私には不可解なAppleの残高管理

Appleが提供するサービスをWindowsで使うと、何かと不便に感じます。

私は1999年5月にPCを使い始めましたが、OSはWindowsでAppleのOSを使ったことはありません。スマートフォン(スマホ)も使いませんから、日本ではスマホの主流であるiPhoneももちろん使ったことがなく、使っている2台のタブレットPCは、いずれもAndroid OSです。

そんな、Appleとは縁遠い私が、ネットの音楽配信はApple Musicを使っています。このサービスを使い始めたきっかけについては、昨年12月に、本コーナーで取り上げています。

Windows使いの私ではありますが、これまでAppleとまったく疎遠だったわけではありません。

ネットの音楽配信がまだない頃、Appleのデジタルオーディオ端末のiPodを使い始めました。シンプルなのに使いやすい端末に惚れ込み、手に入れました。

iPod classicは未だに使い続けています。

iPodに自分が所収するCDと、デジタル化したアナログレコードの音楽をすべて登録して入れました。

通常、こうした端末に音楽などを入れる場合は、USBケーブルでPCと接続し、ファイルをコピーするだけで済むでしょう。

ところが、Appleの場合は、今にしてみれば面倒で、楽曲を管理し、PCで楽曲を再生するための専用ソフトであるiTunesを介さなければならない仕組みになっています。

そもそもが、AppleのPCやApple製の端末に合わせて作られたソフトからでしょう。Windowsが入ったPCでは使いにくい面がなくもなく、苦労させられたのも一度や二度ではありません。

PCのiTunesとiPodの同期に失敗し、挙句の果てに、一台目のiPodは同期できなくなり、使えなくなりました。今使うのは二代目のiPodです。

iPodで音楽を楽しんだこともあり、他サービスに遅れてネット配信に参入したApple Musicも過去に利用したことがあります。

もとから音楽に深く関わって来たこともあり、他サービスより、提供してくれる音楽の選曲が洗練された感じがし、個人的にはApple Musicの提供する音楽が自分に一番合うように感じています。

こんな経過があったことで、昨年12月から3カ月間、無料でApple Musicを楽しめるキャンペーンを利用しました。その期間が切れた3月もApple Musicを利用しています。

3月以降にサービスを利用するには月額980円支払う必要があります。

ここからが今回の本題になります。

未だに、私にはApple IDの残高扱いが正確に読み取れません。

Windows PCに入れてあるiTunesを起動して、「ストア」の項目を表示させると、自分のアカウントの残高が表示されます。

2月から3月に切り替わる時点で、その残高表示が1,360円でした。私は自動で、その残高からApple Musicの1カ月利用料金が差し引かれると考えていました。

私の想像通り、3月分の利用料金は、私のアカウントに残っていた残高から引かれ、3月もApple Musicを楽しめています。

これだけだったら何も疑問に感じることはありません。3月分を差し引かれた私のアカウントの残高は380円です。

私は4月以降もApple Musicを有料で使うつもりです。であれば、4月からは自分のアカウントに必要な金額を入金しなければなりません。しかし、私は向こう4カ月は入金せずにサービスを利用できるものと考えていました。

どういうことか、説明します。

ここからがややこしいのですが、Appleのストアは、AppleストアとiTunesストアの2種類があるようなのです。ネットで確認しました。

それぞれのストアが扱う商品やサービスは異なり、Appleストアは、Apple Musicなどのサービスを扱うようです。一方、iTunesストアは、楽曲を自分のPCや端末にダウンロードし、自分の所有物にできる商品として楽曲を提供するそうです。

私がApple Musicを利用するようになるまでは、iTunesのみを使い、iTunesストアで、気に入った音楽アルバムを購入し、自分のiTunesに登録することをしています。

楽曲を購入するために自分のアカウントに入金する必要がありますが、私はiTunesカードを購入し、PCに読み込ませることでアカウントに入金しています。

自分のアカウントへのチャージに利用したiTunesカード

おそらくはその頃にiTunesカードからチャージした残金が今も自分のアカウントに4,300円残っています。この残高を使い、月額980円のApple Musicを4月から4カ月利用しようと考えていました。

そんなことを考えていたこの間の土曜日(20日)、Appleから「お支払い方法の問題」というメールが届きました。引き続きApple Musicのサービスを利用するには、支払情報を更新して欲しいと書かれています。

私は、当面はiTunesカードで過去にチャージした4,000円で4カ月は利用できると考えていましたので、支払いのためのカードは登録してありません。

こんなメールが届くということは、Appleに、私のiTunesカードでチャージした4,000円分の残高が確認されていないことになるのでしょうか。

私はいろいろなネットサービスを利用していますが、こんな基本的なことが確認できないサービスをほかに知りません。

確認のために、iTunesを介して自分のアカウント情報を確認すると、アカウントの残高が380円と表示されます。過去にチャージしてある4,300円の残金はどこへいってしまったのだろう、という気分です。

iTunesを起動し、ストアの項目を選んだとき、残高が380円と表示され、「ライブラリー」など、ほかの項目を選んでストアに戻り、なにかほかの項目を選んだりするうち、残高が4,300円に変わったりします。

4,300円の残高に切り替わったことに安心して、その状態でアカウントの残高を確認すると380円だったりして、いったいどうなっているのか、とAppleサービスの不可解さに呆然としたりします。

20日に一度メールで連絡があっただけで、今日まで、同様のメールは届いていません。

過去にiTunesカードでチャージした4,000円分の残金がApple Musicのサービス利用料金として使ってくれたらいいのですが、今はどっちつかずの気分です。

ネットで調べると、AppleのiPhoneなどを使っている人であれば、サービスの支払い方法が選べるようです。私はここまでに書いたように、Appleの端末は使っていません。

唯一使っているPC上のiTunesから自分のアカウントを開き、支払い方法を選ぼうとしても、カードを登録する以外、ほかに支払い方法は選べません。

私の操作方法が間違っているのでしょうか。

ネットにあったトラブルの解決方法を参考にして、昨日、アカウントを一度ログアウトし、再び、サインインしてみました。

すると、それまでは残高が380円だったり4,300円したのが、はじめから4,300円と表示されるようになりました。それでも、アカウントでApple ID残高を表示させると380円です。

iTunesのストアに戻ると、残高が4,300円に変わりました。

いったい、どんなサービスになっているのか、と思わざるを得ません。

このまま、新たな入金はせず、3月から4月の切り替わり時期、Apple Musicがどうなるか、推移を見守ることにします。

4月以降もApple Musicを使い続けるつもりであるのにサービスが停止されたら、そのときはカードから入金するつもりですが、そのときは、残高にある4,300円は何なのかという気分になるだろうと今から想像しています。

もっとも、その残高で音楽のアルバムから好きな楽曲だけを購入することはできるでしょう。今のところ、特別欲しい楽曲はないですけれど。

自分の中では、どうにも釈然としないAppleの残高管理システムではあります。

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