本日も、本コーナーは思いつきの独り語り「気まぐれトーク」の形式にて更新をしています。なお、トークは前日の夜に行っています。
本日分の内容につきましては、音声ファイルでご確認下さい。で、そうされない場合は、下にトークを要約して書き起こしていますので、それをお読みになって、トークのだいたいの流れをご想像下さい。
なお、音声ファイルはmp3方式にて紹介しています。再生箇所は前後に自由に移動させることができる、と思いますので、下の書き起こしで見当をつけ、聴いてみたい部分だけを“つまみ聴き”するようなこともできます。ご自由にお楽しみ下さい(^ー^)ノ
トークを要約した書き起こし
今回も夜にトークをしている。
高い運動能力を持つ選手がいて、その選手の得意種目であっても、柔軟運動などを一切させずにいきなり運動を始めさせたら、本来の力が発揮できないだろう。陸上の100メートルの世界記録を持つような選手であっても、いきなり100メートル走をさせたら、並みの記録で終わるかもしれない。そんな状況であれば、私でも現在の世界記録保持者のウサイン・ボルト氏(1986~)に勝てるか?
競争ということで昔のことを思い出した。こちらはマラソンの話だが、おそらくは1970年代のはじめの頃に行われた福岡国際マラソンで優勝した選手にフランク・ショーター(1947~)という選手がいる。
同マラソンの今のコースは主に都市部を走っているが、昔は雁の巣が折り返し点で、海に突き出た「海の中道」がコースに含まれていた。今はこの辺りも開発されたのかどうか知らないが、当時は高いヨシが生い茂っていた。
その大会でのショーターは抜群の力を持っていて、余裕でトップを走った。そのままゴールテープを切っても凄いが、その時のショーターが凄かったのは、途中でトイレをしても優勝してしまったことだ( ´∀`) ( ゚Д ゚ ) …
今のスピードレースでは取り返しがつかなくなってしまうだろうが、当時はもっとのんびりしていたのか、それとも彼の運動能力だけが飛び抜けていたのか、便意を催したショーターは、突如コースを外れてヨシの茂みに入っていった。そして、なんと用を済ませた。彼はまた澄ました顔でコースに戻り、ぶっちぎりの優勝を果たしてしまった(^m^) 嘘のような本当の話(「フランク・ショーター>エピソード」)。私もそのマラソンをテレビで観戦していた。
本題とは関係のないことを書いてしまったが、これは文章の“筆慣らし”(?)で、トークはいきなり本題に入っている。
本日分の本題も、このところ何度も取り上げている大阪地検(「大阪地方検察庁ホームページ」)特捜部の前田恒彦容疑者(1967~)が引き起こしたフロッピーディスク(FD)改竄(かいざん)事件、及び、その事件を引き起こす元となった厚生労働省の女性局長・村木厚子氏(1955~)を罪もなしに巻き込んでしまった「障害者団体向け割引郵便制度悪用事件」について、自分の感じるままトークをしている。
今回のトークでは、はじめに朝日新聞の読者から寄せられた投書を全文読ませてもらうことから始めている。その投書が載ったのは、日付を記しておくのを忘れたので正確な日時はわからないが、ここ数日のもの。
投書を寄せたのは、40代後半の主婦。職業の欄には「アルバイト」とある。投書に係がつけた見出しは「村木さんを犯罪者扱いして反省」。これだけで投書の内容が想像できると思う。
「村木さん」というのは、断るまでもなく、厚労省の元女性局長。村木さんには娘さんがお二人いるそうで、ひとりの方は成人してひとりで住んでいるそうだ。そしてもうおひとりは、村木さんが逮捕された昨年時点では高校3年生だったそうだ。
間が悪いことに、逮捕されたとき、村木さんの夫は仕事で海外へ出張中で、家には高校生の娘さんひとりしかいなかったという。娘さんは大学進学を控え、受験勉強をされていた時期だろう。夏休みには、周りの人の協力で、自分の母親が拘留されている大阪に仮住まいし、そこで受験勉強を続けながら、毎日のように拘置所へ面会に通ったそうである。
