立憲民主党にはまったく期待できません。新コロ騒動の対応だけを見ても、期待度はゼロです。
本日の朝日新聞に次の見出しのついた記事があるのを発見し、それを実感しました。見出しは次のようなものです。
「ゼロコロナ」立憲が戦略案 感染防止優先 政権との対立軸に
立憲の主張を、記事から見ていきますと、同党が据える三本柱は次の三つだそうです。
- 医療現場の支援
- 感染者の早期把握と治療で感染を封じ込め
- 感染封じ込めまでの暮らしと事業の支援を
何事も、対策を立てるには、ある程度の見通しを立てる必要があります。それもなしに対策案だけを作ったのでは、どこがゴール地点かわからないまま長距離走を走るようなものです。
マラソンランナーだって、スタート地点から42.195キロメートル先にゴールテープがあることがわかっているから走り出せるのです。
どこがゴールかわからないのであれば、スタートのピストルが鳴っても、走り出せるものではありません。
三本柱の(2)と(3)は感染が封じ込めることが前提とされています。しかし、もしも、それが実現できない場合は、永遠に対策案を採り続けることになりますが、その場合、予算はどうなるのですか。
国にだって、無限に予算があるわけでもないでしょう。
朝日の記事を読むと、立憲の幹部もいい加減です。「詳しい財源の議論はこれからだ」と答えたそうです。
感染の封じ込めも何も、私自身は、本コーナーで繰り返し書いていますように、新コロ騒動自体が茶番の考えを持っていますので、対策ははじめから必要ないの考えです。
それでも、新コロという恐ろしい感染性ウイルスが現実に存在すると考える人は、何らかの対策を求めるでしょう。
政治家は、本日の朝日新聞に載っていた交論「新型コロナ 『戦争』という たとえ」に目を留められたでしょうか。新コロとの闘いを、世界の為政者の多くが「戦争」にたとえていることについて、二人の立場の異なる識者に、語ってもらっています。
そのお一方が、ウイルス学の権威で、東京大名誉教授の山内一也氏(1931~)です。
その冒頭、山内氏は、ウイルスを「敵」と捉える考え方にしっくりしないとご自身の考えを述べられたあと、ウイルスの概要を次のように語られています。
ウイルスが地球上に出現したのは、30億年前と考えられています。一方、ホモサピエンスはたかだか20万年前。人間は、ウイルスが存在していた世界に現れた新参者です。
山内氏によりますと、これまで、人類が根絶できたウイルスは、天然痘と家畜伝染病の牛疫のたった二つしかないそうです。
この地球上には、陸海に膨大な数のウイルスが生息するそうですが、人類に感染して病気を引き起こすものは、ごく一部だそうです。中には、悪さを起こすどころか、私たちの体内で、健康維持を助けてくれるものもあるということです。
山内氏は、ウイルスについて、次のように述べています。
腸内細菌のバランスを整えたり、胎児を守ったり。人間はウイルスと直接、間接に関わることで存在してきたのです。
いい方を変えれば、ウイルスが存在しているからこそ、今の人類がある、ということになります。
新コロといわれるものが本当にあるとしたら、それは、人類が、それまで近づかなかった新コロの生息地に不必要に近づき、森林伐採をしたり、野生動物を売り買いし、災いを引き起こした、というような捉え方をされています。
新コロの対策については、ワクチンの効果実証や抗ウイルス剤の開発にはまだ時間がかかる、と見ておられます。
立憲の議員は、菅政権との違いを強調するため、「ゼロコロナ」を標榜していますが、それが実現可能とは到底思えません。ま、私個人は、前からずっと”ゼロ新コロ”で、何もないのですから、対策も何も必要なく、普通に暮らしていけばいい、と考えていますが。
立憲の枝野幸男代表(1964~)は、先月20日の衆院代表質問で、感染封じ込めに成功した代表例として、台湾の対応を挙げたそうです。
たしかに、台湾の感染者数、これはすなわち、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査で陽性になったPCR陽性者数でしかないわけですが、世界的に見ると少ない日本と比べても、台湾のPCR陽性者数は桁違いに少ないです。
