2回前の投稿で、ハードディスクドライブ(HDD)が搭載されたブルーレイディスクドライブ(BD)レコーダーを単体で購入し、テレビ番組の録画に利用し始めたことを書きました。
2010年8月、地上デジタルテレビ放送に対応したテレビに乗り換えましたが、私が選んだテレビには、BDレコーダーが内蔵されていました。それ以来、テレビ番組録画はBDに直接録画するようになりました。
それからちょうど10年目の今年の8月、冒頭に書いた単体のレコーダーを使い出したことで、HDDに番組を録画することが復活し、その便利さを再認識しています。
私は昔からテレビ番組は一旦録画し、そののち、それを再生することで番組を楽しむ習慣です。デジタルの時代が始まるまでは、アナログのビデオデッキが私の録画機器でした。
PCを使い始めて4年ほど経った頃、PCのHDDに番組を録画する環境を作り、BDに乗り換えるまでHDDへ録画することを続けました。
HDD録画をして驚いたのは、ビデオのときには想像もできなかったことがHDD録画で実現できたことです。
それは、現在進行形で録画する番組を、録画しながら、再生することです。こんな芸当は、アナログのビデオでは考えられません。BDでも真似のできないことです。
当時、この機能を重宝に利用したのは、本サイト内の「天気」コーナーです。
本コーナーの更新に、私は午後7時前の気象情報を参考にします。同番組は、その性格から、短い時間内に、気温をはじめとする多くの情報が盛り込まれます。
そのため、画面を見ながら手元のメモ用紙にメモを取りますが、次々に画面が切り替わってしまうため、しばしばメモを取りそこないます。
こんなとき、生放送の番組を一時停止したり、少し前の情報を巻き戻して見ることができたら便利だと考えます。そうはいっても、私の事情を考えて放送してくれているわけではありませんので、無理な話です。
ところが、HDD録画しながら見るのであれば、生放送でもそれが実現できるのです。
この便利さを、PCのHDDに録画していた時は享受していましたが、BD録画に替わり、その便利さからは遠ざかっていました。
それが今、再びHDD録画の環境が復活し、天気コーナーの更新に大いに役立ってくれています。
私が使うレコーダーの場合は、リモコンの〔ゆっくり〕ボタンを押し、現れた選択肢から〔ゆっくり/ハッキリ再生する〕を選ぶと、自分の望むように時間を操れます。

〔ゆっくり〕の再生速度は、通常の【0.8倍速】です。再生は通常でいいと思えば、もう一度〔ゆっくり〕のボタンを押し、次の画面で〔ハッキリ〕を選べば、通常の速度で再生されます。
数字のデータなどが表示されたときなど、画面を制止し、メモを取りたくなります。そのときは、リモコンの〔一時停止〕ボタンを押せば、録画済みの映像を再生する時と同じように、一時停止させることができます。
メモが取り終われば、〔一時停止〕ボタンか〔再生〕のボタンを押し、続きを再生します。
少し巻き戻して見たいときは、〔10秒戻し〕のボタンを押すことで、10秒前の場面に戻すことができます。逆に、その時点ですでに30秒以上番組が進んでいるときは、〔30秒送り〕ボタンを押すことで、30秒後へジャンプもできるでしょう。これはまだ試していませんが。
こんなことができるのは、〔ゆっくり/ハッキリ再生する〕を選んだ時点で、HDD録画が自動で始まるからです。
〔ゆっくり/ハッキリ再生する〕が必要でなくなれば、リモコンの〔停止〕ボタンを押します。すると、HDDに書き込まれた番組が、自動で削除されます。
生放送を、一時停止したりして見るため、10分弱の番組を確認するのに、10分弱以上の時間がかかり、番組が終わった午後7時5分を過ぎて番組を見ているのは、少々不思議な気分です。
簡便な”タイムマシン”を操っている気分、といったら大げさでしょうか。
この機能をどんな番組で使うかは人それぞれでしょう。私は、天気コーナーに便利に利用することにします。