もしもその現場を、コロンボ警部が検証したなら、どんな結論を導き出すでしょう。
現場は、米国のオークランドにあるホテルの一室です。その部屋の中に男性が、おそらくは仰向けに倒れています。男性の意識はなく、後頭部に「鈍的頭部外傷」が見られます。
発見時はまだ死亡していなかったのかわかりませんが、その後、死亡が確認されました。男性から、薬物やアルコールは検出されていません。
男性はホテルにひとりで泊まる予定であったでしょう。おそらく、ドアと窓は錠がされており、外から何者かが侵入し、男性の後頭部を鈍器で殴打したことは考えられません。
たまたま当地を訪れていたコロンボ警部が、地元の警察に応援を頼まれて現場を確認したのでした。
コロンボは部屋の中で倒れている男性を一目見るなり、「あれ? この男性、見たことありますよ。そうだ! 俳優のボグ・サゲット(1956~2022)じゃないですか?! うちのカミさんは彼のファンでねぇ。彼が出た『フルハウス』(1987~1995)を見ていましたよ。それにしても、たまげたなぁ。倒れたのがサゲットさんだったとは」と反応しました。
事件性がないことは一目瞭然で、コロンボは「私の出る幕はなさそうですね」と部屋から出ていきました。
この事故を日刊スポーツが伝える記事がYahoo!ニュースにありましたけれど、同社のロサンゼルス通信員が書いた記事は、意味がよくわかりませんね。
サゲット氏は、何かの拍子に部屋の中で倒れ、後頭部をぶつけたものの、そのまま気に留めずに就寝した可能性が高い、と書いているからです。
そんなわけはないでしょう。
結果的には、後頭部を強打したことで死亡しているわけですよね。日刊スポーツの記事によると、米ピープル誌(1974~)が入手した検視報告書を基に、後頭部と目の周りに骨折の跡があり、くも膜下出血や硬膜下血腫などが確認された、と伝えたことを書いています。
硬膜下血腫といいますと、私もそれを起こしたことがあります。2004年8月末、私は急坂を自転車で走っているときに、おそらくは転倒し、頭部を道路に強く打ち付けたのでしょう。道路で倒れている私を見つけた人が救急車を呼んでくれ、意識のない私は病院へ搬送され、緊急手術を受けました。
幸い、私は命を助けられましたが、1週間ほど意識のない状態が続きました。診断した脳神経外科の医師は、私の症状を急性硬膜下血腫と診断しました。対応が1時間遅かったら助からなかっただろう、と回復してから聞かされました。
同じ事故を伝える別の記事によりますと、サゲット氏は、コメディショーの公演後、倒れて発見されたホテルに戻り、部屋にひとりでいた模様です。公演活動をするぐらいですから、健康に心配はなかったはずです。
それが、今年の1月9日、何らかの原因で急に倒れ、その際に、頭部を強く打って意識がなくなったことが想像できます。
どんな人であっても、何かにつまずいて体のバランスを失うことは起こりえます。ただその場合、体が不自由であれば別ですが、元気に仕事をしていた人が、無抵抗に、おそらくは真後ろに体をまっすぐにして倒れることは考えにくいです。通常は、反射的に、傍にある何かにつかまろうとするでしょう。
先ほど指摘した日刊スポーツの女性記者が書いた記事では、倒れて頭をぶつけたものの、気にも留めずに就寝した可能性を書いていますが、そんなことは考えられますか。死に至るほど頭部を強打すれば、気にも留めずに就寝するどころの話ではありません。その時点で、サゲット氏は意識を失い、どうすることもできない状態だったでしょう。
どうして、気にも留めずに就寝した、などと想像できるのでしょうか。
古典落語の噺のひとつに『粗忽長屋』があります。長屋暮らしをする八五郎が、浅草寺の近くで行き倒れの死人を見て、てっきり、隣に住んでいる熊五郎に「お前が死んでいるから見に来い」とそこへ連れて行き、熊五郎も「俺かもしれない」という惚けた噺です。
死ぬほど頭をぶつけたのに、気にせずに眠ってしまったのだとういう推測も、それぐらい馬鹿げた話です。
この事故を伝える記事のひとつでは、サゲット氏が昨年12月に、新コロウイルスに感染したことを公表したことを書き、倒れる原因と新コロの新規陽性者であったことを結び付けています。
新コロ騒動につきましては、私は本コーナーで繰り返し書いていますように、問題のウイルスが人々の生活する環境には存在していないと考えています。それを裏付けるように、未だかつて、問題のウイルスを単離した例は世界で一例も報告されていません。
ウイルスが存在しないかもしれないのに世界でパンデミックを起こしたのは、インチキなポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査を大々的にしているからです。どんな検査であっても、存在しないウイルスの感染の判断はできません。
結局のところ、何に反応したのかもわからない検査結果を、世界の為政者や専門家、マスメディアが、パンデミックだと騒いでいるだけの話です。