村木さんの家族は誰ひとりとして、自分の妻が、母親が罪を犯したされた大阪地検特捜部の言い分を最後まで信じなかったそうだ。しかし、村木さん逮捕の報道に接した国民の多くは、逮捕された時点で村木さんを犯罪者と思い込んでしまったかもしれない。
私自身のことをいえば、私は村木さんを信じていた少数派だったかもしれない。この事件について初めて書いた回にも書いているが、私がこのニュースを聞いたとき、とっさに民主党の有力議員である石井一氏(1934~)を検察権力=国家権力は狙っているのだと直感した。だから、村木さん検察のいうようなこともしていないのではないか、とずっと考えていた。
そもそも私は、検察という組織を信用していない。例の「ライブドア事件」での東京地検(「東京地方検察庁・公式ウェブサイト」)の“ホリエモン”こと堀江貴文氏(1972~)の逮捕にしても、“影の力”によるものだと信じている。
しかし、日々を忙しく暮らしている国民の多くは、次々に起こる事件を子細に検討することが難しいだろう。それで、今回の投書者のように、新聞やテレビが報じたことに疑いを持たず、そのまま逮捕された人を犯罪者と決めつけてしまうことも少なくないだろう。
ホリエモンに関しても、未だにどのような罪で逮捕されたかも知らずに「悪いヤツ」と決めつけている人が少なくないかもしれない。
ホリエモン逮捕の報道で私が思い出すのは、フジサンケイグループの怨念を感じさせるようなおどろおどろしい報道。
ホリエモンがフジサンケイグループのニッポン放送の株を買い進めたことが同グループを必要以上に刺激してしまった部分もあるだろうが、それにしても、フジサンケイグループが検察の尻を叩いてホリエモン逮捕を迫るように、連日、産経新聞紙面には同新聞社お抱えの“知識人”(=痴織人)総出でホリエモンをバッシングしていた。その時以来、私は産経新聞はその程度の新聞だと思っている。自分たちの組織を守るためなら、事件を必要以上に大きなものにし、無知な一般大衆を焚き付けて刑務所へ放り込んでしまう組織なのだ、と。
だから、村木さんを大阪地検特捜部が罪がないにも拘わらず自分たちの都合で逮捕し、裁判にかけた事件についても、フジサンケイグループはエラそうに報じることは一切できないと私は思っている。「ホリエモンのことは、自分たちの都合で検察に逮捕させたではないか!」と。
村木さんが昨年逮捕されたときにも、フジサンケイグループのフジテレビは、村木さんの上司の発言を男性の声で恐ろしげに伝えるなど、視聴者に村木さんが罪を犯したと印象付ける報道をしているように私には感じられた。
なお、このニュースの中で「村木容疑者が障害者自立支援法の作成で中心的役割を果たしていた」と報じられているが、実際にはその当時、障害者自立支援法は影も形もなく、口利きの動機にならないことが判明している。
それなのになぜか、昨年の6月7日、8日のたった2日間で、村木さんの上司や厚労省関係者が一斉に「障害者自立支援法案を通すために議員案件を受け入れた」(以上は今発売中の『週刊朝日』でこの問題を特集にある弘中惇一郎弁護士〔1945~〕の発言から引用)といった趣旨の調書が取られたそうだ。
これはフジテレビに限ったことではなく、ほかの新聞社やテレビ局も同様に検察側の言い分をそのまま報じていたのだと思う。これでは、一般国民の多くが、誤った認識のまま事件を見るようになってしまっても仕方がない面がある。それでも、各人が報道されることに疑いの眼を持って接することが一番大切なことだと私は思っているが。
新聞やテレビが頻繁に実施する内閣支持率の調査にしても、最近はブレが大きすぎる。権力側の仕掛けに国民が簡単に騙されてしまうことも一因であると思う。フジサンケイグループのフジテレビは、早速、尖閣諸島沖で起きた事件の扱いで与党批判の大キャンペーンを展開し、その結果、支持率が下がったと報じている。簡単に騙される国民も少しは賢くなる必要があるだろう、と思う。フジサンケイグループは旧支配体制の一員で、また自民党中心の支配体制に戻そうと“工作”しているだけなのだという眼で物事を見て欲しい。
