新コロ騒動が始まったことで、伝える側のマスメディアにも混乱が起きているのではなかろうかと思います。
今日の朝日新聞にも、理解に苦しむ記事がありました。署名されたお名前を確認し、以前、その記者が書いた新コロの記事を本コーナーで取り上げたことを思い出しました。朝日の荻原千晶記者です。
今回も東京都内で取材して書いていますので、もしかしたら、都庁周りを専門とされているのかもしれません。
今回は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)感染者が増えたことで、医療現場に圧力がかかっていることを伝えています。
その記事の締めの部分を読み、意味がわからなくなりました。そこには次のように書かれています。
夏の「第2波」に比べ、高齢者の感染が増えていることも入院調整を困難にしている。高齢者は無症状でも重症化するリスクが高いことからホテルなどでの宿泊療養が認められず、入院患者の増加に直結する。
私は「高齢者は無症状でも重症化するリスクが高い」の部分の意味がわからず、何度か読み直しました。それでも納得できず、本投稿をしています。
私が特別読解力がないのかと思い、義兄に訊くと、私と同じ様に、意味がわからないといいました。
ここでいう「高齢者」というのは、PCR検査を受けてPCR陽性とされたものの、症状のない無症状者のことだと思います。
本コーナーで昨日投稿した分にも書きましたが、日本のPCR検査は不要と思われるほど感度を高く設定しており、最低では該当するウイルスが5個あるだけで陽性とされてしまうそうです。
私は新コロとされている恐ろしいウイルスは存在しないと考えていますが、仮に存在するとしても、あるかないかのウイルス数が、その人に症状を発症させたり、ましてや、そのことで重症化することはあり得ないと考えます。
その議論はひとまず脇に置きます。今回の記事で伝えたいのであろう無症状PCR陽性者は、検査でたまたま該当するウイルスらしきものが見つかって陽性にされただけで、そのまま普通に暮らしてなんの問題もないと考えます。
目に見えていないだけで、私が暮らしている空間には、無限ともいえるほどのウイルスやバクテリアが漂っているはずです。鼻や口から空気を出し入れすれば、それらが自然に吸い込まれ、吐き出されるでしょう。
中には病気を引き起こすようなウイルスが含まれますが、吐き出す息と共に、多くは体外へ排出されるはずです。
それらの微生物が私たちの目に見えたなら、汚染し切った空間に生きていることが強く認識され、呼吸をするのも躊躇われるかもしれません。しかし、目に見えないことをいいことに、不快に感じることなく私たちは日々暮らしています。
陸上で生活する人類は、肺呼吸をする体の造りになっています。これは生まれてから死ぬまで続ける生理現象で、高齢になっても止めるわけにはいきません。
生き物には寿命というものがあります。大雑把にいえば、高齢になるほど寿命が限界に近づきます。生命体を維持する免疫が寿命を決定する重要な要素かもしれません。
逆にいえば、一般的には高齢になるほど免疫が落ち、その結果として死が近づくとなります。免疫が落ちれば、病気に対する耐性が低下するだろうからです。
生命体として見れば、健康な若者と健康な高齢者では、高齢の人ほど生命体としての力は落ち、比例して病気へのリスクは高くなります。
これは一般的な話です。それが今回の記事では、高齢の新コロ無症状者は重症化するリスクが高いと書いているため、わけがわからなくなるのです。
無症状ということは、症状がないということです。PCR検査で陽性とされたものの、体に影響を与える量のウイルスが体内にないため、重症化になる要素がないということです。
そんな人が、仮に高齢者であっても、どうして「重症化するリスクが高い」とされてしまうのか、何度読んでも理解できませんでした。
一般的な風邪に置き換えてみます。
ある高齢者の体内に、風邪のウイルスが数個あったとします。数個ですから、症状はナシです。この人が、風邪によって重症化すると考える人はいるでしょうか? ということです。
その人が顔見知りの医師の診察を受けたなら、医師には「○○さん、心配ないですよ。症状がないのでしょ? だったら、診てもらいに来ることもなかったのに。薬? 症状がないのに飲む必要もないです。どうすればいいかって? どうすることもないです。いつも通り過ごしてください。何も起こらないですから。お元気そうに見えますよ」などといわれるだけだろうと思います。
新コロだけを特別に怖い病気と考えていませんか? 本サイトで本日紹介した武田邦彦氏(1943~)の動画を見ますと、インフルエンザの感染者数や死者数に比べて遥かに少ないと話されています。
それだったら、新コロよりも遥かに「恐ろしい」はずのインフルエンザ感染の予防に努めるべきです。が、なぜか(理由を私はわかったつもりになっていますが)、行政も医療もマスメディアも新コロに一極集中しています。
落ち着いて深呼吸してみてください。
途中で書きましたように、あなたが吸い込んだ空気中には、目には見えないだけで、無数のウイルスやバクテリアが含まれているはずです。しかし、不安になることはありません。多くは、吐き出す息と共に、再び、多くが体外へ吐き出さたりするのでしょうから。
見えないことをいいことに、新鮮な空気を吸っているのだと考え、深く息を吸い込み、吐き出しましょう。腹式呼吸なら、なお心が落ち着いたりするそうですね。
生き物として生まれてきた以上、いつかは死が訪れます。しかし、「死ぬまでは生きていられる」と考え、ゆったりした気持ちで毎日を過ごしませんか?
高齢者は病気のリスクが高いといわれても、高齢になるまで生きてこられたわけですから、それだけでも感謝すべきです。
それにしてもよくわからない朝日の記事です。「高齢者は無症状でも重症化するリスクが高い」てどういうことですかね? 高齢者に限らず、無症状なら症状がないのですから、重症化しようがないではないですか。
そういえば、この記事を書いた荻原記者は、前回本コーナーで取り上げた記事でも、PCR陽性者が無症状でありながら死亡した例を記事にしています。
記者である以上、本当に新コロといわれている病気が主因で死亡したのかどうか、しっかり確認してから記事にすべきではありませんか?
今回の記事にしても、他の病気が原因で重症化するリスクを心配するホテルがあるろいうのなら、それを書かなければ、記事としてフェアではないです。