2013/04/08 ソニーのコンデジ「DSC-WX50」入手

今さらですが、携帯電話が普及しました。

ほとんどの大人は携帯を使っているでしょうか。私も年齢的には立派な大人です。が、精神の年齢の方はお子ちゃまのままです。だからというわけではありませんが、私は携帯電話は持っていません。そして、決して強がりではなく、持っていなくてもまったく不自由ではありません。ですので、これから先も私は携帯電話を持つことはまずないでしょう。

いつの頃からか、電話をかけるための携帯電話にカメラの機能が搭載されました。写真撮影の用途で携帯電話を手に入れる人はいないでしょうが、携帯電話で写真を撮っている人はよく見かけます。昔はオマケ程度であったカメラ機能が、今では進化し、綺麗な写真が撮影できるそうです。それだから、それで事足り、特別写真撮影に重きを置かない人であれば、カメラは必要に感じないでしょう。

こうした傾向の影響を受けているのは、携帯電話のカメラ機能と張り合う関係にあるコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)です。それだけが原因かどうかはわかりませんが、各社ともデジカメの売り上げが伸び悩んだり、落ちたりしているという話をよく見聞きします。

メーカーとしても対抗策を講じなければならず、そのひとつの策が、短いサイクルでのモデルチェンジです。取り扱うモデルを多品種にすることでユーザーに何度もアプローチする機会を得、それを売上につなげていこう、ということでしょうか。別の策としては、付加価値を高めるためのコンデジの高級化です。

カメラの愛好者のひとりである私は、日本のカメラメーカーには何とか頑張って欲しいと思っています。それだから、というわけではありませんが、昨日、1台のコンデジを手に入れ、使い始めました。

今回私が手に入れたのは、SONYの DSC-WX50というモデルです。これが発売を始めたのは昨年の2月3日ですから、1年以上前のモデルになります。

私が以前からこのモデルに目をつけていて、値下がりを待って手に入れた、わけではありません。それとは逆で、今までまったくノーマークでした。購入を決めたのは2、3日前のことで、その直前まで、数日後からそのデジカメを自分が使い出すことなど夢にも思っていませんでした。

急転直下、購入を決めることになったその日、私はいつものように、「価格.com」の「カメラ・コーナー」の「クチコミ掲示板」を読むとはなしに読んでいました。

私がコンデジで関心を持っているのがSONYの DSC-RX100というモデルです。

先ほども書きましたように、これはメーカーが採る携帯電話対策のひとつである高級コンデジにあたります。これまで、コンデジに使われる撮像素子は、2.3分の1型といわれるような小さなものが大半でした。

デジタルカメラにおける撮像素子は、フィルムカメラの代わりをする部品で、このサイズが大きいほど「よく写る」とされています。

高級化されたSONYの高級コンデジ RX100に搭載されている撮像素子のサイズは「1型」で、撮像素子のサイズは【13.2×8.8ミリ】です。このすぐ上のサイズは「フォーサーズ」で、こちらのサイズは【17.3×13.0ミリ】ですので、面積比でいえば、「1型」は「フォーサーズ」の約半分になります。

RW100は評判がよく、すでにユーザーになった人が撮影した写真が多数掲載されています。それらを見るたび、私も手に入れてみたくなります。が、まだ値段が高めですので、手に入れることは控えている状態です。

そこで、同じソニーのコンデジで、手頃な値段でありながら、写りが期待できそうなモデルはないか、と特別考えて「クチコミ掲示板」に目を通していたわけでもないのですが、WX50に偶然のように目が留まりました。

レンズの焦点距離は、RX100が35ミリフルサイズ換算で【28~100ミリ】で、WX50は【25~125ミリ】です。また、レンズの明るさを表すF値は、RX100が【1.8】で「WX50」は【2.6】です。

そもそも、撮像素子のサイズが違い、RX100が【1型】で、WX50はコンデジサイズの【2.3分の1】です。これらスペックの違いは、これを更新する段階になって初めて比較しました。

実際に手に入れて驚いたのは非常にコンパクトなことです。携帯電話にも十分対抗できそうな小ささです。

手に入れたSONYのコンデジ DSC-WX50

電源スイッチを入れると、それまで平らだった前面にレンズが現れ、スイッチをオフにするとシュルシュルッ(←これは私が作った動きをイメージした擬音で、実際にはこんな音はしません(^_^;)とボディに収まり、真っ平になってしまいます。私はこれまでこの種のデジカメは使ったことがないため、これを見るだけで、日本の技術力の高さを感じます。

このコンデジは、RAW画像での撮影はできず、JPEGで、いわゆる「撮って出し」の撮影スタイルを採ることになります。

私はあまり期待せず、コンパクトで手軽に撮影できることだけが利点のように考えていました。が、撮影した「撮って出し」の画像を見て驚きました。予想外の良い写りだったからです。ますます同社の上位機種 RX100が気になりますが、もう少し値下がりするまで、手に入れるのはお預けにしておきましょう。

コンデジには様々な機能が搭載されています。シャッターを押してカメラを左右や上下に振るだけでパノラマ画像が撮影できてしまうのも驚きです。また、ピクチャーエフェクトを使うことで、現実の風景がまるでジオラマのように撮せたり、ササッと描いたイラスト風にしたりできるのも楽しそうです。

そして何といっても個人的に期待しているのが動画の撮影機能です。

もともと、ソニーのカメラは手振れの補正機能が優れているという話を聞いていました。それは WX50でも期待できそうで、歩きながら撮影しても揺れが抑えられれば、活用できる場面があるかもしれません。

ボディ単体の重さは、RX100の約半分の【101グラム】です。これであれば、どこへ出かけるときもポケットなどに気軽に入れて行けるでしょう。大きくて重いカメラから、この WX50まで、用途に合わせて使い分け、撮影を楽しんでいくことにしましょう(^O^)/

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