今年に入ってから、メインで使っている PC の更新を考え始めました。このことについては、本コーナーで取り上げています。
きっかけは、昨年12月の途中から、PC を起動する際、BIOS の設定画面が表示されるようになったことです。その時は理由がわかりませんでしたが、PC のマザーボードに搭載されているボタン型の電池が寿命を迎えたのではないかと見当をつけました。
私は1999年5月からPC を使い始めました。もちろんはじめは市販の PC を買い求めました。その後、2003年1月に、自分で PC のパーツを組み上げる自作 PC に関心を持ち、その年の6月に、初めて自分で PC を組み上げ、以来、5年後ぐらいの周期でパーツの入れ替えをしながら、今も自作 PC のみをメインに使っています。
前回パーツの入れ替えをしてから昨年で5年の周期を迎えました。それほど意識していたわけではありませんが、頭の片隅では、前回のパーツ交換から年が経ったことを意識していたのでしょう。
ちょうどそのタイミングで、マザーボードの電池が寿命に近づいたということになりそうです。
その電池は先週に交換しました。その結果、先月から起きていた、起動時のBIOS 設定画面の表示は起こらなくなりました。結果的に、電池の消耗がそれをこうしていたことがわかりました。
PC の更新ということでは、マザーボードと液晶ディスプレイをつなぐケーブルの交換をしました。
ノート PC を使っている人は意識しないかもしれませんが、デスクトップ PC の場合は、液晶ディスプレイが必要不可欠です。当たり前の話ですね。
ディスプレイの入力端子には何種類かあり、私は交換するまでDVIを使用していました。それを今回初めて、HDMI に変更しました。この端子は、テレビと録画機器の接続に使う人もいるでしょうから、知っている人も少なくないと思います。この交換は、私にとっては、小さくない変更です。
急いでPC パーツの変更をする必要は感じません。私は PC を使ってゲームをすることもありません。私が PC でする最も重い作業は、動画の編集になりましょう。これとても、たまにするぐらいで、その編集作業においても、今のパーツ構成で特別不自由は感じません。
それでも、前回のパーツ入れ替えから5年の周期を迎えたことで、主要パーツの交換を考えるようになったというわけです。
真っ先に考えたのは、メモリ(主記憶装置)の容量アップです。
今私の PC で最も非力なのがメモリだからです。8GB しか積んでいません。そこで、初めは 8GB のメモリーを2枚購入し、それまでの8GB と合計して、24GB にすることを考えました。
しかし途中で考えが変わりました。どうせ交換するならと、1枚8 GB ではなく、16GB にしようと考え直しました。私のマザーボードは、メモリを4枚まで載せられます。4枚をすべて16GB にすれば、私のマザーボードで許される64GB (今までの実に8倍)をフルに活用することになります。
その考えが固まり、先週のはじめに、ネットで注文を入れました。在庫がないということで、1週間以上経った今もメモリーは届いていません。しびれを切らしていたところ、メーカーにも在庫がないという連絡が入りました。入荷するのは、早くても来月はじめのようです。
先日の産経新聞でも報じられていましたが、新コロ騒動のあおりを受け、在宅で仕事をする人が増えています。会社とPC でつないで仕事をすることが増えたことで、半導体の需要が増し、供給不足になっているということです。
そのせいもあるのでしょう。私が注文してから数日のうちに、同じショップの同じ製品の価格が4割ほど上昇しています。結果的には、4割安く契約できたことになり、多少納期が遅くなってもこのまま待つことにします。急いで交換する必要もないわけですから。
メモリの交換まで時間が空いたことで、私の関心は、PC の心臓部ともいえるCPU に向かいました。
前回私がパーツの交換を知ってから5年の間に、CPU 界隈の事情も様変わりを見せ、今はAMD 製のRyzenが人気となっています。
その人気も気になりましたが、5年間使ったマザーボードをそのまま使うことを選択し、それにに搭載できるインテル製のCPUを選ぶことにしました。
インテルのCPU には、最も上のクラスのCore i9からCore i7、Core i5、Core i3と品揃えされています。私が5年前に交換した時は、Core i5を選びました。今回も Core i5にしましたので、交換しても、体感的にはそれほどそう感じないかもしれません。
途中でも書きましたように、私は CPU に負荷をかけるような作業は、動画の編集の他はほとんどしませんので、この CPU でも十分だと考えています。
昨日、注文を入れましたが、その時、あることをする必要を感じました。それは、BIOS の更新です。
注文を入れたショップには、親切なことに、注意喚起が記されていました。それによると、その CPU を使う場合、2015年8月(あるいは9月だったか?)以前に購入したマザーボードをそのまま使っている人は、BIOS の更新が必要になるかもしれないというものです。
ノート PC などをそのまま使っている人は、BIOS の更新をしたことがない人もいるかもしれません。
正直な話、BIOSがどのような仕組みで、どんな働きをしているのかは私もよく知りません。ただ、BIOS の更新に失敗すると、最悪の場合、Windows が起動しないという恐ろしい話(?)は知っています。
早速、自分のマザーボードのBIOS のバージョンを確認しました。すると、2015年何月かのBIOS であることがわかりました。もしかしたら、5年前にマザーボードを交換して以来、一度も BIOS の更新をしていなかったかもしれません。
BIOS は、新しければ新しいほどいいというものでもないらしいです。古い BIOS であっても、問題なく動くのであれば、そのBIOS を無理に更新することも必要ないということなのでしょう。
それはともかく、新しいCPU にするならBIOS の更新が必要になるかもしれないということで、更新を実行しました。
これがなかなか神経を使うことで、久しぶりのことなので、やり方を忘れていました。ネットで調べ、実行しました。PC を再起動するときは、少しドキドキしました。
結果的には問題も起きず、BIOS を最新のものに更新できました。
昨日注文したCPU は、今日か明日には届くことでしょう。そうしたら早速交換することにします。CPU を交換したあと、OS の再インストールを求められないといいのですが。
購入したCPU にグラフィック機能が搭載されていますので、グラフィックボードを別に購入することは考えていません。その分、省電力にもなるでしょうし。
CPU とメモリの交換が終われば、今回のパーツ交換はほぼ終了となります。後はその環境でどれほど持つかですが、これから5年先までには、PCをめぐる環境も大きく変わりそうで、5年後には、今とは異なった世界が待っているかもしれません。
なお、今回は、音声入力で更新しています。これはこれで便利で、今後も音声入力を積極的に使っていこうと考えています。