しかし、その結果になる理由は、本コーナーで既に書いています。
台湾と日本でこれほど検査結果が違うのは、枝野氏がいうような、両国の感染対策に良し悪しがあるからではなく、単純に、PCR検査における増幅回数(Ct)の設定が違うだけのことです。
国民を代表しているのであろう国会議員が、こんな基本的なことを知らないのか、それとも、知っていながら、今更後戻り出来ないため、知らないふりをしているのか知りませんが、誤った考えで政権を攻撃しても、国民にとって有益なことは何もありません。
一昨日の水曜日、次のYouTube動画を本サイトで紹介しました。
新コロを恐ろしいウイルスにしておきたい側についているのであろうGoogleにとり、この動画は目障りだった(?)のか、紹介したときには貼り付けられた動画が、今は貼り付けられません。
動画のリンクを確認しますと、動画は再生されず、真っ黒な画面に白い文字で「この動画は、YouTube利用規約違反のため削除されました」と表示されるだけです。
私が紹介したときは、再生回数が6,000回ぐらいでしたが、翌朝には、55,000回程度へと激増していました。それだけ、有益な情報と考えた人がアクセスしていたことになります。
であるのに、YouTubeの勝手な判断で、削除され、今は、見たい人がいても一切見ることができなくされています。
これは、Googleによる言論弾圧です。
私は自分のPCに保存してあるため、何度でも見て、そこで、医師の高橋徳氏の貴重なお話を聴くことができます。
全部で40分数分の動画でしたが、日本で行われているPCR検査のおかしさについても話されています。
日本のマスメディアは、PCR陽性者の数を棒グラフにして紹介し、第1波、2波、3波とあとになるほど波が高く盛り上がり、感染拡爆発が起こっている、このままでは医療崩壊だ! と大騒ぎして、人々を恐れさせています。
しかし、高橋氏のお話によれば、1波から2波、そして今の3波に至るまで、保健所が行うPCR検査の数はほぼ変わらないそうです。
ですから、保健所経由からわかるPCR陽性者の数は、昨年の春頃からほとんど同じです。
マスメディアがいうPCR陽性者が急激に増えたのは、それが金儲けになることに気がついた民間検査会社が参入し、やたらめったら検査するようになったことによってです。検査の分母が増え、その結果として分子のPCR陽性者数が飛躍的に増えたように、悪徳マスメディアによって多くの人々が錯覚させられているだけです。
医療の専門家の高橋氏のお話によりますと、PCR検査の実費は、1検体あたり3,500円だそうです。おそらくは、保健所で検査を受けた場合は、この額の請求になるでしょう。
ところが、民間の検査会社で検査を受けると、同じ検査であるのに、1検体あたり15,000円に跳ね上がるとのことです。この差額が民間検査会社の儲けです。
これに眼をつけた民間会社がPCR検査バブルに群がり、不必要にPCR陽性者を生み出している、というのが実態です。
浅ましい話ですね。
自分たちが金儲けをするため、存在しないかもしれない新コロの不安を煽り、それに騙されて検査に訪れた人から11,500円のボロ儲けをしているのですから。
その一方で、営業を制限された飲食店は、店を開けず、廃業に追い込まれる人たちがいます。
また、高橋氏は、昨年12月31日、新コロ感染対策分科会会長の尾身茂氏(1949~)が示した提言にも異を唱えられています。尾身氏がその日、次のように述べたことについてです。
新コロは無症状者の人の半数から感染する
高橋氏は、長年医師をされ、その立場から、今の新コロ騒動のおかしさについて語っておられます。
新コロ騒動が始まるまで、何らかのウイルスに感染しても、症状のない人が医院を訪れることはなかったと話されています。あたり前のことですね。
自分の体調に異変を感じない人が、自分から好んで医院を訪れるわけがありません。そんな人が訪れてきたら、医師は「どこも悪いところがないのに、どうして来たの?」と不思議がるだけです。
ところが、今日本で行われているPCR検査は、増幅回数(Ct)を40から45で、民間検査会社の中には45、あるいは50にまで高めることをしているそうです。