ウイルスが存在しないかもしれないのですから、それに感染したくても感染できません。サゲット氏が昨年12月に新コロウイルスに感染したと公表したようですが、それには感染しようがなく、インチキ検査で反応する何かがあっただけのことです。
ということで、新コロウイルスが今回の事故とはまったく関係のないことがわかります。
この事故の一報を聞いたとき、私にすぐにひらめいたのは、新コロウイルスのために作られたことにされている内容物が不明なワクチンと称されるものを、サゲット氏が接種していたのではなかろうとか、ということです。
この事故の記事がYahoo!ニュースに載ると、それを読んだ人がさまざまに反応し、コメントを残しています。その中に、サゲット氏が昨年末、インタビューに答えた動画があると書かれていました。そのインタビューでサゲット氏は、ワクチンと信じ込まされている謎の注射を3回打った、と話しているそうです。
そうであれば、サゲット氏が無抵抗に卒倒した原因が見えてきます。
謎の注射を打ったことで、亡くなったり重篤な症状を発する人が、謎の注射の接種が進んでいる国を中心に多発しています。
スポーツ選手が、競技中に急に体調が悪化し、その場に倒れる場面が撮影された動画もネット上に残されいます。また、議員が、質問をしている最中に倒れる例もあります。それらに共通するのは、前後不覚となって、無防備に倒れることです。
ある例では、戦闘機を操縦中のパイロットが、自分の操縦の様子を、操縦席の前に固定した小型ビデオカメラで実況撮影しながら、スタジオの女性キャスターと生中継で会話している最中に意識を失う様子を撮影した動画も見ました。
ワクチンと称される謎の注射を接種した人で、前後不覚となって倒れる例は、世界のあちらこちらであるはずです。サゲット氏は、有名人であったため、マスメディアとしても報じる必要があったというだけです。無名の人に同じことが起きても、注目されません。
個人的に、ワクチンと称される謎の注射を接種した結果起きたことだと疑う例が、今年になって2例ありました。
一例目は、先月31日、石川県にある航空自衛隊の小松飛行場から飛び立ったF15戦闘機が、離陸からわずか1、2分後、急激に右方向に操縦桿を切って日本海上に出た直後、おそらくは、海中に落下した事故です。
この事故を報じた新聞の報道に目を通しましたが、それによりますと、事故機を操縦していたのは、過去にブルーインパルス隊長を務めたことがあるなど、航空自衛隊でもトップクラスのパイロットだったそうです。
通常、ベテランパイロットが戦闘機に登場する場合は、後部座席に乗り、前部座席に乗ったパイロットが操縦することがほとんどのようです。それが今回は、ベテランパイロットが操縦桿を握ったそうです。
事故機は直前に点検されており、異常はなかったそうです。
このように、事故を起こす可能性が極めて低いにも拘らず、管制官の応答に一切答えず、離陸直後に墜落しています。
先日の報道で、付近の海から、ひとりの遺体が発見されたことを伝えていました。
昨日(13日)、新たに遺体が発見され、本日、2人目のパイロットであることが確認されたそうです。
専門家が原因の究明をしているでしょうが、素人の私が無責任に想像してしまうのは、ワクチンとされた謎の注射を打った結果では、ということです。途中でも書きましたが、外国では、同じようなパイロットが操縦中に意識を失う例が現実に起きています。
もう一例は、作家の西村賢太(1967~2022)の急死です。
今月5日、西村はタクシーの中で意識を失い、その後、死亡したと伝えられています。次の日の新聞報道は、扱いが小さかったのを記憶しています。死因についても書かれていませんでした。
おそらくはそのとき、西村は仕事か何かで外出中だったものと思われます。そのあと、意識を失うような気配を本人が感じていたら、その日の外出は控えたはずです。それが、普通に活動してしていたとき、急に意識を失い、亡くなっています。
この不自然さも、ワクチンと称されたものを接種した結果と考えますと、腑に落ちます。
マスメディアは、新コロウイルスのオミクロン変異体の出現により、日本でもPCR新規陽性者が増えていると大騒ぎしています。また、その結果だとして、亡くなる人の数も増えていると伝えています。
何度も書きますが、問題のウイルスの存在は、各国の専門機関も確認できていません。存在しないかもしれないウイルスが、人間に悪さをすることはありません。
PCR検査はまったく意味のない検査で、それによって新規陽性者がどれだけ出ても、何も問題はありません。何かわからないものに反応しただけですから。
また、亡くなった人に意味のないPCR検査をし、陽性であることがわかった場合は新コロウイルスによって亡くなったことにしているようですが、問題のウイルスの存在が確認されていないうえ、PCR検査自体もインチキなのですから、それらを根拠にした死因判定もインチキというよりほかないです。
そんなインチキに神経を尖らせる暇があるのであれば、ワクチンと称されているものの中味を厳しく分析し、それが人体にどのような悪影響を及ぼす可能性があるかに、いますぐ、神経を尖らせるべきです。