人体で、もっとも負担が大きい部位はどこだと思いますか?
小・中・高・大の運動部に所属する人は、体のケアに気をつけるでしょうから、どの部位の負担が大きいかなどは、日頃から考えたりするでしょう。
私は、中学時代に剣道部に所属しましたが、地区の大会に出る程度で、勝ち負けにこだわらなかったため(めったに勝たなかったという意味です)、特別気にすることもありませんでした。
今は毎日30分程度運動をしていますが、体に負担がかかる運動ではないため、運動をすることで体を傷めることとも無縁です。
そんな私ですが、先週の中頃、人体で最も負担が大きいのは足首ではなかろうか、と考えました。
地球上に生息する生物で、地上を歩行する動物は、人間を除いて四つ足動物です。人間だけが二本の脚で立ち、歩く構造になっています。
人間の体重には個人差がありますが、自分のほぼ全体重を足で支えるのは誰もが同じです。
それを考えれば、足首に負担がかかるであろうことが想像できます。
そして、この足首を損傷すると、立つことが困難になり、歩いて移動するのが難しくなります。
運動選手であれば、足首の損傷が治るまでは、運動を休まざるを得なくなります。
足首に特別な負担をかけていないと思っていた私ですが、先週水曜日の夜、右足のアキレス腱のあたりに急に痛みを感じ、立ち上がることや、歩くことが困難になりました。
当日の昼までは、普通に立ち、歩いていました。
それがその日の夜中、トイレに立とうと思ったら、右足のアキレス腱のあたりに強い痛みが走り、立つのに難儀しました。また、やっとで立ち上がっても、右足を床につけると痛いため、松葉杖の助けを借りたいほどでした。
松葉杖は手元にありませんので、使いたくても使えませんが。
医師の診断は受けませんでしたが、ネットで検索し、どうやら、「捻挫」したのであろう、との結論に達しました。
足を踏ん張ったりする運動をする人は、ときに捻挫したりするのかもしれません。
私は足を踏ん張った記憶もなく、捻挫で足が痛いとしても、それを起こした理由が思いつきませんでした。
もしかしたらですが、その数日前から当日までの数日間、右足の裏に、「ささくれ」のようなものができ、それが歩くたびに痛かったため、庇うような歩き方をしたことで、足首に無理な負担がかかったのかもしれません。
素人の私が想像することですので、違っているかもしれませんけれど。
タイミングがいいといいますか、本日の朝日新聞・テレビ欄で紹介されているテレビ番組に添えられた写真には、包帯で固定された足が写っています。
NHK総合で放送される番組に「ニッポン知らなかった選手権実況中!」というのがあるらしいです。私はこの番組があることも知りませんでした。
その番組で今夜取り上げられるのは、「包帯王選手権」のようです。
柔道の整体師が包帯を巻く技術を競う大会で、捻挫を想定した足首に、40秒以内で包帯を巻き、その巻き具合の美しさや、緩みがなく巻かれているかなどが競われるようです。
捻挫をしたときは、包帯を巻いて足首を固定するのがよいようです。
ネットにあった情報によれば、治るまで10日ほどかかり、正しく治療しないと、治りが悪いというような話もあります。
私は湿布薬を貼って、なるべく足を使わないようにしただけで、特別な治療は受けていません。昨日は痛みがだいぶ引き、歩けるようになりました。しかし用心して、しばらくはあまり足を使わないなど、気をつけることにします。
何事も、それができなくなってから、当たり前にできることのありがたさに気がつかされます。