PCR検査キットを作っている米国の会社のサイトに、この検査の取り扱い説明書があり、それを高橋氏が紹介してくれています。
それによりますと、増幅回数が37以下に設定して見つかったものを新コロの陽性とし、増幅回数を40以上にして見つけた場合は、新コロの陰性とするよう明確に書かれているそうです。
この指示通りに検査しているのが台湾です。台湾は、増幅回数を説明書にある上限の36にし、検査を実施しています。その結果、正しく検査が行われ、正確な数字を得ることに成功しています。
一方の日本はといいますと、検査キットを作る会社の取扱説明書を無視し、ウイルスの死骸さえ拾うことになる増幅回数40-50、民間検査会社に至っては、45とか50、あるいはそれ以上まで回数を増幅している実態があるというわけです。
本騒動のおかしさを、当初からYouTube動画で指摘されている徳島大学名誉教授の大橋眞氏が、日本の検査感度は、台湾の約1,000倍高い、と動画で話されています。
高橋氏のお話で初めて知りましたが、昨年11月20日、学術雑誌の“Nature Communications”が、中国の武漢で実施した大規模な調査の結果を伝えたそうです。
武漢は、今回の騒動の始まりの地とされていますが、中国当局は、同市を昨年1月23日から4月8日まで、ロックダウンする厳重な措置を採りました。
その結果、同市が新コロの感染を封じ込めた、と考える人もいるかも知れませんが、真相は違います。
ロックダウンが解かれたあとの昨年5月14日から6月1日にかけ、武漢に住んでいる6歳以上の全市民約1000万人に対して実施された調査です。
その結果、明確になったことがある、とNature Communicationsが報じているのです。明確になったのは、次のことです。衝撃を受ける人もいるでしょう。
新コロウイルスに感染していて発症していない人(無症候性感染者)が他者に感染させた事例は皆無であった。
紹介し直しました高橋氏の講演で、そのことについて話された部分から再生が始まるよう設定しました。以下の動画でご確認ください。
こんな調査結果が出ていても、新コロ感染対策分科会会長の尾身茂氏は、「感染させる人の約半数は無症状」なのだから、PCR感染者が思うように減らない都県の行動制限は必要、の提言を政府にし続けるのでしょうか。
立憲の枝野氏は、新コロ感染者の発生をゼロにするまで、人々の生活を制限することを対策の柱に据え、菅政権の新コロ対応との違いを強調しています。
高橋氏の動画では、マスクをすることが無意味であることも語っておられます。枝野氏は、何に恐れて、意味がまるでないマスクで顔を覆っているのですか。
今、貴党が主張されていることが、科学の真実からかけ離れていることに気が付き、その恥ずかしさから顔をマスクで隠したいというのであれば、わからなくもありません。
PCR検査の増幅回数を異常に高く設定する結果、日本のPCR陽性者が減らない状況が続いています。
台湾の新コロ新規感染者数を確認しますと、今週水曜日(17日)は1人。7日間の平均は0人です。限りなくゼロですね。
日本のPCR検査で台湾並みの増幅回数に設定すれば、今日にでもこれぐらいの検査結果になるものと思われます。
立憲がどうしても「ゼロコロナ」を実現したいのであれば、難しいことではありません。
日本で行われているPCR検査の検査基準を、枝野氏が成功例に上げている台湾並みにするだけで、ほぼゼロのPCR陽性者数となります。
政府よりも日本のPCR検査基準に厳しさを求めてきた立憲としては、今更方針を変えることは難しいことかもしれません。しかし、本来あるべき検査にすることを求めるのであれば、恥ずかしいことではありません。
それを政府に求め、その結果、日本のPCR陽性者がたちどころに減少すれば、立憲への信頼度は一気に高まります。と同時に、今、貴党が主張されている「ゼロコロナ」にも合致します。
真実に眼を向け、正しい判断をしてみませんか?
今の主張をする限り、貴党への支持率が、新コロが消滅するより前に、限りなくゼロに近づきますよ。それでもいいのですか?