ちょっと乱暴ですが、人間をふたつのタイプに無理矢理に分けるとすれば、あなたならどんな基準で分けますか?
本日分で、私は「出たがる人間」と「出たがらない人間」に分けてみました。この基準で分けた場合、私は疑いようもなく「出たがらない人間」になります。とにかく目立つことが大の苦手です。これは子供の頃から一貫しています。
他人(ひと)よりも前へ前へ出たがる人間は必然的に目立ちます。人生に成功も失敗もありませんが、何かと注目されることが多い人間を“成功”と捉えるのなら、目立つ人間がそれをつかむ可能性が高いでしょう。上から何かが落ちてくるとき、誰よりも腕を高く突き上げた人がそれをつかみ取る可能性が高いのと同じ理屈です。
私は昨日の午後6時台、典型的な出たがり人間を見ました。その人を見たのは、久米宏さんと檀蜜さんが司会を務める「久米書店 ヨク分かる!話題の一冊」というテレビ番組です。
この番組をご存じでない方が多いと思いますので、番組の内容を簡単に説明しておこうと思いますが、番組タイトルからだいたいイメージできますでしょうか(´・ω・`)?
久米さんが久米書店の店主、檀蜜さんがそのお店の店員という設定で、毎週一冊ずつ話題の本を取り上げ、その本の著者をゲストとしてお招きし、本に書かれていることを根掘り葉掘りお訊きするという内容です。たしか、今年の4月に始まった番組で、本サイト内で私が個人的に興味を持った番組を紹介しています「私のTV指定席」(現在は「テレビ番組」)でも、放送があるときはピックアップしています。ただ、見たくないときはパスします。
この番組は昨日の午後6時から放送になりまして、今回のゲストが出たがり人間の方でした。
今回も一応録画してあとで確認しようと考え、自分では録画予約を済ませたつもりでいました。私は午後5時台から、オーディオで音楽を聴いていました。それは午後6時台に入っても続いていました。ということは、裏でその番組が自動で録画されているハズです。が、録画実行されていないことに気がつきました。時刻にして、午後6時10分ぐらいでした。
録画予約をしたつもりが、忘れていたのでしたf(^_^) ということで、その時点で音楽を聴くのをやめ、番組をオンタイム(←「番組が放送されている時間」というような意味で遣っています)で見つつ、同時に残りの分の録画も始めました。
今回の話題の一冊は、『脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』で、お書きになったのは脳科学者の中野信子さんです。
彼女の本が新聞の広告に載っていることがあり、私はその広告に添えられた写真で中野さんを認識していました。動く映像としては昨日始めて見ました。が、写真のイメージと動く映像では大きなギャップがありました。髪型が違っていたことも大きかったでしょうか。
何といっても目につくのは超ミニスカートです。店員の檀蜜さんよりもスカートの丈が短く見えます。このような服装を選んで番組で出演されることからして出たがり人間です。自分が注目されるような服装を選び、服装だけからも注目を得たいのであろうことが想像できるからです。
そして中野さんのしゃべり方も出たがり人間を象徴しています。正直いいまして、長い時間彼女の話を聞きたくないような話し方です。きき手の久米さんと檀蜜さんもそのような印象を彼女に持ったのかどうか、一歩引いて話を聞いている、ように私の目には映りました。
そんな久米さんと檀蜜さんの態度には気づかず、「私の話を聞いて、聞いて」といった感じで中野さんの話が続きます。
この番組は午後6時54分頃まで続きますが、私は本サイト内の“天気コーナー”「空模様でボ・ソ・リ」(現在は「天気」)の更新の参考にするため、午後7時前になりますとNHK総合で放送になる気象情報をチェックする都合があります。昨日も裏で久米さんの番組を録画しつつ、午後6時45分からは気象上の前に放送になる関東ローカルニュースにチャンネルを換えました。
“天気コーナー”の更新を終え、途中まで見ていた久米さんの番組にゲストで出演されていた中野信子さんの続きの話をチェックしました。が、番組のあとの方で録画が終わっていました。その部分以降は録画に失敗したようです。
ということで、尻切れトンボのように終わってしまい、どんな形で番組が終わったのかわかりませんが、きき手の久米さんと檀蜜さんは、番組の収録が終わったあと疲れがドッと出たかもしれません。
前回か前々回の放送の中でだったと記憶していますが、檀蜜さんは「苦手な人がゲストの時は無愛想になります」と話していました。中野信子さんがゲストだった今回、私は途中だけ見ましたが、そこに映る檀蜜さんは、どこか無愛想に見えました。
テレビの番組に映る中野信子さんだけで彼女の全てを判断するわけにはまいりませんが、番組で私が受けた中野さんの印象は、本日分の分類基準にしています「出たがる人間」そのものに感じました。その反対の傾向を強く持つ私は、同じ空間に最も一緒にいたくないタイプの人間です。