50ミリのレンズが好き

カメラのレンズを購入しました。

新たに手に入れたのは、キヤノンのミラーレス一眼カメラ EOS RFマウント用レンズとして、おそらく最も安価な50ミリの単焦点レンズ”RF50mm F1.8 STM”です。

購入のきっかけは、安く手に入れられる機会を得たからです。

旧盆が明けた頃、RFマウント用レンズを初めて手に入れたことは、本コーナーで書きました。実はそのレンズに決めるまで、50ミリのレンズも候補に入れていました。

私はフィルムの一眼レフカメラを使っていましたが、その頃に好きで使っていたのが、焦点距離50ミリの単焦点レンズでした。

キヤノンのEFマウントを使っていたときも、50ミリの単焦点レンズは、いずれも中古で、2本手に入れています。

今はズームレンズが主流ですから、途中からカメラに興味を持った人は、焦点距離にはそれほど関心が向かわない(?)かもしれません。

私が使うミラーレス一眼カメラは、フィルムの1コマのサイズにほぼ相当する撮像素子が搭載されており、35ミリフルサイズなどといわれるものです。

この撮像素子サイズのカメラに50ミリをつけて撮影するのが私は好きです。

好きなレンズの焦点距離は、人それぞれでしょう。

自撮りをするYouTuberなどは、至近距離から自分を画面に入れた動画を撮影する手前、焦点距離が35ミリとか、それ以上広角のレンズを好む傾向にあるようです。

そんな用途であれば、50ミリは望遠に感じてしまい、使いづらいかもしれません。

私は自撮りをすることもなく、50ミリの焦点距離が使っていて一番しっくりときます。

フィルムのカメラの時代は、カメラと50ミリのレンズがセットになって売られていたりしました。50ミリは標準レンズといわれ、被写体との距離感が、肉眼にほぼ近いです。

フィルムの時代にも50ミリのレンズばかり使っていたため、今年の4月にマウントをキヤノンのRFに変更したあとも、50ミリのレンズの購入を一度は考えました。

その後、考えが変わり、RFマウントの1本目のレンズには、広角の24ミリから望遠の105ミリまでをカバーするズームレンズを選びました。

これはこれで満足して使っていますが、このレンズは、廉価版であることもあり、レンズの明るさを示すF値が小さくありません。光量の少ない撮影条件では、より速いシャッター速度が使えません。

レンズには手振れ補正が搭載されているため、遅いシャッター速度であっても、特別困ることはありません。

しかし、F値が大きいことで、背景をぼかすような表現は苦手です。

この弱点も、被写体に近づいて撮影すると背景がボケるレンズの仕組みを利用することで、多少はカバーすることもできます。それでも、もとからF値が小さいレンズのように、自由に背景をボカした撮影はできません。

そんなことあり、ズームレンズを購入する時、今回手に入れた50ミリのレンズを同時に購入することも考えました。

ズームレンズを購入する際、私が使っていたレンズを買い取ってもらい、その差額が、ズームレンズを購入してなお、1万円強がプラスになったからです。

結果論ですが、ズームレンズと同時に購入しなかったことで、多少得した気分です。

新品の50ミリレンズが、定価より1割6分程度安く手に入ったからです。

ま、何かを購入する時、安いか高いかを云々するのは愚の骨頂といえましょう。欲しいものがあれば、高くても安くても手に入れるのがあるべき姿だからです。

そのことはわかっていますが、資金が潤沢にあるわけではない私は、どうしても価格が購入の決め手になってしまいます。

なにはともあれ、ズームレンズに遅れて、50ミリの単焦点レンズを手に入れました。このレンズのF値は1.8です。私がフィルムの一眼レフで使っていた50ミリはF1.4でしたので、それに比べれば若干暗いレンズになりますが、使ってみて、その差は気になりません。

F値が大きなズームレンズでは、どう頑張っても、F値の小さなレンズの表現はできません。

それと引き換えに、焦点距離が50ミリに固定されています。しかしそれも、固定されているからこそ、迷うことなく、被写体を収めることができ、次々にシャッターを切ることができます。

キヤノンRFマウントには50ミリのレンズが2本用意されていますが、F1.2のレンズに、私が手に入れたF1.8のレンズは、遠く及ばないでしょう。

F1.8レンズは、「ボケがうるさい」とか「オートフォーカスがジーコ、ジーコ、、、うるさい」などの不評の声があることは知っています。しかし私は、F1.8は値段に見合った性能であることを理解して使い出しました。

まだ手に入れたばかりですが、不満には感じていません。F1.2に比べたら、足元にも及ばないでしょうが、これはこれで、使っていて楽しいです。

Canon EOS RPにRF50mm F1.8 STM装着

自分にとっても使い慣れた焦点距離で、フィルムの時代と違って、フォーカスがオートで合ってくれ、いうことないです。

この調子ですと、先に手に入れたズームレンズを使わなくなり、買い取ってもらうことになるかも? と考えたりするほどです。

私が使うミラーレスのEOS RP自体が軽く、50ミリのレンズが軽いため、実に軽いです。私は高倍率ズームレンズが付いた「ネオ一眼」に分類されるコンパクトデジタルカメラも持っていますが、それよりも小型で軽量に感じます。

この小ささと軽さで、35ミリフルサイズの撮影ができてしまうのは驚きです。

どんなに高性能なカメラとレンズを持っていても、撮影現場にそのセットがなければ、撮影できません。高性能なセットが大きくて重い場合、持って出かけるのが億劫になりかねません。その点、どこへでも手軽に持ち出せる軽量セットは、シャッターチャンスを逃さないといえましょう。

50ミリの単焦点レンズですから、遠くのものを大きく写すことはできません。しかし、自分の目で見たのと同じサイズで写真に残せれば、個人的には満足です。

私の主な被写体は、家で飼っている猫たちなど、身の回りのものばかりです。これは、フィルムの一眼レフを使っていた頃と同じです。

このセットで、ほとんど猫たちばかり、午前10時頃までに60枚ぐらい撮っています。

フィルムの時代に50ミリだけで撮影していて不満に感じなかったのですから、使い出したばかりの50ミリレンズも、私を満足させてくれるでしょう。

写真の出来不出来は別にして_。

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