もし仮に、自分や自分の家族、知人がある日突然、罪も犯していないのに理由をこじつけて逮捕されるようなことがあったらどうだろう。今回のことで、検察は自分たちの筋書き通りに事を進めるためなら、いってもいないことを調書に残し、証拠品の改竄までし、無実の人を犯罪者に仕立て上げることができることがわかった。
そんな恐ろしいことは起こって欲しくない、と誰もが考えるだろうが、検察の横暴を懸命に後押しする者たちがいる。旧支配体制に属する者たちである。
昨年は政権交代がかかった衆議院選挙があった年だが、それに合わせるように、次々に大きな報道が展開された。そして、そのいずれも自民党=旧支配体制にとっての脅威であった民主党に関わるものばかりであった。これが何を意味するかは想像していただけるだろうと思う。
それが大きく報じられるたび、選挙民は民主党を見放し、旧支配体制になびいた。彼らの企みを疑いもせず。彼らは、旧支配体制を復活させるためならどんな手でも使う。
2001年9月に米同時多発テロが起こった。
当時は私も裏のカラクリがあったことなど想像することもできず、「飛行機が衝突すれば超高層ビルでがいとも簡単に崩れてしまうものなのだなぁ」と無邪気に信じ込んでいた。が、遅ればせながら、どうやらあのビルは飛行機の激突で崩れたのではないらしいことを私も理解した。
いわれてみればそうだ。世界ではほかにもビルに旅客機が激突した事故の例はある。しかし、それらはどれも、アメリカのようにビルが粉々になって崩れることは起こっていない。しかも、あのビル2棟が間を置かず、急スピードで崩れ落ちるのはどう考えてもおかしい。あれでは、ビルの爆破解体のようではないか。
そう。米国のワールドトレードセンター(WTC)ビルも、ビル解体の要領で崩壊させたのに違いない。すべの責任をテロリストに押し付けて。
そもそも、2棟の超高層ビルに旅客機が1機ずつ激突したというのは本当か(´・ω・`)?
残念ながら、生中継の映像にいくら目を凝らしても、飛行機が衝突したとされるビルが爆発する模様が写っているだけで、肝心の飛行機は姿も形も見えず、いきなり爆発しているのだが。
米国国防総省本庁舎(ペンタゴン)に激突したとされる旅客機にしても同じた。いずれの“テロ現場”からもあの巨大な旅客機の機体や乗員が気体のように消え去ったのは今世紀最大の謎といってもいいほどだ。
また、それらの飛行機を乗っ取った“テロリスト”とされた若者たちだが、確認されたうち半数の若者は今も事件とはまったく関わりなく普通の生活をしているそうだ。
ひとりなどは、乗っ取り犯のひとりとして自分の顔写真がテレビのニュースに出たと驚いた友人が電話をかけてきたそうだが、電話を受けた当人は、家でテレビを見ていたという。一体全体どういうことだ(´・ω・`)? 米国以外の国では決して起こらないようなことが米国でだけ起こり、しかもその信じられないほど奇跡的なことが2001年の9月11日に集中して起こっている。
この大いなる疑惑を、国会議員として日本の民主党の藤田幸久議員(1950~)が国会で質問している。
これにいち早く強力に反応したのが産経新聞である。産経は「頭のおかしい議員が頭のおかしい質問をした」といった具合に報じ、頭からデタラメと決めつけてしまった。
最近、国連でイランのアフムード・アフマディーネジャード大統領(1956~)が、同じような趣旨の演説を始めると、アメリカの代表団が強い拒否反応を示して議場から退席する、というようなことがあった。
このように、支配者は自分たちの体制を維持するためなら、信じられない陰謀も平気で起こす。日本で行われていることはまだスケールが小さいのかもしれない。私たち国民は、日々起こることや報道に疑いの眼を持ち、賢く対応したいものだ。