、世界中が大変なことになっているのであれば、それが特殊認証であっても、了承を急ぐ必要もあるでしょう。
本記事の記者を含め、マスメディアは未だに認めない重大なことがあります。それは、問題とされた新コロウイルスそのものが、未だに、誰によっても単離されていないことです。
先の引用で、「武漢株」と書いています。中国の武漢で今回の茶番騒動が始まったことで、あたかも、武漢にはそのウイルスがあったようにされていますが、武漢でも、そのウイルスは未だに見つかっていません。
問題のウイルスの存在が確認されていなければ、そのウイルスに接することもできず、そのウイルスの遺伝子配列を手に入れることはできません。
この大前提を本記事の記者はきちんと理解できていますか。マスメディアで働く以上、根本的なことを知ろうとする記者魂のようなものが欠かせません。
はじめにたとえたように、自分が取材した人間が殺人事件を起こした人間であるとわかれば、なぜその人間がその事件を起こしたのか、あるいは、問われているのが事実でなく、もしかしたら、冤罪かもしれない、とさまざまなことを考え、取材を進めるでしょう。
今回の茶番騒動で実に不思議なのは、日本に限らず、世界中のほとんどのマスメディアの人間が、問題のウイルスの存在を信じて疑おうとしないことです。
問題のウイルスが確認されていないのであれば、その遺伝子配列はわかりようもなく、PCR検査も似非ワクチンも作りようがありません。
ところが不思議なことに、騒動が始まるとすぐに、あらかじめ用意されていたとしか思えないほど素早く、両方が提供され、使われ始めました。
本コーナーですでに書きましたが、米国の製薬会社ファイザー社とモデルナは、中国で問題のウイルスの遺伝子配列が発表された3日後には、ワクチンの臨床実験を始めたそうです。
こんな話を聞かされたら、誰でも「そんな馬鹿な」と反応します。ところが、マスメディアの人間はその話に耳を貸そうともしません。これは、マスメディアが勝手に決めつける陰謀論ではなく、現実の話です。
現実の話としてさらに信じられない話があります。
今回特例承認された似非ワクチンを製造するモデルナは、今回の茶番騒動が始まるより3年前の2017年に、今使われている似非ワクチンの実験を始めています。これも陰謀論ではなく、現実の話です。
誰に聞いてもらっても、こんな「馬鹿な話」はありません。
いいですか? 今回の似非ワクチンにしても、問題のウイルスが見つかったことにされたからこそ、急いで作ったことにされているわけですよね?
それなのに、モデルナは、騒動が始まる3年も前に似非ワクチンのテストをしています。ということは、それより数年前、あるいはもっと前からその研究をしていなければならないことになります。
この現実を、今回の記事を書いたI記者はどのように理解しますか?
今回の記事に戻れば、承認した専門家部会は、すでに承認されているモデルナ製BA.1対応ワクチンのデータや、マウスに試したBA.5対応ワクチンのデータをもとに議論したそうです。
専門家部会が議論に使った「データ」ですが、これはモデルナから提供されたものでしょう。専門家部会自身が「データ」を作ったわけではありません。
専門家部会も、本会の記事の記者と同じで、相手から提供されたものをまったく疑わず、それをたたき台にして議論のようなことをした振りをして、お茶を濁しているだけです。
専門家の集団を名乗るのであれば、人体に直接入れるものなのですから、「データ」の証拠を相手に強く要求すべきです。専門家の先生も、内容物がわからない液体を注射されるとしたら、恐ろしくなるでしょう。文字や数字で書かれた「データ」だけは、何の保証にもなりません。
次に引用する部分も、つっこみどころ満載ですね。
感染を防ぐ中和抗体の量が増えることから、有効性を確認。
「感染」と書かれていますが、専門家部会が考える「感染」は何によって起こるのですか? 本コーナーで何度も書いているように、問題のウイルスの存在が未だに誰ひとり確認していません。
存在しないウイルスであれば、「感染」のしようがないではないですか。どうしてこんなこともわからないのですか。
恐ろしい病原体が「感染」を起こしているというのであれば、その病原体を突き止め、人々に示さなければなりません。それを世界の誰もせず、恐ろしい病原体があることにされて、「感染」することをでっちあげ、それを防ぐためとされる似非ワクチンが作られたことにされ、人々にそれが実際に使われているのが今の騒動の恐ろしいところです。
中和抗体の量が増えるとされていますが、それは誰が確認したのですか? モデルナの研究員ですか? そのモデルナ研究員は、新コロウイルスを使って実験をしているのですか?
問題のウイルスを誰も突き止めていないのですから、製薬会社の研究員であっても、実験をすることなどできません。
もしも実験したというのなら、何を使って実験し、中和抗体の量が増えたことがわかったのですか。
もう、いい加減にしましょう。全部デタラメです。問題のウイルスは存在しません。ですから、存在しないウイルスに「感染」することは起こりようもなく、そのための似非ワクチンを特例承認することなど馬鹿げています。
小学生でもわかりそうなことを、今回の記事を書いたI記者は気がつかずに記事を書いたか、書くようにいわれているから書いただけのどちらかでしょう。
あなたには別の仕事をすることをお勧めします。あなたが記事を書くことで、あなた以外の人が大迷惑を受け、記事を信じた人が恐ろしい似非ワクチンを接種することで、最悪の場合は命を落とします。
その責任をあなたが採るというのであれば、その覚悟で記事を書いてください。