誤った自説の発信は他者には有害になりかねない

人は、自分が信じたことを手放したがりません。これを自分の中だけで完結させている限り、良い影響も悪い影響も他者へは及びません。

問題を起こしやすいのは、自分が信じたことを他者に伝えたがる人です。信じたことがいつまでも正しければ、それを聴いた人を正しい方向へ導くことにつながります。

しかし、信じたことが正しくなかった場合は、正しくない方向へ導く結果を招きます。

この考えを新コロ騒動にあてはめてみます。

本騒動を私がどのように考えるかは、本コーナーで繰り返し書いています。簡潔に述べれば、騒動は茶番と考えています。

問題とされている新コロウイルスの存在が確認されていない以上、恐れる必要はなく、そのために作られたことにされているワクチン(以下「似非ワクチン」)は、問題のウイルスが存在していないのですから不必要となります。

似非ワクチンが登場した不可解さについても、本コーナーで繰り返し書いています。

本茶番騒動に疑問を持つ専門家が一部にはいます。彼らは、それまでに学んだ知識を基に、新コロウイルスとされたウイルスについてや、似非ワクチンについて、それぞれの持論を持っています。

本日分の冒頭で書いたように、持論を自分の中に抱えているだけであれば、他者に良い影響も悪い影響も及ぼしません。

専門家の中にも発信欲求の強い人がいます。そんな人はネットを活用し、文字によるものだけでなく、今の時代ですから、動画で自分の考えをとうとうと述べることをしがちです。

これも冒頭で書いたように、その持論が正確であると思われるうちは良いのですが、解明が進んで、正しくない可能性が強まると、誤った発信に陥り、誤った配信を受け取った人を正しくない方向へ導いてしまう結果となります。

本茶番騒動において、当人には悪気がないとしても、日本で誤った情報を発信している可能性がある人を私はふたり思いつきます。

このふたりについては、本コーナーで二、三度取り上げました。

おひとり目は、大阪市立大学で名誉教授をされている井上正康氏(1945~)です。今年の一月からは、韓国のカルト宗教である統一教会と関係が深いことが懸念される参政党のアドバイザーの肩書も追加されました。

名誉欲の強い人は、勲章が増えることに喜びを感じるそうです。井上氏も、ひとつ増えた勲章に満足されているかもしれません。

もうおひとりは、北海道で医師をされている男性です。彼は動画共有サイトのYouTubeで、本茶番騒動の問題点を指摘するような動画の投稿を始めました。

顔出しはせず、手元だけを写し、手にした資料などを示しながら、彼が知る限りの知見からの話をされています。彼のユーザーネームから、「鹿先生」として、支持者からは熱い支持を受けています。

YouTubeが本茶番に厳しい対応を採るようになってからは、ニコニコ動画に活動の場を移しました。

それにしても、この男性医師の動画配信頻度は並ではありません。配信が連日の場合も珍しくありません。何が彼をそれほど駆り立てるのか、私には謎だったりします。

それがもしも金儲けのためであるとすれば、新コロ騒動を利用していることになり、有害でしかない似非ワクチンをせっせと接種している医療関係者と同類です。

井上氏と鹿先生が、正しい情報を提供してくれているのであれば、それを受け取った人を正しい方向へ導いてくれます。しかし、正しくないのであれば、混乱させるだけです。

井上氏は以前の動画で、質問に答える形で、本騒動における、ある情報を誤ったものと決めつけ、迎撃ミサイルに例えて話しています。

井上氏に問いかけた質問は、海外の研究者が、似非ワクチンに酸化グラフェンが入っているといっているがそれは本当か? という内容でした。

井上氏は、その情報を頭からデマと決めつけ、反ワクチンの人たちを分断するための迎撃ミサイルのようなものだと話しています。

似非ワクチンに酸化グラフェンが入れられていることは、以前から指摘されてきました。私は専門家ではないため、入って来た情報に注目し、その可能性を想像することしかできません。

今年の6月、スペインで似非ワクチンの分析をしていたリカルド・デルガド氏が、接種に使われたバイアルに残っていた液体を分析した結果を動画の中で述べていました。

おそらくは、デルガド氏によって私は初めて気がつかされたと思いますが、彼は、mRNAワクチンとされていながら、顕微鏡などで観察すると、mRNAは入っていないことを明らかにしています。

この動画を見たときは衝撃的でした。似非ワクチンを疑っていても、mRNAワクチン構成であるであろうことを疑うことまではしていなかったからです。

その動画の中でデルガド氏は、彼自身も一年以上、似非ワクチンを開発・販売している製薬会社の公式な発表を信じたため、真相に近づくためには遠回りをさせられた、と述べています。

同様の確認は、インド系米国人の専門家、プールニマ・ワグ氏によってもされています。彼女は18人でチームを組み、あらゆる製薬会社の似非ワクチン2305本の成分を分析しています。

その結果わかったのは、デルガド氏の発表と同じように、mRNAワクチンを謳っておきながら、肝心のmRNAが確認できなかったことです。

ワグ氏によれば、似非ワクチンは酸化グラフェンや重金属などの成分でできており、確認できただけでも、成分濃度が35種類あったということです。

ワグ氏は他の動画で、わかっている限り、2019年の接種に使われたインフルエンザのためのワクチンであるはずの成分が、新コロ似非ワクチンと同じであることが伝えられています。

スペインのデルガド氏が別の動画で同じようなことを話しています。彼によれば、「酸化グラフェンは、2019年から2020年のキャンペーンで導入されたインフルエンザワクチンにも入っている」とのことです。

