本日も、本コーナーは思いつきの独り語り「気まぐれトーク」の形式にて更新をしています。なお、トークはいつものように前日の夜に一度行いましたが、ある事情で、今朝にもう一度トークをし直しました。
本日分の内容につきましては、音声ファイルでご確認下さい。で、そうされない場合は、下にトークを要約して書き起こしていますので、それをお読みになって、トークのだいたいの流れをご想像下さい。
なお、音声ファイルはmp3方式にて紹介しています。再生箇所は前後に自由に移動させることができる、と思いますので、下の書き起こしで見当をつけ、聴いてみたい部分だけを“つまみ聴き”するようなこともできます。ご自由にお楽しみ下さい(^ー^)ノ
トークを要約した書き起こし
前回のトークは、いつもの夜ではなく、朝、それも早朝にしている。ということで、2日続けて朝にトークをすることになる。今回は昨日の朝より2時間ほどあとの午後7時台にしている。
ただ、これには、涙なしでは聞けない哀しい裏話がある。
実は、昨日は早朝にトークしたあと、いつものように夜にもトークをした。ということで、1日に2回トークをした。が、今日紹介しようと思っていた昨夜に録音したトークを、私は今朝、誤って削除してしまった。そのあとにPCのごみ箱も空にしてしまったため、昨夜のトークはごみ箱を空にしたときに聞こえる効果音と共に時の彼方へと消えていったのであった、、、。
私は毎朝、朝日新聞の「天声人語」を朗読もどきすることを続けている。“悲劇”は、本日分の「天声人語」の朗読もどきが終わり、編集作業に入る前に起きた。編集といっても、録音が終わった朗読もどきのファイルをAudio Editorとして私が使っている「SoundEngine Free」で読み込み、あとは朗読もどきが始まる前と終わったあとをカットするだけだが。
ファイルの読み込みのとき、私は「13」と昨日の気付がついた音声ファイルに気づいた。これが、昨夜にトークを録音したファイルだったのだが、大きな勘違いを犯してしまった。今も書いたように、私は昨日、つまり13日の早朝にもトークをしていたため、そのファイルを削除し忘れた、と勘違いしてしまったのだった。
私は躊躇することもなくそのファイルを削除し、続けてPCのごみ箱を空にしてしまった。“悲劇”に気づいたのは、昨夜に録音した朗読もどきのファイルを開こうとしたとき。たしかに録音したはずのファイルが見つからず、今朝の過ちに遅ればせながら気づいた。
PCでは一旦消してしまったものを取り戻すことはできない。専用のソフトを使えば、一旦消えたファイルを復元させることも不可能ではないが、今回はあっさり諦めて、気分も新たに同じ話題でトークをしたという次第。私のトークは「きまぐれ」で、台本の類は何もない。だから、二度と同じトークはできない。良く考えれば、昨夜のトークよりいいトークになるかもしれない。もっとも、どう頑張っても昨夜のトークに及ばないこともあるだろう。あとは、いつまでも悔やんでいないでトークを始めるしかない。
ここまでは本日分の話の枕で、この先が本題になる。時間にして【5分30秒】あたりから。今回は、小沢一郎元民主党代表に、東京第五検察審査会が二度とも「起訴相当」の議決をしたことで、小沢元代表が強制的に起訴をされてしまった問題。
東京地検特捜部が、純粋な意図で捜査に動いたとは私には思えないが、それはともかく、小沢さんの捜査に入って起訴・有罪を狙った。国民の多くの人は、マスメディアの報道を真に受け、小沢さんにいい印象を持っていない。そこへ、小沢さん逮捕に特捜部が動いたことだけで小沢さんのイメージが悪くなり、報道がそれに拍車をかけ、特捜部が疑いを持った容疑の中身を詳しく知らずに、「小沢は金に汚いヤツ」といったイメージだけを持っていはないか。
「小沢は国会に出て説明する責任がある!」といっている人に、「小沢さんにかけられている容疑は何?」と訊いて、果たしてちゃんと答えられるだろうか、ということ。私も明快に答える自信がないので、トークをしながら小沢さんにかけられた容疑を見ていくことにする。
『週刊朝日』は、このところ検察の問題を立て続けに取り上げており、今発売中の号では「捏造された『政治とカネ』 小沢起訴は無効である」として小沢さんが取りざたされている問題の大特集を組んでいる。
その『週刊朝日』に書かれていることを参考にしながら話すことにするが、まず、東京地検が今回小沢さんにかけた容疑は、世間でイメージされているほど大それたものではない。小沢さんに対する疑惑について書かれた部分を『週刊朝日』からそのまま引用させてもらう。
検審(検察審査会)が指摘する小沢氏の疑惑は、要するに「陸山会」が04年10月に約3億5千万円で土地を購入したのに、04年分ではなく05年分の政治資金収支報告書に、同年1月に支出したとして記載したというものだ。土地取得と代金の支払いの時期が2カ月ずれていた_という、たったそれだけの「記載ミス」である。
一般庶民の話に置き換えて考えてみると、たとえば自分がマンションを手に入れて登記をしたら、登記が数か月ずれていたと5、6年後に疑われ、それを地検に訴えられ、結局は起訴されなかったものの、しつこくその問題にこだわる何者かに告発されて検察審査会に図られ、二度の「起訴相当」の議決を経て強制的に起訴され、そのことをもって、会社に勤めている人に「会社を辞めろ」といっているようなものか?
