動画編集ソフトを使い、たった16秒の動画を作ってみました。
撮影に使ったカメラは、前回動画について書いた中で書いたカメラで、キヤノンのデジタルカメラ、EOS RPです。本格的に動画作品を作るのであれば、Blackmagic DesignのRAW動画が撮れるカメラがいいのでしょう。
私はそのカメラを持っていませんので、一般的な動画ファイルで撮影しています。
しかも、動画であれば、シャッター速度を1/50fpsや1/60fps、1/100fpsに固定して撮影すべきところで、私はオートにし、カメラ任せで撮影しています。
私の場合、被写体は昔から変わらず、自分の身の周りのものを、そのときどきに、気まぐれで撮影するだけです。特別に、どこかへ撮影に行って、ということは稀です。
そんな撮影スタイルですから、作品というようなものはできません。こんな私ですから、本格的なカメラを用意してまで、動画を撮るのは大げさすぎます。
写真を撮る合間に、気になったら動画でも残すといったことがいつものパターンです。このような撮影をする場合、わざわざ動画撮影の設定をしたり、必要であれば、光量を落とさなければならないNDフィルターを装着する、というのは、煩わしすぎます。
そのように手をかけるだけのことがあるのは理解しますが。
今回も例の如く、土曜日の朝、我が家の愛猫・にゃんこおチビちゃんファミリーの”妹ちゃん”こと赤トラちゃん(=^ω^=)が庭に出たので、一緒に庭へ行き、妹ちゃんなどを写真や動画に収め、撮った中から動画を3カット選んでつなげただけです。
どんなことでも、やればやっただけ、何かしら得るものがあります。
今回も、動画編集ソフトのDaVinci Resolve Studioを使って編集の真似ごとをしていますが、初めて「ダイナミックズーム」というのを使ってみました。きっかけは、ネットの動画共有サイトYouTubeで次の動画を見たことです。
今はどんなものも多機能にできています。しかし、使えば非常に便利な機能であっても、昨日が持つ凄さに気がつかなければ、ついていないのと一緒です。私は本編集ソフトを使い始めて1年経ちましたが、今まで、今回のダイナミックズーム機能が、こんなにも便利であることを知りませんでした。持ったない噺です。
DaVinci Resolve Studioで映像に効果をつけるには、Fusionタブで設定すると良いとされています。しかし、これを使いこなすのは難しいです。
同じような効果が、ダイナミックズームであれば、簡単にでき、今後は重宝しそうです。
今回のショートムービーでは、2カット目の妹ちゃんが写っているものと、3カット目に使っています。見てもらえばわかりますように、ズームアップしたり、カメラを右上方向にパンニングしているように見えます。
素材の動画は、ズームもパンニングもしていません。ダイナミックズームで動きのあるカットにしただけです。仕掛けは、デジタルズームと同じですけれど。
もうひとつの工夫は、画面の上下を黒い帯で覆い、シネマティックに見せていることです。これは、出力の設定で、アスペクト比を【2.35:1】にしただけです。この比率はシネマスコープの比率のひとつです。
ま、私の場合はどこまでいってもお遊びですが、自分が楽しいのが一番ということで、こんなことをして遊んでいます。
高望みせず、あるもので愉しむのが私の流儀です(?)。
肝心のショートムービーですが、DaVinci Resolve Studioを使い、最高品質で書き出しました。それでも、尺が16秒と短いため、44.6MBに収まってくれました。
最高画質で書き出し、100MB以下の上限に収まりましたので、それでいいかと思いましたが、やはり、動画専用サーバでなく、自分のサイトのためのサーバに上げたため、再生に無理があるように感じました。
そこで、使い始めたばかりの「動画圧縮のプロ」を使い、「やや高画質」に圧縮しました。結果は、1/10以下の4.18MBに圧縮されました。再生しますと、画質が保たれたまま、さくさくと再生され、なかなかいいです。なお、ファイルは、DaVinci Resolve Studioにおけるプリセットの書き出しファイルがMOVになっているため、そのままそのファイル形式を採用して見ました。
音楽は、YouTubeのオーディオライブラリーで見つけたYouTubeが著作権を管理するフリー音楽素材を使用しています。楽曲名は”Stairway”で、作曲者はPtrick Patrikiosです。