そういえば、今冬は日本でインフルエンザ流行の可能性があるとして、国からの補助金で、インフルエンザワクチンを無償にする動きがあります。

上に書いたことを基に考えれば、これは新たな「罠」のように思えます。

デルガド氏やワグ氏は、顕微鏡などを使い、自分の眼で成分を確認し、その上で公にしています。

彼らの研究成果を井上氏は、自分は眼も手も動かさず、それまでに学んだ知識と、製薬会社の公式発表や、海外で発表されて査読が済んだ学術論文を基に考察し、自分の考えとしています。

それだから、製薬会社がmRNAワクチンだとするものはmRNAワクチンに違いないと信じ、それを土台として、どんな問題が起きるかを考え、自分の考えとされたのでしょう。

同じことは、鹿先生にも当てはまります。

私は鹿先生の動画を気が向いたときに見た程度ですから、全体を把握しているわけではありません。彼は医師になるための勉強をし、医師になってからも、専門知識を蓄えています。

その知識を基に似非ワクチンを考察するわけですが、このアプローチは、デルガド氏が一年以上遠回りしたと述べたことを未だに続けていることになります。

鹿先生は未だに似非ワクチンをmRNAワクチンと信じて疑わないのかもしれませんん。その上で、そのメカニズムによって、Tレグ(制御性T細胞)がどうの、と過去の動画で話しています。

新たな見方や考えは、おうおうにして、それまでの常識を疑うことから生まれます。これまでの延長で仮説を立てていたら、飛躍的な進歩は見込めません。

デルガド氏やワグ氏の発見により、mRNAのメカニズムは無視して考える必要が生まれました。であるのに、井上氏と鹿先生は、それまで自分が考え、公にしていたことと矛盾してしまうからか、新たな発見を自分の考察と入れ替えることができずにいます。

今朝、ニコニコ動画で、次の動画を見つけました。医師のピーターソン・ピエール氏が語る動画です。

動画でピエール氏は、似非ワクチンの成分の99%強が酸化グラフェンである、と明言しています。

本動画を私がニコニコ動画で知ったのは今朝ですが、動画に入っている日付は今年の3月17日となっています。

本動画をピエール氏が公開したあと、本ページで書いたスペインのデルガド氏やインド系米国人のワグ氏が、新たな分析結果を発表しています。

ワグ氏は、2000本以上の似非ワクチンを調べ、確認できただけで、35種類の濃度に分かれていると述べています。

ピエール氏が3月時点で、成分の99%強が酸化グラフェンであると述べたこととワグ氏の発表を併せて考えれば、似非ワクチンの成分に入れられる毒物の99%強が酸化グラフェンで、毒物の成分濃度が、少なくとも35種類に分かれる、と私は理解しておきます。

井上氏にはこの動画をぜひご覧になって欲しいです。この動画を見てもなお、似非ワクチンに酸化グラフェンが入っているなどというのは、反ワクチンの人を分断する迎撃ミサイルのようなものだ、とおっしゃるつもりですか?

入っているも何も、成分の99%強が酸化グラフェンである、とピエール氏が動画で明確に述べています。しかも、この成分は、新コロウイルスに感染すると発症することにされているのと同じ症状を引き起こす、とも述べています。

私は新コロウイルスの存在を信じていません。私が存在を信じていないというよりも、その存在を証明できた人は世界にひとりもいません。

問題のウイルスが存在しないのであれば、感染も何もあったものではありません。それでも新コロウイルス特有の症状だと御用専門家やマスメディアが吹聴するのと同じ症状を発症する人がいるのは、酸化グラフェンで満たされた似非ワクチンを接種したから、という結論に落ち着かざるを得ません。

鹿先生は、最近の動画でも、高齢者が似非ワクチンを接種することは容認していますよね? 彼は似非ワクチンを多少は効果があるワクチンと考えている節があります。

それだから、ある一定期間は効果が持続し、その効果が薄れるタイミングで、次の接種を容認する考えになるのだろうと思います。

しかし、鹿先生、似非ワクチンの成分の99%強が人体には悪影響でしかない酸化グラフェンで満たされているとしても、その考えを改める気はありませんか?

似非ワクチンが持つ「効果」は、接種した瞬間から接種者に害を及ぼす「効果」だけです。これに有効期間は加味されていません。また、一定期間ごとに接種すればするほど、害の強度が増すだけです。

この害には年齢差はなく、幼い子供から高齢者まで、同じように有害です。

これが事実とすれば、鹿先生は誤った知識で、高齢者に有害事象に導いたことになります。鹿先生の「教え」を信じ、その結果、すでに亡くなった高齢者がいる(?)かもしれませんね。

鹿先生は、ご自分の動画が再生されたことで収入が入り、懐が潤ったかもしれませんが。

井上氏と鹿先生にお勧めすることがあります。おふたりは専門家で、研究室や診療所には、顕微鏡がおありになるでしょう。それを使い、ご自分の眼で、似非ワクチンの成分の分析をなさってみてください。

デルガド氏は動画で、顕微鏡が使える環境にある人なら、自分が見つけたものをその人の眼で確認できる、と述べています。今こそその実践をおふたりにはお勧めします。

分析の結果、やっぱり酸化グラフェンは入っていなかった、ということであれば、それはそれで「大発見」ですから、新しい情報として、大々的に公にしてください。

その一方、いわれていた通り、酸化グラフェンが入っているどころが、成分のほとんどがそれであることがわかった場合も、動画で正直に述べてください。

それは同時に、これまでおふたりが発信されてこられた自説が、実は正しいものではなかったことを認めることになります。

しかし、科学の研究は、その繰り返しで進歩してきました。恥ずかしがることではありません。

最も恥ずべきことは、間違っている自説にいつまでもしがみついていることです。自説が間違っているのなら、それを素直に認め、正しい説の追及に切り替えることです。

おふたりが次にどのような配信をされるか、楽しみに待つことにします。

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