視覚情報には十分な配慮を

プロの人には忠告するまでないでしょうが、アマチュアの個人が、ネットに画像や映像を上げる時は、注意を払う必要があります。

たとえば、次のような動画です。

動画の内容は無視してください。本動画は、本日明け方、本サイトで紹介しました。本動画の配信者は、新コロ騒動に疑問を持ち、連日、同じ形式で動画を作り、ニコニコ動画で配信されています。

ネットで入手した情報から、一部を引用してテキストに変換し、それを動画で紹介しています。配信者が、テキストを読み上げていますが、音声は本日分とは関係ありません。

毎日午前3時頃に起きる習慣の私は、起きるとネットの動画共有サイトのYouTubeかニコニコ動画を訪れ、新コロ騒動に関する動画で気になるものがあれば、本サイトで紹介することをしています。

そんなわけで、起き抜けに本ページで紹介している配信者の動画を見る機会が多いです。

動画の作りはシンプルで、真っ黒な画面に、真っ白なテキストを並べた作りです。本動画の配信者は、配色を白と黒にすることで、見やすい画像だと考えているのでしょう。

物の見え方は人それぞれです。この配色をとても見やすいと感じる人がいるものと思います。

私はといいますと、本音を書けば、眼への刺激が強すぎます。その原因は、真っ黒な背景に、真っ白な文字が並んでいることです。しかも、文字が大きく、その分、背景の黒色の面積が狭くなります。

ここで個人的な事情を書いておきます。医療機関へ行って専門的な検査を受けたことはありませんが、私は、程度が軽めの「てんかん」発作を年に数度起こします。

私に起きる症状は、視野の中に、目障りな光の鎖のようなものが生じることです。その症状が起きると、物が見えにくくなり、軽い頭痛も起きます。目を閉じても、瞼の裏側で光の鎖のようなものが漂う感じです。

この症状は、30分から1時間ほど続きます。それが収まれば、普通の状態に戻ります。

私は2004年8月末に、自転車で急坂を走行中、何かの理由で倒れ、道路に頭部を激しくぶつけたのでしょう。その場で意識を失い、通りかかった人の通報で、病院へ搬送されました。病院で緊急の手術を受けました。診断は急性硬膜下血腫でした。

この事故が、私が自分の症状を「てんかん」と考える発作が起きるようになったのではありません。それ以前から、年に数度、そのようなことが起きています。原因はわかりません。

この発作は、同じようなことが引き金になるのを、自分の経験で理解しています。

てんかんを起こす人の中に、「水てんかん」といわれるものがあります。私も専門的なことはわかりませんが、水を見て発作が始まるのではないのだろうと考えます。それを起こすものは、光でしょう。水面が光の反射で光り、それが風や波で揺らめき、水面の光が光ったり消えたり、揺らめいたりし、それを見ることで、脳のある部分が刺激され、脳波が異常を起こし、発作を生じさせるのでは、と素人の私は考えています。

私の脳波も光に反応するようです。

あるときは、PCのデスクトップで動くマウスポインタの点滅が、私の脳波を刺激しました。それを経験して以降は、ポインタが点滅しないように設定してあります。

本日の豆エピソード
高校野球の地方大会を見に行ったときにも起きたことがあります。そのときは、バックネット裏で見ていました。目の前に金属のネットがあり、そこに光が当たって光っていました。しばらく見ているうち、見づらくなりました。独りで見ていた私は、他の人に諭されないよう、グラウンドに顔を向けていましたが、眼は閉じていました。このときは、バックネット裏に張られたネットに反射した光に反応したのだろうと思います。

ここまで書いたことが、本ページで紹介した黒い背景に白い文字の動画画面にも通じるものを私は感じます。

黒い背景に白い文字が並ぶ画面はコントラストが強烈です。それだから、その動画を再生させても、テキストを読み上げる音声だけを聴き、黒背景に白文字の画面は見ないことにしています。

この動画を、私のような人間のために改善することもできます。

背景の色を真っ黒から、もっと明るいグレーに変えることです。そうすれば、文字が真っ白でも、背景とのコントラストが弱まり、眼に優しくなります。また、テキストのサイズを小さくし、背景の面積を大きくすることもいいでしょう。今のように、大きな白い文字は、背景の黒と「喧嘩」していて、私のような者には最悪です。

フィンセント・ファン・ゴッホ18531890)という画家がいます。ゴッホもてんかんと思われる発作に襲われていた、との記述がネットの事典ウィキペディアにあります。ゴッホがそれをどの程度認識していたのかはわかりません。

昔、子供向けの番組で光が明滅する映像を流し、それを見た子供たちで気分が悪くなる例があったことがわかったことがあります。原因は、本日分に書いたことで説明がつきそうです。それを知ったテレビ局は、その映像をテレビで放送することをすぐに止めました。

本日分の冒頭に、プロの人には忠告するまでもないと書いたのは、そうした知識を持つ人が、プロの製作現場であればいると考えたからです。

今は、アマチュアがネットで画像や映像を配信できます。それらの個人が、すべてその知識を持っている保証がありません。

自分に何ともないことであれば、問題に気がつくこともできないでしょう。こんなことを書く私自身が、自分で気がつかずに、視覚を刺激する表現を使っている可能性も否定できません。

眼への刺激が強い理由で、コントラストを下げてくれるよう私は頼みましたが、私が望む条件とは逆に、コントラストが弱いと読み取りにくい人もいるでしょう。

時間があれば、自分が日頃配信しているものを自分の眼で眺め、耳で確認し、視神経や聴覚を煩わせてはいないか、点検することを自分に課しましょう。

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