結局のところ、この特捜部の動きにしても、ある大きな動きの中の一部のように私は考えている。このことは、こうした問題を取り上げるときに私はよく口にするが、ひと言でいえば、戦後一貫して続いてきた自民党を中心とする旧支配体制が起こしている動きで、自民党の中で絶対の力を持っていく経世会の思惑通りに日本を操っていたことになる。
私もうっかりしていたことに、数年前まではそうした支配構造について深く考えなかったが、知ってみれば恐ろしい構造である。経世会もそれ自体の判断で動くわけではなく、その経世会に指示を出す力が極東に、そしてアメリカにある。詳しいことは述べないが、その辺りのことに興味をお持ちの人は、ネットなどを活用して調べてみて欲しい。
小沢さんにかけられた疑惑そのものの話はここまでにして、この先は、小沢さんへの制裁を求める議決をした今回の検察審査会についての疑惑について話すことにする。時間にして【17分30秒】ぐらいから。
東京地検特捜部が小沢さんを起訴することを諦めると、市民団体が検察審査会に不起訴処分は不当だとして申し出をし、2度の議論の末、「起訴相当」の議決を勝ち得たわけだが、この審査会を巡っては、いろいろと疑問の声が挙がっている。
これに参加した審査員はどんな人だったのかや、何回ぐらい議論をしたのかなどいろいろあるが、わかりやすいところでは、審査に参加した11人の平均年齢【30.90歳】は若すぎるのではないか? と疑問の声が挙がり、私も同様の疑問を共有している。
議決の結果は、なぜか議決されたとされる日から20日後の今月4日にあったが、その報道で平均年齢が知らされたことで、審査会事務局には若すぎる年齢の問い合わせが相継いだそうだ。
この平均年齢のあまりの若さは各方面に波紋を広げ、今発売中の『週刊朝日』で、数学者の芳沢光雄さんが、“数学博士”の立場からこの審査会に物申している。
この審査員は、選挙権を持つ市民から無作為に11人選んだそうだが、選挙権を得る20歳から、上は70歳までとしているそうで、そうした年齢を平均した場合、たしかに【30.90歳】というのはたしかに若すぎるように思う。
芳沢さんが独自の方法で、平均年齢が【30.90歳】以下になる確率を計算したところ、その確率はなんと【0.12%】だったそうである。【1%】が100分の1なので、【0.12%】は1000分の1ぐらいになってしまう。芳沢さんがおっしゃることには、コイントスをして、10回続けて表が出るのに近い確率だそうである。
比較のために別の事例の平均年齢を紹介しておくと、「JR宝塚線脱線事故」の審査会に選ばれた審査員の平均年齢は、1回目が【47歳】、2回目が【53歳】だったそうだ。また、「鳩山偽装献金事件」の場合は【52歳】で、いずれも40歳代から50歳代で、これが妥当な平均年齢のように思える。
ちなみに、東京都の住民基本台帳(住民基本台帳ネットワークシステム)で確認すると、20歳から69歳(70歳以上には審査員を断る権利があるため)の人口は、今年の元日時点で【881万6990人】で、年齢を平均すると【43.659歳】になるそうである。
そうした反響があったことで、同事務局が再確認したところ、まことに都合よくミスが見つかったとの小さな記事が昨日(13日)の新聞各紙のに載った。
報道されたところによると、平均年齢を集計した担当の職員が単純なミスを犯し、審査員11人のところ、10人分の年齢だけを合計し、それを11で割ってしまって【30.90歳】という数字が出てしまったそうだ。
そのミスが見つかったということで、11人の中に加えることを忘れたもうひとりの審査員の年齢を加えて計算し直したところ、今回の審査を担当した審査員の平均年齢は【33.9歳】だったことがわかった、ということらしい。ただ、ひとりが頑張っても平均年齢を上げるのは難しく、【3歳】ほど上がっただけで、「若すぎるのでは?」という疑問を解消することにはつながらない。
私は計算が苦手だが、トークをしながら計算機を片手に計算をしてみた。
- 30.9×11=339.9
- 33.9÷10=33.99
- (339.9+34)÷11=33.990909
今回訂正された平均年齢は【33.9歳】だそうだが、計算の過程でその年齢が何度も出てくるのが奇妙に感じられないでもない。で、11人に加えるのを忘れていた人の年齢も加えなければならないが、その人の年齢も【33.9】に近い、おそらくは【34歳】で、このように【33.9】の数字が重なって登場する確率を数学者の芳沢さんに算出して欲しい思ってみたりもした。
その芳沢さんが算出のために用いた「中心極限定理」を応用して計算すると、小沢さんの1回目の審査会の平均年齢【34.27歳】の確率も【1.28%】だそうである。
そういう話を聞くと、小沢さんの審査をした審査員が「無作為に選ばれた」との説明がにわかに信じられなくなってくる。芳沢さんは半分さじを投げ、「本当に無作為に選ばれたとするならば、極めて珍しいことが起こったとしかいいようがありません」と感想を漏らされている。
私もそうだが、この検察審査会には腑に落ちないものを感じている人が多いのではないか。いっそのこと、今回の審査会に参加した審査員を審査にかけ、議論してみたいほどである。
以上、今回は、昨夜に一度トークし終わっていた分のファイルを誤って削除してしまい、もう一度朝にトークし直して更新した。昨夜と今朝のトーク、どちらが良かったかは自分でもわからないが、トークし直して良かった、ということにしておこう。
小沢さんの検察審査会に参加した審査員の平均年齢が再度訂正されて【34.6歳】になったそうだ。その理由は、議決をした時点で計算し直したため。見苦しいほど平均年齢の“底上げ”をしているが、こういうことをすればするほど、疑惑は深まるように私は思う。議決のために要した期間は約2カ月と聞いているが、その間に何人の審査員が誕生日を迎えたのだろうか?