これは1月15日付けの日経新聞に載っていた記事で、同様のニュースは他の新聞各紙でも報じられましたが、「スマートディスプレイ」という新しい考え方のPC表示装置が間もなく発売になるそうです。
これはマイクロソフトと日本のNEC、富士通が共同開発したもので、基本ソフト(OS)をマイクロソフトが、機械本体をNECと富士通が開発したとのことです。発売は、NECが2月6日、富士通でも2月中にあり、それぞれ新モデルのPC本体とセットで売り出すそうです(単体では売り出さないのでしょうか?)。
で、それを使うとどんなことができるかが気になりますが、まず記事に添えられた写真を見ますと、液晶のディスプレイがついた薄い板のような形状で、それを使って離れたところからサイトの閲覧や電子メールを楽しめるのだそうです。
ただ、その「スマートディスプレイ」さえあれば楽しめる、というわけではなく”Windows XP Professional”(”Home Edition”では利用できない?)を組み込んだPCを起動しておく必要があるそうです。つまりは早い話、テレビのリモコンのような感覚で、それに液晶ディスプレイがついている、と考えるとわかりやすいかもしれません。
そういわれると「なぁ~んだ」という感じがしてしまいますが、それでもPC本体の前に座らずに、部屋の好きなところに寝っころがってネットを楽しめるというのは画期的のような気もしないではありません。
ちなみに使用できる範囲は、起動させている本体PCから約30メートルの範囲内だそうで、また、気になるお値段はNECの製品で99800円(高い!)だそうです。
ちょっと興味をそそられる新商品ではありますが、値段が値段だけに私は購入することはないと思います。
ところでPCの話が出たついでに、最近私が気になり出しているPCの話題についても書いてみようと思います。
本コーナーでも何度か私が所有しているPCについては書いたことがありますが、日々高速化するPC事情を尻目に、私のPCは4年近く前に購入したままのCPCが載ったもので、専門雑誌を読むたびに最新のモデルが眩しく私の目に映ります。
そこで私も今年は新しいPCを買おうと決意しました。いろいろと調べていくうちに、既に組み上がった製品ではなく、自分の手で部品を組み上げる自作PCを試みようという気持ちが強くなっています。
今では通常の完成品もドンドン値が下がり、一昔前に比べて自作する意味はなくなってきているようですが、それでも外側のケースにはじまって、全てのバーツを自分の気に入ったものにして組み上げる意味がなくなってしまったわけではありません。
ただ、これまで知識がなかった自分にできるかどうかが気になりましたが、一番難しいのはそれぞれの主要部品を選ぶ段階で、実際に組み上げる作業自体は、ドライバーが1本あればできるほど、簡単なようです。
そんなこんなで、自作PCに関心が向かい始めてからというもの、これまではそれほど気にも留めていなかったCPUやマザーボードの性能や型番などが気になり始めました。
また、「自分好みのマシンを組み上げられるのが自作の強み」と今も書きましたが、私の場合はPCを使ってゲームをすることはありませんので、高性能なグラフィックボードは必要なさそうです。
一方、私が望むPC環境は、これまでのように、本サイトの更新をメインとしたネット関連と、それからDV(デジタル・ビデオ)で撮影した動画の編集に最適化されたものです。
ちなみに、PC雑誌『PC Japan』1月号の特集を見ていたら、CPUは高速であるほどエンコードに要する時間が短くて済むので好都合だということですが、その反面、「メモリとマザーボードはあまり気にしなくても構わない」と書かれています。
たとえば動画のノンリニア編集(PCを用いて行う編集)をAdobe(アドビ)の「Premiere(プレミア)」などの編集ソフト(私はこのソフトは使いませんが)で行う場合については以下のような記述が見られます。
メモリは最大限搭載したほうがよい。ただし、動画のエンコードに限って言えば、極端な話「前のシーン」と「現在のシーン」の分の画像をメモリに格納するだけで処理ができるいので、OSが安定して動く程度のメモリが搭載されていれば問題ない。Windows XPなら256バイト、念のために512バイトという程度だ。
『PC Japan』2003年1月号
また、肝心のCPUの選択ですが、実際の性能とそれに見合った価格を照らし合わせると、2002年末の時点では”Pentium4/2.40B GHz”がコストパフォーマンスの見点から最適である、というようなことも書かれています。
まだまだ自分で部品を選び出すだけの知識を持たない私は「フムフム、、、」という感じです。
ともあれ最初に買ったPCはメーカー製で、その時点では将来の拡張性を考えて購入したにも拘わらず、結局はメーカー側の都合に縛られる形で拡張性は生かされないまま、今ではすっかり旧型になってしまいました。
というわけで、今度からは自分の判断で中身を好き勝手に交換できるPCをぜひ手に入れたい、と考えているわけです。そうでもしないと、新しいPCもたちまち“旧型”になってしまう気がして、、、。
今年中には新しいPCを手に入れたいと考えていますが、果たして自分の思惑通りになるか今のところわかりません。