新型コロナウイルス(COVID-19)の出現と流行は謎に満ちています。それだから、あまりにもタイミングよく出てきたCOVID-19の正体を疑い、陰謀論と思える見方が出てきても仕方がない面があります。
そういう私も、世間では陰謀論で片付けられるような見方があり、今はそれに偏った側から今の騒動を眺めています。
その一方で、常識的な考えから一歩も出ようとしない人は、権威筋から出る話以外は一切受け付けない態度です。
ただ、一時は”理系女の星”とマスメディアが煽りに煽った小保方晴子氏騒動の顛末を持ち出すまでもなく、あとになってみれば、どうしてあんな馬鹿話に騙されたのだろう、ということはよくあります。
今日の日経新聞2面に「コロナ『人為説』否定多く ウイルス全容解明には時間」という記事があります。COVID-19は人為的に作り出された悪魔のウイルスではないのか、といった陰謀論を打ち消すために書かれた記事という印象です。
具体的な内容は記事で確認してください。私はこの記事を読んで、科学のことは知らない個人が素朴に思ったことを書いておきます。
科学界でトップレベルの権威を持つのであろうフランスのパスツール研究所や国立科学研究センターの研究者が、COVID-19を自然界で発生したウイルスと見ている、と記事で伝えています。
今回の騒動(私は「騒動」の考えを持っています)が報じられ始めた頃、感染者が多く発生した中国・武漢にある武漢華南海鮮卸売市場で食用に売られていた野生のコウモリがCOVID-19に感染し、それを食べた人間に感染が広がり、人から人へ感染が広がっていった、と報じられました。
この現象を科学の専門家が疑わず、はじめに報道された経過で現在の感染拡大につながっていると考えていることになります。
疑い深い私は、素直には頷けません。
国内で鳥インフルエンザや豚熱(豚コレラ)が発生した時のことを思い出してください。国内で飼育されている鶏や豚に鳥インフルエンザや豚コレラの感染が確認されたなら、そこで飼育されている鶏や豚は、感染拡大を防ぐためとして、大掛かりな殺処分をされます。
それを野生に生息するコウモリに当てはまたらどうなるでしょう。
野生のコウモリに感染が広がり、それが人間世界で感染拡大するのを防ぐため、全て捕まえて殺処分する必要があるのではないでしょうか。
既に書きましたように、私は科学の世界的な権威の説は素直に頷けませんが、その筋の説を受け取れば、そういう理屈になります。
本コーナーでは前回もCOVID-19について書きましたが、そこで紹介したジュネーヴ発共同通信の記事には、「ウイルスがコウモリからタケネズミやアナグマ、ヘビ、センザンコウなどの食用動物を媒介にして感染した可能性がある」とも書かれていました。
これを素直に信じれば、COVID-19の感染はコウモリだけでなく、多くの野生動物にも広がっていることになります。
聞くところでは、中国では、食べられるものであれば何でも食べる習慣があるそうです。であれば、上で挙げた動物も食用にした人がいるかもしれず、そこからウイルスが人間に感染している可能性は消えません。
だからといって、それらの野生動物を捕まえられるだけ捕まえて処分することは不可能に近い話です。
科学界のお偉いさんが主張するCOVID-19自然発生説を有り難く拝聴する限り、感染拡大を防ぐことはまずもって不可能で、人間の世界に無限に感染が広がることを許容しなければならなくなります。
野生動物を、感染拡大目的で、全て殺処分することなど到底無理なのですから。
そんな、ある意味絶望的な状況の中、中国からは次のような報道がありました。
中国当局が発表する数字は信じられないという批判を別にすれば、感染源と見られていた中国で、COVID-19の感染拡大がほぼ止まりつつあることになります。
この報道を、COVID-19は以前発生したウイルス説を決して譲ろうとはしない科学界の権威は、どのように受け止めるでしょう。
既に書きましたように、人間にCOVID-19を感染させたのは、中国に生息する野生動物になります。そのように疑われるCOVID-19のウイルスを持つ動物は、今も無数に生息しています。
中国全土にあるであろう海鮮市場は、野生動物を仕入れ、店先に並べるでしょう。それを買って帰った中国人が食べ、その動物がCOVID-19に感染していれば、そこから人間へ感染します。
それなのに、中国の感染者が劇的に少なくなりました。野生動物は今まで通りに生息しているのにです。
COVID-19は自然発生したウイルスの説を採る科学界の権威は、この現実を、科学は専門外の個人に、どのようにわかりやすく説明してくれるのでしょうか。
連日の報道を見る限り、人間の世界におけるCOVID-19の感染力には目を見張ります。それが、野生動物で行っていないことは想像できません。
個人的な無責任な考えを書いておけば、世界の国々で実施されているPCR検査の精度を疑ってみる必要があると考えています。理由は、本コーナーの投稿に載せた動画で紹介されています。
科学には素人の私が、ある調査方法を思いつきました。その意志があり、行動力がある人は、野生動物が生息する中国へ行き、たとえばコウモリを捕まえることをしてください。
それを研究施設へ運び、PCR検査をするのです。人間用の検査設備が動物にも有効なのか私は知りません。もしも有効であれば、捕まえて検査したコウモリが、COVID-19に感染しているかどうかの確認ができます。
検査する動物を、タケネズミやアナグマ、ヘビ、センザンコウなどに広げ、また、検査する個体の数を増やせば、どの程度まで感染が広がっているかのデータが得られる可能性があります。
また、陽性が確認された動物を解剖し、どのような症状を発症しているか、調べるのも重要です。
最近になって、COVID-19が「新型肺炎」と診ることに疑いを持つ専門家が出始めました。
具体的に、感染者が血栓の症状を起こしたことを報告する医師がいることがわかっています。
これらのことにつきましては、次回の更新で取り上げることも考えています。
このあたりの病状は、それこそ科学界や医学界の権威筋も、頭から否定することはないでしょう。その方面からCOVID-19を探ることで、その正体が明らかになるかもしれません。