私の外部マイクが機能しなかった理由が判明

自分があるものを購入したものの、考えていたように使えなければ、もやもや感だけが残ります。

私もこのひと月ほど、もやもやしていました。原因は、2月末に購入したカメラ用の外部マイクです。これについては本コーナーで二度ほど取り上げ、動画をひとつ作りました。

マイクは、SAIRENというメーカーの”VM-Q1″という製品です。

本日の豆訂正
このマイクの動画を作った時、マイクのメーカーを私は「セーレン」と発音していますが、正しくは「サイレン」というようです。失礼しました。訂正します。

私は、YouTubeでVlogをするような人と違い、カメラに向かってしゃべる自分をカメラで撮るような用途がないこともあり、これまで、カメラに取り付けて使うカメラには関心を持っていませんでした。

VM-Q1は、そうした用途に使えるマイクとして製品化されたのでしょう。私は、Amazonで3千円弱で手に入れられることを知り、吟味もせずに購入しました。手元に届いたのは2月22日です。

はじめは、民生用ビデオカメラにつけて使えば、内蔵マイクで録るよりも良い音になるのでは、と期待をかけました。しかし、私が2013年9月に中古で手に入れたビデオカメラ、キヤノンのiVIS HF M41は、専用のマイクに特化したアクセサリーシューで、購入したマイクをそこに取り付けることはできませんでした。

また、マイクをビデオカメラに接続して撮影してみましたが、音がほとんど録れていませんでした。

そこで、私が今使っているデジタル一眼カメラ(デジ一)のキヤノン EOS RPに取り付けて使うことを考えました。しかしこちらも、大きな音で録音することができず、以来昨日まで、もやもや感だけが残りました。

映像制作を仕事にされている桜風涼(はるかぜ・すずし)氏(1965~)がネットの動画共有サイトYouTubeに上げられた最新の動画を見て、そこで紹介された音声データに驚かされました。桜風氏が動画で話されている「世界最高峰のステレオマイク」というのが少しも誇張でない音に聴こえたからです。

【世界最高峰ステレオマイク・レビュー】日本が世界に誇る、ハリウッドで賞を取りまくり、SANKENのステレオマイクを2本のレビュー。驚きの音質だ。

動画では、NHKと共同開発したらしいSANKENという日本のメーカーのマイク2本を桜風氏がメーカーから借り、試し録りしています。

私はこれまでYouTubeの動画を見ることはしてきましたが、流れる音に注目し、ヘッドホンをつけてまで音を注意深く聴いたことはありません。しかし、動画で流れる音を注意して聴いたらどんな風に聴こえるのだろうと考え、ヘッドホンで聴きました。

すると、桜風氏がおそらくは自宅周辺で録音した音でしょうが、それが生々しく聴こえ、本当に驚きました。世の中には、こんなにもさまざまな音で満たされているのか、と。

ただの環境音であるはずですが、その音だけで、ひとつの作品のように感じました。

そこで、その日の朝に、家の猫を庭で撮影した動画を再生し、ヘッドホンで音を確認してみました。私はデジ一に内蔵されたマイクで背景音として録られた音を聴き、その、しょぼさに落胆しました。

桜風氏の動画に刺激され、購入したものの、使わずにいたマイク、VM-Q1をもう一度引っ張り出し、何とか使えないか試し、立派に使えることがわかり、やっと、もやもやしていた気分が晴れました。

わかってみれば、原因は単純なものです。

私が使うキヤノンのEOS RPの録音設定で、「アッテネータ」の設定を「入」にしてありました。その設定をしたときは、音に関しては熱心でなかった頃で、大きな音がマイクから入った時に音割れがしないよう、アッテネータは「入」にした方がいい、素人判断した結果でした。

大きな音がする場所で動画を撮影する時は、それを「入」にすることで有効に働いてくれるでしょう。しかし、私が普段撮影する環境は、大きな音がすることはありません。環境音の少なさを感じるほどですから。

そんな環境で、それを「入」にしてあったことで、デジ一に取り付けたVM-Q1からの音も、小さく絞られていたのでは、という素人の結論に達しました。それを「切」にして動画を撮ってみると、明瞭な音が録れました。

VM-Q1を本コーナーで取り上げたとき、大きな音で録れないことを書き、本マイクの評判を下げることをしてしまいました。私の勘違いです。ここにお詫びし、訂正しておきます。

【マイク】SAIREN VM-Q1(ULANZI)の特徴。RODE VideoMicroと音質や外観を比較【Amazonのオススメ品】

YouTubeのVlogerのように、これをカメラの上に付け、カメラに向かって話せば、私の声を明瞭に拾ってくれるでしょう。ま、私のしゃべり方が明瞭ではないことを差し引いても、です。

EOS RPに外部マイク VM-Q1

桜風氏が書かれた『YouTuberのための完全録音マニュアル: YouTuber、ビデオグラファー必読。』を追加料金なしのKindle Unlimitedで読みましたが、その中には、録音に使うマイクなどの機材や、録音の方法が書かれています。

その中で、マイクの入力設定をマニュアルでするやり方が書かれています。それを基に、環境音がヘッドホンで「うっすら聴こえる」ぐらいに設定し、今日の早朝、庭でゴロゴロと寝転んでいる家の猫を動画で撮影しました。

本日の豆訂正
桜風氏が録音の前に現場で行う基本設定について書かれた箇所で確認しました。まずは、「うっすら聴こえる程度」にマイクのボリュームを調整します。そのあと、今度はヘッドホンのボリュームを、同じように、「うっすら聴こえる」レベルに調節します。その上で、録りたい音を聴きながら、ボリュームを微調整します。

その動画に、環境音として録音された音を、音声ファイルにして、紹介しておきます。デジイチにVM-Q1をつけて録った音です。3千円弱のマイクですが、カメラの内蔵マイクで録るよりは良い音で録れています。

鳥の鳴き声が聴こえますが、私の耳で聴こえたのは、最後のカラスの鳴き声だけでした。他の鳥の声も聴こえていたのでしょうが、記憶には残っていません。音は録ったままの状態で、手を加えていません。

動画編集ソフトのDavinci Resolve Studioにその音が入った動画ファイルを読み込みましたが、なぜか、背景音が片側(Left)からしか聴こえてきません。

本日の豆発見
片方からしか音が聴こえない原因がわかりました。環境設定の「ビデオ&オーディオ入出力」で、出力を「割り当てなし」にしてあったからのようです。LeftとRightのそれぞれに割り当てたところ、ちゃんと両方のチャンネルから音が聴こえるようになりました。

そこで、以前使っていた動画編集ソフトのVegas Proを使い、音声ファイルにレンダリングしました。

環境音・鳥の鳴き声 2022.3.28

動画作りにおいて、音の要素が小さくないことを今更ながらに実感しているところです。

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